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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

齊藤なぎさ(=LOVE、愛称:イコラブ)が「痛快TV スカッとジャパン」(フジテレビ、2018年6月11日)におけるショートショートスカッとに出演して、twitterフォロワーが激増したこと

齊藤なぎさ=LOVE、以降はイコラブ)が「痛快TV スカッとジャパン」(フジテレビ、月19:57~)の番組内ドラマ(ショートショートスカッと④)「カバンで席取りオンナ」に女子高生役で出演しました(2018年6月11日)。

ドラマの舞台ほぼ満員の朝のバスです。やがて、空いている席は、語り手の女性が座る二人がけシートの通路側だけになります。

すると、その席にスクールカバンが投げ込まれます。もちろん、席をゲットするためです。

そのカバンに施されていた装飾は、今風の女子高生にとっては可愛げのあるものだと思います。でも、彼女に好意を持たない人の場合は、ややマイナスの印象を受ける可能性がものであり、これまでの展開を観ていた視聴者の多くはそうたっだかもしれません。

カメラが女子高生(齊藤なぎさ)を写すと、ピングの大きなヘッドフォーンをしていました。かわいいことは確かです。でも、好意を持たない人の場合は、マイナスの印象を得る可能性がある今風の風体と所作でした。少なくとも、良いところのお嬢さん学校の生徒には見えませんでした。

女子高生の行為に、その女性は呆れて注意しようかなぁと思います。本来ならば席を得ることができたと思われる男性も、「ちょっと、いくらなんでもそれはないよ」と苦言を呈し始めようとします。

年配の女性がかなり苦労してバスの乗車口を登って来たのは、その時です。そして、女子高生が駆け寄って、彼女をいたわりながら席に誘導すると、成り行きを注視していた乗客は、彼女の意図を察します。

年配女性が無事に席についたことを確認すると、女子高生は、男性にカバンを投げたことを詫びます。すると、男性は「大丈夫です」と了解の意を示します。ドラマは語り手の女性が「見た目で判断してしまった自分を反省…かつスカッとしました」と述べるところで終わりました。

ちなみに、女子高生を演じた齊藤なぎさは、実際には中学3年であり、14歳です。


ショートショートスカッと」は1分間のドラマであるので、彼女が映された時間は僅かでした。しかしながら、彼女に好感や興味を持った人は少なくなかったようです。このことは、彼女のtwitterのフォロワー数がかなり増えたことからも分かります。

齊藤なぎさのフォロワーは、最近5日間(6月5日21時~)では、1日あたり200人増えていました。このことを割り引くと、放送からほぼ72時間後である6月14日の20時頃(フォロワー数:約54100人)までに、約5850人のスカッと効果があったと推測されました*1

このようなフォロワー数におけるブーストが起きたのは、齊藤なぎさにおいて初めてでした。それだけでなく、イコラブメンバー12人においても初めてでした。


彼女のtwitter(去年の8月に開設)のフォロワー数の推移を2つの折れ線グラフに表しました。上図はほぼ全期間(去年の9月16日以降)にわたるものであり、下図は最近の2ヶ月における詳細です。なお、データは21時少し前に時間的に余裕がある日に記録しています。


上図からは、3月から4月の間では、フォロワー数の増加が鈍くなっていたことが分かります。この時期には彼女の強みが生かされなかったためです。


イコラブでは、イベントの際にカメコさんが撮影した写真が拡散することがファンを増やすことに役立っています。彼女はフォトジェニックなので、最もその恩恵にあずかるメンバーです。

写真はそれを掲載したカメコさんのtweeetとそのRTだけでなく、2から4枚をセレクトした人によるtweetとRTによっても広がります。それらの人たちには、メンバーやプロデューサー(指原莉乃)、ファンなどが含まれます。

それらの写真は、掲示板に貼られるが多いようです。場合によっては、まとめサイトにまとめられ、tweetやそのRTによって更に拡散されます。


残念ながら、3~4月においては、多くのカメコさんが十分に活躍できるイベントがありませんでした。

齊藤なぎさのフォロワー数の増加を再び活性化したものは、サードシングル「手遅れcaution」のリリース直前SPライブイベント (5月4~6日、銀河劇場)における写真です。このような大きな増加はこの際を含めて、スカッと効果が起きる前まで3回起きています(5月4~6日、5月21日、5月31日~6月1日)。効果をもたらした写真には、ライブ付きの握手会*2ダイバーシティ東京[5月20日]など)において撮られた写真も含まれます。


この3つの増加に比べると、今回のブーストは度合いが大きいです。地上波テレビ番組は多くの人が観るので、齊藤なぎさの情報が今まで届かなかった人にも届いた可能性があります。

しかしながら、たった1分のドラマですので、普通ならば見逃してしまう、または、観たとしてもすぐに忘れてしまうことが多いと思います。それにもかかわらず、効果を及ぼす人の数が少なくなかったことには、プロデューサーである指原莉乃による貢献が多いです。もちろん、イコラブのメンバーやファンのtweetによる効果も大きかったです。

指原莉乃の具体的な貢献は、twitter(フォロワー:約220万人)による巧妙な告知と、番組への出演者としてのアシストです。


彼女の告知によって、フォロワーで「痛快TV スカッとジャパン」を視聴した人の多くが、齊藤なぎさが出演した場面を見逃さず観た可能性があります。それから、いつもよりもこの番組を観るフォロワーの割合は多かったと思います。

具体的には、彼女による通知tweetは以下のようでした。

【6月6日】
14時18分: これ今からの収録でみるんですけど😩めちゃ緊張するんですけど😩 #スカッとジャパン #イコラブ #齊藤なぎさ___齊藤なぎさ=LOVE)初出演という記載がある「ショートショートスカッと」についての内部資料の画像付き。関係ない部分は見えないように処理)
___
14時22分: 言っても大丈夫みたい😩よかた😩あぶね〜

___
【放送当日】
19時32分: 今日のスカッとジャパンに =LOVEのなーたんこと齊藤なぎさが出演します!ショートスカッとなので番組の前半、お見逃しなく!プロデューサーも頑張って喋ってます! 15歳!ごりごり美少女!#スカッとジャパン #イコラブ #齊藤なぎさ #なーたん___齊藤なぎさの4枚の写真付き)
___
19時43分: なーたん14歳なの、、? #イコラブ #スカッとジャパン
___
20時01分: なーたん 14歳だったので訂正ツイート。。 #スカッとジャパン #イコラブ #齊藤なぎさ #なーたん___齊藤なぎさの4枚の写真付き)
___
20時05分: なーたん!! 14歳!なーたん!! #スカッとジャパン #イコラブ #齊藤なぎさ

指原莉乃齊藤なぎさの年齢を知らない可能性は極めて低いので。あえて間違えたのだと思います。その傍証は、訂正tweetに掲載した4つ写真が、最初の4つと全て違うことです。間違えたことによって齊藤なぎさが14歳であることを印象づけることができましたし、間違いを口実にしてさらに写真を送ることができました。


さて、私は指原莉乃齊藤なぎさをアシストする機会を得ることは、よほど上手くやらないと難しいかもしれないと思っていました。この番組に時々出演する丸山桂里奈が、ショートショートスカッとにおいて初めて演じることに分かっていたからです。

しかしながら、指原莉乃は予想以上に上手かったです。丸山桂里奈の初演技に話が振られ、さらに、番組初出演の加賀まりこに話が振られても、彼女がアシストした部分が放送されたからです。


指原莉乃におけるコメントは以下のものです。

カバンでこうやって[投げるポーズ付き](席を)とる女の子いたじゃないですか。私がプロデュースしているグループの女の子なんですよ。
(画面には、齊藤なぎさが映されており、=LOVE 齊藤なぎさという文字での記載が含まれている場面の静止画画像がしばし映される。)
オーディションの時から知っているので凄く緊張して観ていたのですけど…。
こんなにスカッとジャパンで緊張するなんて、横に山Pがいる時以来。

彼女が山P(山下智久)の隣の解答席に座していたのは、2017年7月9日の放送回であると推測します。この回に彼は、7月17日から始まる月9の主演ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」(2017年7~9月)の番宣も兼ねてゲスト出演しました。なお、月9ドラマは「スカッとジャパン」のすぐ後に放送される放送枠です。

ちなみに、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」の10回にわたる平均視聴率は14.78%であり、2015年以降の月9ドラマでは最も高い視聴率です。もし、フジテレビの人がこのことを認識しているのならば、カットは難しかったと思います。

だだ、彼女がそこまでデータを調べて、山Pが関係するエピソードを持ってきたかは分かりません。ほぼ確実なことは次の2つのことだと思います。1つは、彼女が山Pの隣に座した際に本当に緊張したと思われることです。もう一つは、彼女が山Pのファンが温厚であることを理解していたことです。

タレントにとって、他のタレントがプラスになるように言及してくれることは嬉しいことです。実際に、twitterで観測する限り、山Pのファンは喜んだようです。でも、特に若いアイドル視されるタレントのファンには、そうは思わない人が多い場合があります。


結果として、齊藤なぎさは1分間の出演以上の注目を得ることができました。

放送後に彼女は、以下の報告tweetをしました(画像からリンクあり)。キャプチャー時(2018年6月13日23時過ぎ)では、15580のいいねと、2702のRTを得ています。彼女のtweetとしては、最上キュン*3の反響だったのではないかと思います。




【本記事に関係する外部の記事】
mdpr.jp
realsound.jp



ーー以上ーー

*1:記載を「放送からほぼ60時間後である6月14日の8時(フォロワー数:53264人)までに、約5100人のスカッと効果があったと推測されました」から変更

*2:全国握手会

*3:イコラブのデビューシングル「=LOVE」[2017年9月6日発売]の歌詞の一部をリスペクトして使用

メンバーが助けに行く「樹愛羅、助けに来たぞ」(=LOVE、サードシングル「手遅れcaution」c/w)のMV、そしてカメコさんのお陰でもあるイコラブ  #イコラブ #齋藤樹愛羅

アイドルグループ=LOVE(以下、イコラブ)の「樹愛羅、助けに来たぞ」(作詞:指原莉乃、作曲、編曲:前山田健一)のMVが公開されました(2018年5月16日)。


この曲は、サードシングル「手遅れcaution」(5月16日発売)のカップリング曲です。このMVは、もう一つのカップリング曲「部活中に目が合うなって思ってたんだ」(右下)のMVと同じく、YoutubeにおけるPR用の名目で作られました。CDパッケージに含めるような代物を作るの予算はカップリング曲にはなかったようです。
___ 

2つのMVは、予算がないことを方便にしてリップシーンのみで作られ、逆に印象的なMVとなっています。凝ったMVとは違ってメンバーがソロでバストアップで代わる代わる映されていることも併せて、好評のようです。


指原莉乃によりプロデュースされたこの曲は、内緒で日本の平和を守っている正義の乙女である樹愛羅を仲間が助けに行くものです。主人公はもちろん、齋藤樹愛羅(イコラブ)であり、助けに行くのは他のメンバー11人です。


“助けに来たぞ”は、カメコさんが写真を取りに行く際にtwitterで叫ぶ言葉であると、アイドルのファンの一部には知られています(メディアでの露出が多い超大手アイドルのファンは除く)。

イコラブでは、イベントの後にカメコさんがtweetする写真が拡散されることが、有効なプロモーションとなっています。指原莉乃は以下のtweetにおいて「イコラブは本当にカメコさんで成り立ってる現場だなあと思う。」と記しています。
https://twitter.com/345__chan/status/993097665066950657

カメコさんが助けに来てくれた効果は、twitterのフォロワー数の増加にも現れます。右図のフォロワー数の推移(大谷映美里齊藤なぎさ)では、「手遅れcaution」リリース直前SPライブイベント(5月4~6日、銀河劇場)と全国握手会(5月20日ダイバーシティ東京 )における効果を見て取れます。

5月20日のイベントの後には、指原莉乃が写真をセレクトして2つのtweet*1をしたことが効果を増強しました。前者のtweetは約3000のRTと約25000のいいねを得ています。
https://twitter.com/345__chan/status/998381566442192896 (大谷映美里齊藤なぎさ
https://twitter.com/345__chan/status/998381190909325313 (髙松瞳、齋藤樹愛羅大場花菜音嶋莉沙


銀河劇場においては、教室における寸劇(教師:音嶋莉沙)から「樹愛羅、助けに来たぞ」が披露されたようです。振付を担当した新垣寿子は、「この曲です!私が初めて爆笑しながら振付した曲^ ^ 樹愛羅ちゃんもみんな可愛い」とtweetしています。
https://twitter.com/hisako88arakaki/status/996952427067658240

振付では、樹愛羅の任務は馬跳びで表されているのだと思います。彼女が馬(数人のメンバー)を飛ぶ際には、残りのメンバーと観客の大きな応援を得たようです。


MVでは、樹亜羅を11人のヒーローが応援しに行く形になっています。各々は白いTシャツの上にデニムのようなジャケット(濃青or薄青)を纏い、マフラーをしています。マフラーの色は戦隊ヒーローのように様々です【説明*2】。なお、樹亜羅はピンク色のコートを纏っており、マフラーは白です。


11人はそれぞれの得意技があるようです(MV監督のZUMIが指定したらしい)。分かりやすいのは、大谷映美里のピストル(右下)、齊藤なぎさの手裏剣(左下)、音嶋莉沙の超能力(少し下で図示)です。
 


MVの最初では11人が代わる代わる映され、歌詞によって樹亜羅の基本的な設定を理解できます。この後、メンバーが名前の表示と共に映されることは、メンバーの紹介として有用です。そして、樹亜羅が攻撃を受け始めると(アニメ的に表現)、11人が助けに駆けつけます。

([左上]攻撃を受ける樹亜羅、[右上]超能力によって彼女の窮地を伝える音嶋莉沙

(助けに行くメンバー。[左上]髙松瞳、[右上]野口衣織。他のメンバーの走る姿は省略)


歌詞はメンバーの友情と結束を描いています。戦隊ヒーローものイメージのみにとらわれることによって、見逃してしまう人がいらっしゃるようなので残念です。

樹亜羅が「雨だって、雪だって、頑張ってきた。だけど、私、孤独にやられて負けちゃいそう」という心的状況 [モノトーンの画面で表現]となると(左下)、駆けつけた11人が「樹愛羅(右下[髙松瞳])、助けに来たぞ(左最下)」と周りから叫びます。すると、彼女の気持ちは持ち直し、「気づいたよ。ありがとう、私は一人ではないのだ…」と歌い始めます(右最下)。
 
 


この場面を見ると、3月の定期公演が台湾で行われた際に、カメコさんによる写真が流れてきたことを思い出します。

3月から4月の初めはイコラブからファンが離れる可能性があった時期でした。セカンドシングル(2017年12月6日発売)の題材がクリスマスであったために通常よりは賞味期限が短かったにもかかわらず、サードシングルまでの間が空いたからです(5ヶ月10日)。それだけではく、定期公演(月一度)が国内でなく台湾で行われ、このためか、通常とは違って中継がありませんでした。カメコさんの写真が流れてこなければ、イコラブにって厳しいことになったかもしれません。


さて、超能力を有する設定であると思われる音嶋莉沙は、写真を撮るようなポーズをしています。カメコさんはイコラブ界隈では優れた写真を取ってくれることによって敬意を持たれているので、異能の人達と見なされているということなのかもしれないと一瞬だけ思いました。


ーー以上ーー

*1:違う形ですが瀧脇笙古の写真のtweetもあり

*2:髙松瞳:赤、齊藤なぎさ:ピンク、野口衣織:黒、山本杏奈:オレンジ系、瀧脇笙古:緑、大場花菜:ゴールド、佐々木舞香:青系、佐竹のん乃:オレンジ系、諸橋沙夏:シルバー、音嶋莉沙:青系、大谷映美里:紫

「部活中に目が合うなって思ってたんだ」(イコラブ[=LOVE])のリップシーンのみのMVがシンプルで新鮮であり、本来のMVのあり方を呈しているように感じたこと[サードシングル「手遅れcaution」c/w]

女性アイドルグループ=LOVE(以降、イコラブ)のサードシングルCDのカップリング曲「部活中に目が合うなって思ってたんだ」*1のMVが公開されました(2018年5月7日の夜)。なお、CDの表題曲は「手遅れcaution」であり、5月16日に発売されます。


曲は8月の爽やかなラブソングであり、主人公はある女の子に片思いをしている男の子です。彼は、遠くから眺めていただけであった女の子に水飲み場で偶然に遭遇する僥倖に恵まれたのですが、初めてのときめきに戸惑ってしまい好意的認知を得るに留まってしまいます。途中を省略すると、曲の最後には「僕から話しかける」いう決心に至ります。

曲はイコラブのプロデューサーである指原莉乃がプロデュースしたものす。彼女による歌詞には瑞々しさが溢れています。その瑞々しさが、彼の好意が報われてほしいという気持ちを私にもたらしました。

彼女の今までのプロデュース曲と同様に、音への言葉の載せ方上手く、彼女の意向に沿ったアレンジには躍動感があります。なお、秋元康が作詞したと勘違いしている人もいるようですが、還暦を迎えた彼には、ど真ん中への直球で勝負できるだけの球威はないのではと私は思っています。


MVはリップシーンだけです。でもそれが、かえって効果的になっています。具体的には、曲を口づさむメンバー12人が歌割りに合わせて代わる代わる一人づつバストアップで映されています。

メンバーは自然なフリで自分のパートを表しています。これは振付師によって施されることが多い日常ではされないような動きとは違います。そして、カメラは、彼女達の表情と自然なフリをより良く捉えるために控えめに軽やかに動き、違和感を感せない心地よさを感じます。

彼女達はこちらの方を見て口づさんでいるので、表情が分かりやすいだけでなく、メンバーと目が合っているような錯覚を覚えることもあります。「目が合う」という意味において、このMVは曲の主旨に合っているように思います。


このMVは評判がとても良いです。構成からセンターは髙松瞳であることは分かるのですが、彼女の映りは突出してはおらず、どのメンバーもほぼ均等に映されていることも一因になっていると思います。これを可能にしたのが、指原莉乃によってされていた歌割りです。

それから、このMVを通じて、MVと振付の最も重要な役目は曲の良さを伝えるであることを再認識できたという意味において、好感を持った人もいるようです。最近は、ダンスとしての振付や、映像作品としてのMVが多いようだからです。

それらのことは、もちろん、エンターテイメントとしてはプラスになるのだと思います。しかしながら、全ての曲に一様に必須であるわけではありません。そのように思い込んでそれ以外を否定する人を見かけることが時々あるのですが、私は違和感を感じます。

とはいえ、このMVがCDパッケージに含まれるMVがであったならば、批判を被る可能性があったと思います。そうならなかったのは、このMVが通常とは違って、Youtubeで公開してCDのPRをすることを意図して作られたからです。CDに含まれていなくても、MVがあることよって、ごにょごにょして得たものを鑑賞しなくてもよくなりますし、薦めやすくもなりますので、ファンにはありがたいと思います。

この辺の事情を指原莉乃は以下のようにtweetしています。

イコラブのカップリング曲 「部活中に目が合うなって思ってたんだ」リップMVが解禁されました〜 今回はカップリングMVがつくれなかったのでリップverをyoutube用に製作

https://twitter.com/345__chan/status/993462325268041729

制作費の都合でMVがつくれなかったんですが、youtubeでのPR用に、と私の希望をスタッフがしっかり再現してくれました!ドキュメンタリーチームにマジ感謝卍

https://twitter.com/345__chan/status/993462327713320960

CD「手遅れcaution」に収録されている3曲は、いずれも趣きがかなり違います。「部活中に目が合うなって思ってたんだ」が「明」であるなら、表題曲である「手遅れcaution」は「暗」です。

もう一つのカップリング曲「樹愛羅、助けに来たぞ」は、タイトルと作曲者がヒャダインであることから想像される通りの曲です。このような様々な趣きの曲があり得ることは、プロデューサーがセンターだけでなく全てのメンバーのそれぞれの個性を活かしたいと考えていることの反映だと思います。


CDパッケージに含まれている意味のMVが存在するのは表題曲だけです。そのMVは印象的でああり、イコラブメンバーの演技力が遺憾なく発揮されています*2。しかしながら、印象が強いことは、曲のイメージが固定化されてしまう可能性も孕んでいます。

これに対して「部活中に目が合うなって思ってたんだ」においては、想像において自由に羽ばたくことができます。普通のMVであったならば部活が限定されることもあったと思うのですが、このMVではそのようなことはありません。


CDに収録されていないことをアドバンテージとすることは、マイナスをプラスに変える「逆転力」ともいえます。これが、指原莉乃が成功した要因の一つであると思います。

今回のMVは彼女が、HKT48のはじめてのコンサートツアー「HKT48 九州7県ツアー 〜可愛い子には旅をさせよ」(2014年1~3月21日) のセットリストの最初に「ザ☆ピ~ス!」(モーニング娘。)を持ってきて、多くの人を驚かせたことを思い出させました。AKB48系のグループはコンサートなどにおいて、秋元康の曲以外を歌うことはなかったようですが、彼女はHKT48は持ち歌が少ないという理由付けで可能にしました。

ラジオで流されただけであった「部活中に目が合うなって思ってたんだ」がステージで初披露された『「手遅れcaution」リリース直前SPライブイベント』(5月4~6日、銀河劇場、全5公演)においても、彼女のセットリスト(カバー曲を含む)は威力を発揮しました。カバー曲の選択が良かっただけでなく、3パターンのセットリストは、少なくないファンの複数公演への参戦を促したようです。

twitterを参考にして判断すると、カバー曲で最も注目されたのは大谷映美里がセンターを務めた「ジッパー」(NMB48 チームN 3rd Stage)のように見えました。サイドを務めた音嶋莉沙佐竹のん乃も大きな自信を得たようでした。これまでとは違う、セクシーでありながらも可愛い曲を演じられたことと、カメコさんが撮影した多くの写真がtwitterで広まったからだと思います。


披露された「部活中に目が合うなって思ってたんだ」においては一部のメンバー(センターであった髙松瞳など)は、部活はテニス部と指定されたようですが、その他は各自の最良に任されていたようです。ちなみに、瀧脇笙古は文化系の部活(料理部?)にしようとしたのですが、分かりづらいので帰宅部にしたそうです。

歌詞に「強い日差し照りつける校庭を走る君を見つけ」とありますので、女の子は運動部である可能性が高いと思います。でも、声量が必要な演劇部や合唱部である可能性もあります。ちなみに、齊藤なぎさが声量を増やすために歌いながら走っているという書き込みをネットで見つけました。

瀧脇笙古がステージでの披露において帰宅部としたことは、想像の翼を拡げやすくするために良かったと思います。なお、彼女は実際にはテニス部であったようです。実際に文化系部に所属していたメンバーとしては、齊藤なぎさが演劇部、諸橋沙夏吹奏楽部、音嶋莉沙茶道部であったと聞いたことがある気がするのですが、情報ソースを忘れてしまったので確認をとれませんでした(その程度の情報だと思ってください)。


ーー以上ーー

*1:作詞:指原莉乃、作曲:NaO/MATCH、編曲:古川貴浩、MV監督:ZUMI

*2:問題をあえて指摘するならば、髙松瞳がセンターであることが分かりづらいことくらいだと思います。

何故、=LOVE(愛称:イコラブ)には若い女性ファンが多いのか?[イコラブにおいて指原莉乃が描く世界は、年配男性プロデューサーが描く世界が少年漫画ならば、少女漫画]

女性アイドルグループ=LOVE(以降、イコラブ)には若い女性ファンが多いようです。

考えて見れば当たり前のことです。イコラブは13~21歳の女性から構成されるグループであり、プロデューサーが25歳である女性である指原莉乃だからです。指原莉乃は若い女性のリアルを理解しており、その彼女がイコラブに向けて曲を作っているので、若い女性に響くことも当たり前のことです。


それでは何故、女性アイドルグループに今までに曲を提供してきたプロデューサーのほとんどが男性なのでしょうか?例えば、秋元康つんく♂です。

秋元康は今年のゴールデンウィークで還暦を迎えます。そして、つんく♂はその10歳下です。したがって、彼らの曲が描く若者、特に女性は想像に基づくものです。もちろん、若者のあり方にはいつの時代でも変わらない普遍性があります。しかしながら、その時代を反映するリアルな部分を彼らが実感として感じることは難しいと思います。

このように、彼らが若い女性アイドルグループの曲をプロデュースすることには、ハンディがあります。でも、今まではそれに優るアドバンテージがありました。若い女性アイドルグループのファンのほとんどが男性だったからです。これらの男性ファンが女性アイドルグループに欲することを、男性プロデューサーが理解することは容易いです。


ところが、最近は若いファンにおける女性の割合が増えてきました。今でも、女性アイドルを疑似恋愛の対象として大量の金額を消費するファンにおいては、男性が多いです。しかしながら、ファンの数の割合においては女性がかなり増えています。

ちなみに、指原莉乃のファンは全体的には男性が多いですが、若い年代に限るならば女性が多いです。彼女がAKB48選抜総選挙において3年連続4回もトップとなれたのは、若くない男性ファンのお陰です。でも、彼女がタレントとして成功していることは、若い女性ファンの寄与が大きいです。

この変化は、男性プロデューサーが有するアドバンテージを減らし、女性プロデューサーが有するアドバンテージを増やしました。しかも、指原莉乃はアイドルとしてファンに接しているので、若い男性ファンが望むことも十分に理解しています。


年配の男性によるプロデュースの世界観と指原莉乃プロデュースにおける世界観はかなり違います。簡単に言えば少年漫画と少女漫画の違いです。このため、同じことを題材にしても曲、そしてMVなどを含む作品においてかなり違いが生まれます。

少年漫画における女性キャラは、少女漫画に比べるとプロトタイプ化されているように感じます。特に、ヒロインは理想化される傾向があります。これに対して、少女漫画における女性キャラは、リアルを反映して創造されていると思います。そうでないと、読者に受け入れられることが難しいからです。


少し話はズレますが、秋元康によるドラマ「マジすか学園」は女子校におけるヤンキードラマです。そこでは物理的な戦いが描かます。しかしながら、少女漫画におけるエグさは物理的ではありません。

秋元康は戦わせることが好きです。AKB48グループにおいてはメンバーを無用に競わせることをプロモーションに用いてきました。このことは、彼がプロデュースするアイドルオーディション番組「ラストアイドル」(テレビ朝日)にも継承されています。

この番組のファーストシーズンにおいては、ラストアイドルという名前でCDデビューさせるアイドルグループのメンバーを撰ぶためにバトルが行われました。そして、セカンドシーズンでは、CDデビューをしたグループ(LaLuceに後に改名)にバトルに敗れたアイドル候補達から作られた4グループを加えた5グループが、セカンドシングルの表題曲をかけて総当り戦のバトルを行いました(各グループの曲は異なるプロデューサー*1がプロデュース)。判定方式は秋元康流の不可解なものでした。相応しいグループ/曲を撰ぶよりもバトルを面白くすることに優先度があると思いました。

表題曲を獲得したのは彼がプロデュースした「君のAchoo!」(シュークリームロケッツ)でした。でも、最も視聴者人気を得たものは指原莉乃がプロデュースした「この恋はトランジット 」(Someday Somewhere)でした。

MVを観ると「君のAchoo!」は、年配の男性の女性アイドルに対する見方を反映しているように感じます。そこには、若い女性を不完全な存在であると見なすことが混入しているようにも見えます。これに対して、「この恋はトランジット 」は若い女性が好ましいと思うアイドル感を表しているように見えます。

再生回数は「この恋はトランジット 」の方が多いですが、この2曲を再生回数によって単純に比較することは難しいです。「この恋はトランジット 」の方がShort versionですが公開が早く、「君のAchoo!」はfull versionだからです。分かることは、「君のAchoo!」が、表題曲におけるマスコミなどの扱いから期待されるほどの再生数を現時点では得ていないことです(興味のある方は再生回数推移図を参照してください。)。


「この恋はトランジット 」は王道的なアイドルソングです。この意味では、イコラブのデビューシングル「=LOVE」(2017年9月6日発売)とセカンドシングル「僕らの制服クリスマス」(2017年12月6日発売)の表題曲と同系列です。
ちなみに、指原莉乃自身は、これらの曲に一度も“王道”という曲を使ったことはなないと思います。彼女の表現は、“普通の曲”(普通のアイドルソングという意味)というものです。

「僕らの制服クリスマス」は制服を着る年代の男の子を主人公にしています。同じ年代の若者に共感を得ただけでなく、既にこの年代が思い出になった人達にもこういうクリスマスを過ごしたかったという思いを抱かせたようです。

この男の子に感じる好ましさが何かであるについては、セカンドシングルの時点では実感としては分かりませんでした。それが分かったのは、サードシングル「手遅れcaution」(2018年5月16日発売)のカップリング曲「部活中に目が合うなって思ってたんだ」を聴いてからです。

この曲の主人公はとてつもなく爽やかです。曲の最後(以下に記載)を聴くと、彼の告白が成功してほしいと思わず願ってしまいます。

部活中に目が合うなって思ってたんだ。
神様のプレゼント、突然のときめき。
明日になったら僕から話しかける。
大事にしてた秘密の決心、ずっと好きでした。

この男の子の爽やかさは、少年漫画には存在するのが難しく、少女漫画にのみに存在しえるように私は思います。このような男の子に告白されたいという女の子の気持ちに応えるものが少女漫画だからです(例:「君に届け」の風早翔太くん)。これに対して男の子のリアルを反映する少年漫画においては、かえって難しいような気がします。


サードシングルもう一つのカップリング曲は、「樹愛羅、助けに来たぞ」(作曲:ヒャダイン)です。曲は、題名と作曲者から想像する通りの曲なので、指原莉乃の以下のtweetを紹介するに留めます。

ヒャダインさんに超絶感謝。。こんなに想像通りの曲が来るなんて!ヒャダインさんのおかげでスラスラ書けた〜!

https://twitter.com/345__chan/status/990216705660960769


表題曲である「手遅れcaution」は、これまでの表題曲などを「明」と表すのならば「暗」です。それから想像される世界の1つを描いたMV(三石直和監督)を観て、今までとの違いに驚いた人が多いようです(様々な少女漫画があるということです)。なお、セカンドシングルのカップリング曲である「記憶のどこかで」も「暗」なのですが、MVはありません。

「手遅れcaution」のMVは、(上の括弧で触れてしまったように)女子校を舞台に描く少女漫画的ドラマと説明すれば、若干の誤解は起きるかもしれませんが、分かりやすいと思います。描かれるものは恋愛事情であり、女子校という閉社会ゆえに起きえる可能性が高くなるものです。ちなみに、女子校においては、身近な者のほとんどが女性であり、男性はぼぼ男性教師だけです。そして、男性教師には独身だけでなく既婚者もいます。

MVが描く女子校には普通に波乱要素はあるのですが、教習が終わった教育実習生(大谷映美里諸橋沙夏)と生徒(他のメンバー)の談笑はなごやかです。男性教師が写す記念写真では、女生徒はできるだけ可愛く映ろうと努めます。もちろん、「マジすか学園」のようなヤンキー女子高生は登場しません。

女性徒の一部は教育実習生に憧れているようであり、自分も同じように母校に教育実習生として訪れることを夢みたかもしれません。今まで受け継がれたきた幸福な循環はこれからも続いたのかもしれません。でも、ある人物による黒い意図によってMVの世界は暗転します。

その人物が誰であり、何が起きたかを知りたい方は、MVを観ていだきたいと思います。

ブログ記事を終えるにあたって一つだけ追記しておきたいことは、MVではガラスは割れるのですが、割ったのではないことです。職員室にある写真を写したスマホを届けようとしたならば、ガラスが介在したので割れただけです。少年漫画のように、学校中のガラスを叩き割るような生徒はいません。何故、この記載が必要と感じたかについては、あえて説明をしません。


ーー以上ーー

“おかしさ”が面白さと混同されている秋元康プロデュースの世界(番組「ラストアイドル」)において、アイドルらしさが際立つ 『この恋はトランジット』(Someday Somewhere)

「この恋はトランジット」(Someday Somewhere)のMV(Short ver.)が公開されました。サムサムという愛称で呼ばれるこのアイドルグループは、ラストアイドルファミリー(後述)の一員です。そして、この曲は指原莉乃がこの曲限定でプロデューサーとなってプロデュースした曲です。

アイドルらしい良曲だと思います。「君のことが大好きと悔しいくらい叫ぶから」というフレースは脳内に残留しやすく、いつの間か口ずさんでしまいます。

アレンジも良いですし、言葉の音の音符への割り当てかたも上手いです。指原莉乃のプロデューサーとしての長所が余すことなく注がれている曲だと思います

この曲におけるパートは、メンバーに上手く割り当てられており、彼女達の各々の良さが引き出されています。そんなことは当たり前に思うかもしれませんが、例えばAKB48の曲において最も重要視されているのは序列を尊ぶことであり、必ずしもメンバーの資質や個性ではありません。

この曲は、元カレにふられてしまった女の子における、それでも彼のことを思う気持ちを明るく爽やかに描いています。上述のフレーズでは、"悔しいくらい"において含意されています。


この曲はSomeday Somewhereに宛てて作られた曲です。それを説明するためには、少しこのグループのことを説明する必要があると思います。

Someday Somewhereは、秋元康がプロデュースするアイドルグループのメンバーを撰ぶオーディション番組「ラストアイドル」の由来のグループです。この番組では、ファーストシーズン(テレビ朝日、2017年8月~12月)において選ばれなかった候補者から4つのセカンドユニットが作られ、このグループはその一つです。なお、この合計5グループをラストアイドルファミリーと呼ぶようです。

秋元康がプロデュースすることから容易に想像されるように、オーディションのあり方は無慈悲なものでした。例えば、Someday Somewhereのダブルセンターの一人である間島和奏は、初期メンバーでした。しかしながら、第10回において挑戦者に敗れたために、のちにラストアイドルと名付けられたグループの一員にはなれませんでした。

ラストアイドルはCDデビューし、そのCDではSomeday Somewhereを含めたセカンドユニットはカップリング曲を歌っています。なお、これらの曲は全て秋元康のプロデュースです。


ここまで説明すれば、「この恋はトランジット」がSomeday Somewhere、特に間島和奏に宛てて書かれていることを、多くの人は察すると推測します。曲の主人公の女の子が元カレからふられたことは、以前はセンターであった彼女がその座から降ろされたことに対応するからです。

さらに、「好きなあの子にもそんな顔してるの? 」という歌詞は、元カレが乗り換えた女の子と現在も上手く行っていることを意味しています。これは間島和奏の代わりにセンターになった者がその座をキープしてCDデビューに至ったことに対応しています。それから「あの日見捨てたことは忘れるわ」ということは、自分をセンターから外した審査員や秋元康を彼女が恨んではいないという意味に受け取れます。


曲には「この恋を諦めて他の人見つけたら拗ねてくれる?」というフレーズもあります。これは「ラストアイドル」の第2シーズン(2018年1月~3月)に該当することだと思いますので、さらに説明を加えます。

第2シーズンは、セカンドシングルの表題曲をラストアイドルセカンドユニット4組が競うものです。なお、1位となったグループ以外も、カップリング曲を担当することができます。

各グループは秋元康を含む異なるプロデューサーによってプロデュースされました。秋元康以外は、織田哲郎つんく♂小室哲哉指原莉乃です。Someday Somewhereにとっての他の人には、指原莉乃が該当します。"他の人見つけたら拗ねてくれる?"は、セカンドシーズンにおいて表題曲を獲得できたら…、というふうに読み取れます。

設定は、直接対決の総当たり戦の結果、3位までが決勝トーナメントに進めるというものです。そこでは2位と3位が対決し、勝者が1位と表題曲をかけて戦う権利を得ます。なお、勝敗が同じ場合には、全グループを対象に行われた視聴者投票において優ったグループが上の順位になります。

勝者を決める判定には4人のジャッジが関わります。しかしながら勝者は、番組運営が選んだただ一人の審査員の独断で決めるという不可解なものです。もちろん、勝者を決めた審査員とそれ以外の3人の審査委員の判断が違うことはありえ、実際にもありました。

各対決において、対決する2グループは4人の審査員の票を分け合います。対戦は4回ですから、最大では16票を得ることができる可能性がありました。

1位(3勝1敗)となって、そのまま決勝に進んだグループは、Good Tears織田哲郎プロデュース)でした。このグループが得た審査員得票総数は4票でした。

もう1つの決勝進出グループは3位(2勝2敗)となったシュークリームロケッツ秋元康プロデュース)でした。決勝進出ができたのは、2位(3勝1敗)であるLove Cocchiつんく♂プロデュース)との対決を制したからです。シュークリームが得た審査員得票総数は6票です。つまり、決勝に進出したグループは、いずれも過半数の票を得ていません。

ちなみに、視聴者投票で最多の票を獲得したグループはSomeday Somewhereです。このグループの審査員得票総数は9票ですが、0勝4敗でした。審査員得票総数では過半数を得ているのにもかかわらず、勝負では1度も勝てていないということです。

このような結果を“おかしい”と思った視聴者は少なくなかったようです。これはある意味で、秋元康の意図通りだと思います。彼は、“おかしさ”を面白さと意図的に混同する傾向があり、それをプロモーションに使ってきたからです。

AKB48のプロデュースにおける最も顕著な例は、指原莉乃セカンドシングル「意気地なしマスカレード」(2012年10月17日)にフロントダンサーをつけたことだと私は思います。歌い手を盛り上げるバックダンサーではなく、彼女を視聴者の視界から遮るフロントダンサーをつけることは、普通の感覚では“おかしい”です。

フロントダンサーのグループは、この“おかしさ”を作るためだけに結成されました。アンリレと名付けられたグループのメンバーは川栄李奈入山杏奈加藤玲奈でした。

秋元康の馬鹿げた思いつき(気まぐれ)でしたが、指原莉乃もアンリレのメンバーも断ることができる立場ではありませんでした。この時点の指原莉乃は、まだAKB48選抜総選挙において1位になったことはなく、しかも、例の文春砲をくらった4ヶ月後でした。なお、この時期においてパワハラという言葉がどのくらい知られていたかは私は知りません。

川栄李奈については、最近には女優として活躍しているのでご存知の人もいると思います。彼女の成功の要因は、早めに“おかしな”世界から抜け出したことかもしれません。

私には秋元康は、プロデュースするアイドルを小説の中の登場人物のように見なしているように見えます。小説家は小説を面白くするために様々な不幸をもたらします。不幸の代表的なものは、登場人物が病気、事故、事件に見舞われることなどです。でも、それが問題ないのは、実際の人物ではないからです。

主人公などのメインのキャラの場合には、それを通じての成長が描かれることがあります。でも、端役の場合には単に不幸に見舞われるだけに終わることがかなり多いと思います。


秋元康はプロデュースのために登場人物を競わせることが好きです。彼のこの嗜好は「ラストアイドル」を観ている人にもわかると思います。

AKB48ファンの中には、自分の推しメンのために他のメンバーをdisる人が、認識できるレベルで存在します。このようなプロモーションによって引きつけられた人の中には、この部類の気質を持つ割合が通常よりも高いのかもしれません。もちろん、ほとんどのファンは善良なのだと思います。
このことで最も被害を受けているのは最も成功しており、知名度が高い指原莉乃です。彼女が失敗すれば彼女の代わりに推しメンがテレビに出れると思っているファンもいるようです。実際には、そのようなことにはならず、AKB48グループのプレゼンスがかなり減るだけなのですが…。

このような人の存在はAKB48が上り坂であった時代は活性化をもたらすことがあったのかもしれません。しかし、下り坂になるとマイナスが際立ってきたように見えます。

このことには秋元康は気に留めていないようです。彼の創造の世界におけるメインキャラはAKB48ではなくなっているからです。

現在は、メインキャラはAKB48から坂道シリーズ(乃木坂46欅坂46)に移っていると思われます。もちろん、「ラストアイドル」が成功すれば、さらに移る可能性はあります。


ラストアイドル」におけるジャッジの問題の多くは、誰がどのグループのプロデュースすることが分かっていることに起因していると思います。このことによってジャッジに、忖度や保身やプロデューサーへの評価が紛れ込む可能性があります。なお、保身とは、負けを判定することによって被るマイナスをできるだけ少なくする判定をすることです。

この意味では指原莉乃は不利でした。彼女以外は一世を風靡した人達だからです。

彼女が不利だった要因は他にもあります。ここでは3つを記することにします。


1つ目は、彼女が発売するCDの購買層に響く曲をプロデュースしたことです。あるべき姿だと思います。「この恋はトランジット」が視聴者投票で1位でしたので、彼女は目的を果たせたことになります。

しかしながら、審査員の平均年齢はCD購買者よりも20歳くらい高かったようです。中にはこの曲がほどんど響かないほど、人生を歩んだ人もいたかもしれません。

参考までに記しておきますと、総当たり戦の第1戦( ラストアイドル vs Someday Somewhere、1月21日放送)における審査員は、マーティ・フリードマン(ギタリストなど、55歳)、倉田真由美(漫画家、46歳)、ピエール中野(ドラマー?、37歳)、日笠麗奈 (ファッションモデル、29歳)でした。判定は2対2であり、各々の判定は、年齢から推測したものと同じでした。なお、勝敗を決めた審査員は倉田真由美であり、年長組です。

それでは他のプロデューサーはどうだったかというと、CDの購買層に響く曲であることを必ずしも最優先にしなかった可能性があります。また、彼らの年代の人がプロデュースするならば、意図的でなかったとしても、審査員の方により響くものであるものになる可能性の方が高いと思います。

2つ目は、「この恋はトランジット」はアイドルらしい躍動感がある、ど真ん中に直球を投じるような曲であることです。これも、あるべき姿の曲だと思います。でも、審査員には、今の時代はそれでは売れないだろうと考えていた人もいるようです。

審査員には音楽には詳しくはない人も少なからず含まれています。その中には、ラーメンならば奇抜なトッピングが載っているものが素晴らしく、それがないものは物足りなく思うような人もいたかもしれません。でも、美味しいラーメンは麺と汁だけでも美味しいものです。

「この恋はトランジット」の汁は一見は普通に見えますが、実は様々なものが組込まれています。例えば、既に述べたようにこの曲はSomeday Somewhereのメンバー、特に間島和奏に宛てた曲です。もちろん、メンバーは思いを込めて歌っていると思います。

残念ながら、そのことに理解が及ばずに、単なるアイドルソングとして敗者とした審査員が少なくないようです。ラーメンの例ならば、トッピングに気を取られて長年にわたって食べていることによって、本来の美味しさを味わえなくなっていることに該当すると思います。極端な場合には、汁を一口も飲ずに判定を下した審査員もいたかもしれません。

CDを楽曲の力ではなく、奇抜なプロモーションや特典で売る商法を嫌う人はいます。でも、嫌いながらもいつの間にか気づかないうちに、その価値観に取り込まれている人は意外に多いのかもしれません。

3つ目は番組運営による忖度があったかもしれないことです。実は指原莉乃は、「この恋はトランジット」はSomeday Somewhereに宛てて書かれた曲であることを何回か話しており、それはカメラに収められていたようです。しかしながら、審査員に提示されたビデオには含まれていなかったようです。

これは番組運営が秋元康の意図を過度に忖度した結果かもしれませんし、ビデオで見せなくても審査員は分かるので含める必要がないと見なしたのかもしれません。もし、後者ならば番組運営は審査員の人選を間違ったということになります。

番組運営に忖度にあると想像する最も大きな理由は、Someday Somewhereの第4戦の判定を下す者を中森明夫にしたことです。彼は「指原退治」の発言で知られるように指原莉乃のアンチです。そして、彼の判定は多くの人が予想した通りでした。

Someday Somewhereは第4戦を前に3敗を喫していたので、決勝トーナメント表に進出できないことは分かっていました。でも、それだからこそ、一矢を報いたいと強く願っていたと思います。番組運営には想像力に乏しい人が紛れている可能性があります。


これまでに記載したことから、私が憤慨していると推測する方がいらっしゃるかもしれません。でも、そんなには憤慨していません。私には秋元康プロデュースに違和感があるので、最近は基本的には興味を持たないことにしているからです。「ラストアイドル」を観たのも、2回だけであり。しかも部分的です。

1度目に観たのは、総当たり戦の第1戦( ラストアイドル vs Someday Somewhere)です。目的は、Someday Somewhereの曲を聴くことだけでした。でも、コンテンツの順番の影響でラストアイドルの曲「風よ吹け!」も聴くことになりました。

「風よ吹け!」については……、正直なところを記するならば……、どんなものかという感想を持ちました。アイドル向けの曲とは思えなかったからです。この曲は視聴者投票において最下位でしたので、少なくとも的はずれな感想ではなかったと思います。勘違いされる方もいるかも知れませんので、念のために書いておくと、私はtrfとglobeはかなり好きでした。

この回については、以下のブログ記事を書きました。
natuka-shinobu.hatenablog.com

このブログ記事へのアクセスは最新回(3月25日放送)の放送後にかなり増えました。この回の最初の部分を覗いたのは、何がアクセスをもたらしたかを知るためです。

今回のブログ記事の主旨の1つは、以前の記事を読んでいただいた人に「ラストアイドル」以外における情報を提供するためです。「ラストアイドル」については観た回数が少ないので、記載に誤りが紛れている可能性があります。その際には申し訳ありませんが、この記事が書かれた意図を汲み取っていただくことによって、ご容赦いただけるようにお願いしたいと思います。


私は「ラストアイドル」自体には関心はないです。でも、「この恋はトランジット」(Someday Somewhere)は、10回くらいは聴きましたので、メンバーにはある種の親近感を抱くようになりました。グループとメンバーの幸運を願います。もちろん、他のグループにもマイナスな気持ちはありません。

間島和奏twitterを見ると、『個人的に二番のサビ終わりの「気まぐれグランピー」って歌詞が大好きです』となっていました。このことからも、これから曲を評価しようとする人は、ラーメンの汁をすべて飲んでから行うほうが望ましいと思います。

私はこの部分を聴くといつも、グランピーって誰なのかなぁと思ってしまいます。このように想像させることも、汁に組み込まれている要素だと思います。私が思い浮かべることが多いのは、還暦をそろそろ迎える少なくとも少し太り気味の姿です(念のために記すると、秋元康)。

この推測があっていたとしても、本人は怒りはしないと思います。彼はこの種のことには寛容であり、むしろ喜んだかもしれません。ただ、番組運営については分かりません。もちろん、気づいていない可能性の方が高いと思います。


ーー以上ーー

成功したらしい =LOVE(愛称:イコラブ)の台湾訪問ついて[メガポートフェス(高雄市、2018年3月24日)への出演、単独公演(台北市、25日)など]

=LOVE(以下:イコラブ)は先週末(2018年3月23~25日)に訪台(台湾訪問)をしました。主な目的は24日にメガポートフェス(高雄市)に出演して、25日に単独公演(Syntrend 三創生活園區、台北市)を行うことでした。
www.megaportfest.com

この他、前乗りしたメガポートフェス前夜には、ラジオ局Hit FMに出演しました(出演:大谷映美里佐々木舞香、髙松瞳)。
www.facebook.com

そして、この日に夜市を観光したことは、台湾のテレビ局(民視新聞台)で報道されたようです(以下の記事に動画あり)。
news.ftv.com.tw


メガポートフェスについては、イコラブはそれほど集客を気にしなくてよいので、自分達が頑張れば良い出演でした。そして、実際にも上手くいき、好評だったようです。

でも、単独公演については、集客を心配したファンは少なくなかったようです。何故ならば、イコラブはCDデビューしてから半年しか経っていないために台湾におけるファンについては未知数だったからです。日本にファンについては、台湾への移動は国内よりは時間も費用もかかるので、遠征はそれほどは多くないと予想されていました。

チケットは前売りでは完売しなかったのですが、少なくともメンバーが喜ぶほどには席は埋まったようです。中には、メガポートフェスで気に入ってくれて観に来てくれた人もいたようでした。会場のCLAPPER STUDIOのキャパはそれなりにあるので大したものです。
http://clappertw.wixsite.com/clapper/studio

それから、客層は日本からと台湾の人がほぼ半数であったようです。思ったよりも台湾の人が来てくれたようです。

これらの推測は、ネット上に流れている僅かな情報に基づきます。情報が少ないのは、期待されたFreshによる中継がなかったので、日本からは映像をみることができなかったらです。

そもそも、この公演は日本で月に1度行われている定期公演が台湾で行われたものです。この定期公演はFreshにおけるイコラブの冠番組の関係であり、これまでのものは全て中継されていたようです。このため、私は台湾公演を期に「=LOVEチャンネル」の会員になることを検討していたのですが、早まらなくてよかったです。

公演は撮影可能でしたので、カメコさんによる写真がtwitterで供給されました。予想していたよりも多く日本からカメコさんが遠征しており、それに加えて現地のカメコさんの写真も流れていきました。

ここでは、指原莉乃が"いいね”をした2つのtweetをリンク付きで掲載します。具体的には、大谷映美里を載せた"たけうちせんぱい"さんのものと、齋藤樹愛羅の写真を載せた"べにー"さんのものです。大谷映美里の写真の方は、それを掲載して指原莉乃tweetしました。多くの"いいね”を得ています(https://twitter.com/345__chan/status/978156908132540416)。

この2つ以外の写真は、まとめサイト(例えば、ちりめん太郎さんのところ http://equal-love.club/20180325-eqlove-kameko-24984.html)に見つかります。


それから、持ち歌が6曲なのにコンサートとして成立するのだろうとかという懸念もありました。これについても杞憂に終わりました。

セットリストは、まとめサイト(例えば、イコラブ@プレス http://equallove-2017.blog.jp/archives/8144770.html)を通して以下の述べ11曲であったことが分かります(=「LOVE」はアンコールにおいて再度披露)。MC1とMC2間に外部の4曲(AKB48:2、HKT48:1、乃木坂46:1)を入れて増量したことには、上手くやったなぁと思いました。

=LOVE スタート 記憶のどこかで 届いてLOVE You
(MC1)
ガールスルール メロンジュース 言い訳Maybe 大声ダイヤモンド
(MC2)
ようこそ、イコラブ沼  僕らの制服クリスマス
(encore)
=LOVE


メンバーは夜市の他にも、台湾への訪問を楽しんだようです。この辺は、メンバーのtwitterを観れば分かります。
アカウントは一人のメンバーのものが分かれば、そのフォローしているアカウントに他の11人が含まれています。ここでは、大谷映美里のアカウントを示します(https://twitter.com/otani_emiri)。


ちなみに、スタバが好きな彼女のインスタグラムには予想通りの投稿がありました(右の画像からリンクあり)。


最後になりましたが、メンバーはかなり頑張ったらしいことを記載しておきます。「ようこそ、イコラブ沼に」おいては、セリフ(大谷映美里野口衣織)が中国語になっていたという書き込みを見た気もします。

海外が初めてであったメンバーもいるようなので、良い経験になったと思います。今後も活躍に期待したいと思います。


ーー以上ーー

タイにおける「恋チュン」(BNK48版)の社会現象化(日刊スポーツによる報道/解釈)とオニギリ

日刊スポーツの報道(2018年3月20日)によって、BNK48によるタイ語版「恋するフォーチュンクッキー」(2017年12月20日発売)の公式MV(YouTube)[2017年11月18日公開]の再生回数が9000万回に達したことを知りました。
www.nikkansports.com

説明を加えると、BNK48バンコク(タイ)を拠点するAKB48の海外姉妹グループです。そして、セカンドシングルであるこの曲の正式名は「Koisuru Fortune Cookie คุกกี้เสี่ยงทาย 」です。

記事に記載がありますように、日本からはMVにアクセスできくなりました。観ていて楽しくなるようなMVですから残念です。
https://www.youtube.com/watch?v=mfqJyKm20Z4 (動画は見えませんが、再生回数は表示されます。)

私が最後にこの動画を観たのは2月23日であり、この際の再生回数は6604万回でした。この記事をキッカケにアクセスしてみると、9420万回(2018年3月24日)になっていました。以前よりも増加速度は減りましたが、回数自体は着実に増えているようです。

該当記事のタイトルは『BNK48の「恋チュン」がタイ国内で社会現象に』です。でも、スポーツ新聞の記事ですから、本当だろうかと思う人はいると思います。メディアの表現は大げさであることがありますし(例えば、プロレスラーの爆死)、記事で主張したいことのために都合の良い数字しか言及しない場合があります。

今回の記事の場合、タイはYouTuneの再生回数が多い国だと知られていることを言及したならば、本当にそうなのだろうかと疑念を抱く人は少なくなったと推測します。例えば、「プーサオ・カーロッ(ผู้สาวขาเลาะ)」(ラムヤイ・ハイトーンカム)のMV(2016年11月24日公開)の再生回数は現時点(2018年3月24日)で3億3500万回以上になったことへの言及です。
https://www.youtube.com/watch?v=xir5VPhlJ_M;movei:w300

「プーサオ・カーロッ(ผู้สาวขาเลาะ)」のMVの再生回数が1億回に達したのは、3ヶ月半弱後のようです。これに対してタイ語版「恋するフォーチュンクッキー」のMV公開は11月18日ですので、既に4ヶ月を経過しています。でも、だからといってこの曲を過小評価することは間違えです。CDデビューから1年が経っていないグループだからです。

タイ語版「恋するフォーチュンクッキー」のMVの再生回数の増加速度は、最初はそれほどは早くありませんでした。500回万回に達したのは12月23日であったようなので、公開(11月18日)から1ヶ月と5日を要しました。なおこの日は、CD発売の3日後に該当します。

最初の増加速度が今ほどでなかった原因には、知名度が今ほどではなかったことが含まれる可能性があります。このような場合、CDが発売されてイベントが行わえるようになってから火がつくことはありえます。速度が急激に増えたと推測される1月初めからの3ヶ月半の期間に限れば、再生回数の増加が1億回に近くなる可能性もあります。

増加速度が爆増したのが1月初めだと私が推測するのは、その頃から伊豆田莉奈BNK48)のインスタグラムのフォロワーが爆増したからです。実は私がタイ語版「恋するフォーチュンクッキー」のことを知ったのは、この爆増の結果を見つけようとした結果でした。

彼女のフォロワー数の11月はじめからの推移を、NGT48の3人(荻野由佳、中井りか加藤美南)と共にグラフにしました。比較対象がNGT48のこの3人であるのは、フォロワー数が50000から80000くらいのAKB48グループのメンバーで、伊豆田莉奈と比較ができるような大きな増加をしている者はこの3人くらいだからです。


残念ながら、伊豆田莉奈は日本では人気メンバーではありませんでした。例えば、去年のAKB48選抜総選挙(2017年6月17日開票)では100位までに入っていませんでした。なお、彼女のBNK48への移籍が発表されたのは4月でしたが、開票イベントの際にはまだ日本に留まっていました。

6月3日に始めたインスタグラムのフォロワー数の伸びは人気メンバーほどは芳しくなく、11月4日時点では15000に過ぎませんでした。この数は荻野由佳と中井りかの約40%に該当しました。しかしながら、現在はこの2人を上回っています。

この2人のフォロワー数の推移はほぼ線形です。したがって、伊豆田莉奈における推移の傾きが途中から増したことになります。この変化が起きたのは、グラフからは1月の始めのように読み取れます。

伊豆田莉奈における推移は自然に見えます。自然とは、加藤美南における推移と比較に基づいた見解です。とはいえ、NGT48のファンに聴けば納得いくような説明を得られるのかもしれません。
加藤美南の推移に近似曲線がないのは、EXCELの機能では上手く描けなかったからです。


話は変わって…、「恋するフォーチュンクッキー」のオリジナルは、作詞、作曲、編曲が、それぞれ、秋元康伊藤心太郎武藤星児がであり、振り付けはパパイヤ鈴木です。そして、センターは指原莉乃です。

指原莉乃はこの曲の始まりにおける特徴的なフリの際に、いつしか「オニギリ、オニギリ」と掛け声をするようになりました。彼女がいないメンバーの際におけるセンターも同様ですので、日本では定着しました。

パパイヤ鈴木によるこの部分の説明はリンゴを磨くように…だったそうです。したがって、この曲に関するクリエーターとして、指原莉乃(掛け声)も加える必要があるかもしれません。

日刊スポーツの記事に記載があるように、「オニギリ、オニギリ」は、タイ語版「恋するフォーチュンクッキー」でも踏襲されています。以下の動画では、ファンの大きな掛け声が聞こます。


さて、タイで食されている米のほとんどは、日本の米であるジャポニカ米とは違いインディカ米のようです。インディカ米は、パサパサるするのでオニギリを作るのには向いていないと思われます。調べたところ、冷めてしまうと美味しくなるようなので、この点においても向いていないようです。

実はこの記事を書き始めた頃には、この曲の掛け声のお陰でタイにおいてオニギリという言葉を聞く機会が増えた可能性がありえると思っていました。このため、ジャポニカ米の需要が増えた功績によって、お米に関する団体が指原莉乃に何とか賞を与えてくれる未来があるかもしれません…、という妄想を披露してこの記事を終えるつもりでした。

しかしながら調べてみると(下記述の文献を参照)、オニギリは既にタイに進出したセブンイレブンでコンビニで売られているようです。また、タイではドラえもんのような日本のアニメが人気ですから、それを通じてかなりの人が知っているのかもしれません。そのようなことを知ってしまうと、私の妄想は萎んでしまいました。

ということで、次に近所のセブンイレブンにいく際にオニギリを買うことに決めて、このブログ記事を終えることにします。

【追記】
Kuma Y Toryさんからtwitterにおいて「AKBなどが出演しているJAPAN EXPOは下記ビル前広場で開催。現地で寿司、鍋、牛丼はありますが、おにぎりは見たことないですねえ(^^;)」というご指摘をいただきました。
https://twitter.com/tory_kuma/status/977735856332062720


【当ブログにおける関連記事】
natuka-shinobu.hatenablog.com



【参考にした文献】
日本型コンビニエンスストア途上国展開と貧困削減 - ジェトロ・アジア経済研究所」の第四章における「タイにおけるコンビニエンス・ストアの現地化と「文脈化」(関根久雄) [
http://www.ide.go.jp/library/Japanese/Publish/Download/Report/2016/pdf/C35_ch04.pdf

ーー以上ーー