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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

特にバラエティー番組として面白かった「この指と~まれ!」(フジテレビ、金曜深夜)の初回(2017年5月5日)

「この指と~まれ!」(フジテレビ、金曜26:00-26:30)の初回を観ました(2017年5月5日)。
www.fujitv.co.jp


この番組は女性アイドルのお祭りであるTIF2017の「チェアマン」である指原莉乃HKT48)が、アイドルを紹介していく番組です。メインMCである彼女の番組における肩書もチェアマンであり、サブMCである土田晃之の肩書はサポーターとなっています。この他、この指特命担当である矢吹奈子は、ナレーションとロケ取材を務めました。

第1回のゲストは「チームしゃちほこ」でした。「チームしゃちほこ」は名古屋をベースにする5人組のアイドルグループです。今回は、秋本帆華(赤)、咲良菜緒(青)、伊藤千由李(黄)が出演しました。

ロケ取材の対象は、「指原莉乃プロデュース声優アイドルオーディション」の最終オーディションでした。ちなみに、このオーディションは13人が仮合格して、グループ名は「=LOVE」(読み方:イコールラブ、略称:イコラブ)になりました。

全体の構成と時間の内訳は、最初の17分半がゲストを迎えたスタジオ収録部分(公開録画)であり、次の5分がロケ取材部分(矢吹奈子の指レポ)でした。そして、CMを挟んで、初回の反省会(20秒、指原莉乃土田晃之)があり、さらにCMを挟んで、次回の予告(ゲスト:大阪☆春夏秋冬)と、TIF2017関係の告知がありました。スタジオ収録とロケ取材の部分がCMを入れずに放送されたことには、好感を持ちました。


スタジオ収録部分は、アイドルを紹介するバラエティー番組として面白かったです。登場の際に流れた曲はアルバム「おわりとはじまり」(2017年2月22日発売)に収録されている「START」でした。その後、このMVをバックにして簡単な紹介がされました。

主な内容は、「指原莉乃がアイドルの本音を聞き出す!」というものであり、いくつかの質問へのYes/No形式の回答をキッカケしてトークが行われました。質問は具体的には、「運営スタップに不満がある?」「アイドルでも好きな人がいていい?」「ファンにやめてほしい事がある?」でした。

秋本帆華の運営への不満は、連絡が遅いというものでした。彼女は実例として、翌日の6時50分に乗る新幹線(のチケット?)を日を跨いで24時何分に送ってくることを話しました。これは指原莉乃も実経験から共感していました。アイドルの運営にはありがちのことのようです。

この件について指原莉乃がスタジオにいた担当マネージャーに尋ねると、後回しになってしまうという返答がありました。これには土田晃之は「後回しって、他に何があるの?ここがメインだろ」と突っ込みました。

でも、彼はその後に、若手(に対して)はそうですよと、芸人である自分における若い頃のエピソードを話しました。指原莉乃は「我慢して、売れた時に(土田晃之のように)話せるように貯めとこうね」と示唆をし、土田晃之は「そうそう、いずれネタになるんだから、ネタのストックだと思って、色々ね経験するのがいいですよ」とつけ加えました。

この他の2つの問に対するやり取りと、指原莉乃に対するメンバーの質問(トークの秘訣)と彼女の応答については以下の記事になっていますので、省略します。
realsound.jp


指原莉乃プロデュース声優アイドルオーディション」へのロケ取材の内容は、潜入取材を含んでいました。これは、指原莉乃関係のオーディションであるので、できたことなのだろうと思います。

ロケ取材の内容は、ダンス審査(課題曲)、歌唱テスト(自由曲)、合格者発表の一部と別画像による合格者の紹介、記者会見(グループ名の発表)、囲み取材(矢吹奈子による質問)、インタビュー(タカマツヒトミ)でした。タカマツヒトミは合格者発表も最初でしたので、期待されているのだろうと推測します。


上述のように、アイドルを紹介するバラエティーとしては面白かったです。特にスタジオ収録部分は面白かったので、もう少し長くあってほしいと思いました。加えて、「チームしゃちほこ」のステージか観られたのならばより良かったのですが、30分番組であるために時間が限られていますので、致し方ないと思います。

番組ではMVの一部が流されましたので、「チームしゃちほこ」の音楽のイメージも何となく分かりました。残念なのは、曲名が「START」であることの説明がなかったことです。このため、曲名を特定する作業が必要となり、これには予想外に時間がかかりました。

何故ならば、番組に出演した3人は、それぞれ、3原色の1つの色の衣装であったのに対して、MVの初めにおける衣装は黒だからです。また、番組で流された曲の部分は、1分半頃からのものでした。


上述のように次回のゲストは「大阪☆春夏秋冬」です。次回も視聴予定です。


ーー以上ーー

「タレントパワーランキング2017」における女子アイドル部門、特に連覇をした指原莉乃について(「日経エンターテイメント」2017年6月号)

「タレントパワーランキング2017」が発表されました(「日経エンターテイメント」2017年6月号)。

1位から3位はマツコ・デラックス新垣結衣綾瀬はるかでした。マツコ・デラックス綾瀬はるかの順位は去年と同じですが、新垣結衣は去年の26位から2位へ急上昇しました。

新垣結衣における3月ごとの推移をみると、去年の11月から急上昇しています。主演した「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS、2016年10-12月)がヒットした影響だと思います。彼女の相手役を演じた星野源が去年の466位から17位に超急上昇していることも、これを裏付けています。


今回の話題は、女子アイドル部門、特に去年に続いて1位であった指原莉乃についてです。

女子アイドル部門のトップ3は、1位から指原莉乃HKT48)、山本彩NMB48)、小嶋陽菜AKB48)です。したがって、AKB48系が占めたことになります。

山本彩は去年の6位から2位に上昇しましたが、指原莉乃との差は去年の4.8(指原:20.2、山本:15.4)から、5.7(指原:27.5、山本:21.8)と広がっています。したがって、去年の3位から5位(小嶋陽菜渡辺麻友百田夏菜子)の伸びが十分でなかった結果とも言えます(去年の2位は卒業した高橋みなみ)。

私としては、朝ドラ「べっぴんさん」におて準主役を演じた百田夏菜子ももいろクローバーZ)が、去年の5位から4位に上昇しただけことは予想外でした(高橋みなみが抜けたことを考えるならば、実質的に同順位)。「べっぴんさん」の評価は今年になってから低下したので、2月に行われたことがマイナスの効果をもたらした可能性があります。


勢いが衰えたとされるAKB48系も、掲載されたトップ30内に14人ランクインしています。特にトップ10内には、6人入っています。この数字を見る限りは、坂道系を大きく引き離しているように見えます。坂道系のトップ10内は2人であり、トップ30に広げても8人だからです。

その他のグループについて特出するべきことは、ももいろクローバーZの5人全員がトップ20に入ったことです。


AKB48系と坂道系については、個別のグループの内訳も表にしました。

この表によると母艦であるAKB48の未来は楽観できないことが分かります。トップ10内に入ったAKB48系の14人における、8人だけがAKB48であり*1、二桁になり得たのは姉妹グループの寄与によるからです(HKT48:3人*2、他の姉妹グループ:1人ずつ*3)。

AKB48はトップ10内に4人ランクインしていますが、古参のメンバーだけです(1期:2人、3期:2人)。3位となった小嶋陽菜(1期)は既に卒業しました。

坂道系においてトップ30に入った8人の中の7人は、乃木坂46です。したがって、トップ10内の人数はともかく、トップ30内の人数はAKB48の8人と同レベルです。

だだ、AKB48ほどではないにせよ、乃木坂46高齢化が進んでいるようです。最上位(6位)となった白石麻衣は、社会人3年目の年代です。AKB48系において同年代である指原莉乃は、卒業がそんなには遠くないと観測されています。坂道系については詳しくありませんが、彼女もおそらく同様なのだろうと推測します。


以下は女子アイドル部門において1位となった指原莉乃における、タレントパワーの年代男女別データに関してです。


日経エンターテイメント」に添付されたグラフ(あとで説明)から読み取れる彼女の知名度は高く、約81.5%です。女性タレント全体においても20位くらいのようです。彼女はAKB48系においてはダントツの1位であり、彼女に次ぐのは峯岸みなみ柏木由紀渡辺麻友渡辺麻友小嶋陽菜です。

指原莉乃知名度AKB48グループにおいては突出していることは、去年の選抜総選挙2015の後に行われた「しらべぇによる調査」において分かっていました。
natuka-shinobu.hatenablog.com

この年齢別の知名度から分かったことは、彼女の知名度の特徴は、他のメンバーとは違って、高い年代においても減らないことでした。ピークは30代における87%ですが、50代でも80%と高かったです。


「タレントパワーランキング」では、彼女について年代別だけではなく、男女別データも提供しているので、さらに詳細な知見を得ることができます。「タレントパワー」は知名度と違うのですが、タレントの知名度にタレントに対する調査対象者による関心度も加味している値なので、タレントにとってはより重要な値です。

上でふれた添付グラフでは、タレントパワーを2次元に展開しています。横軸は知名度であり、縦軸はタレントパワーを知名度で割った値(理論的最大値:100)にほぼ該当するようです。

このため縦軸の値は、知名度が低いタレントについては高く出る傾向があるようです。AKB48グループにおける最大値は、松岡はな の値(約81.6%)です。これは彼女の知名度が約7.4%と低いための結果です。

なお、彼女の名誉のために記しておくと、調査対象になったAKB48グループのメンバーにおいて、彼女よりも知名度が低いメンバーもいます。有名タレントではない場合には、「タレントパワーランキング」の調査対象になっただけでも名誉だと思います。


指原莉乃はタレントパワーにおいても、男女を合わせると、ピークは30代にあります。このことは上記データと同じですが、男女別に見ると違う様相も見えてきます。

男性だけにおいても、ピークは30代であることは同じです。でも、これに加えて、明らかな第2ピークが50代にあります。両者ともに30%を超えています。

これに対して女性においては、ピークは20代です。その他に、10代において30%を超えていますので、女性においては若年層において高いです。

まとめると、30%を超えているのは、4つのカテゴリーであり、最も大きいのは30代男性、次が20代女性です。50代男性と10代女性のどちらが多いかはグラフからは分かりません。


AKB48グループのファンというと、メンバーを擬似恋愛の対象にする若い男性が多いと言う印象を持つ人が多いと思います。実際にも、10代後半から20代にかけての年代の男性ファンが多いのだろうと思います。

しかしながら、彼女のファン層はかなり違うようです。タレントパワーから推察すると、10代と20代においては女性のファンが多く、男性においては高い年齢のファンがかなりいるようだからです。

10代と20代の男性におけるファンの占める割合が多くなくて、人気が高いことは、人気の安定性を意味しています。何故ならば、10代と20代の男性は移り気だからです。若い容姿が良いメンバーが加入すると、推し変をすることが稀ではないようです。


アイドルファンに10代と20代の男性が多いのは、見えたものだけで評価することが多い年代だからだと思います。これに対して指原莉乃において、この2つの年代よりも高い年代に第1ピークと第2ピークがあるのは、年代を経ることにより理解される彼女の良さがあるからだと思います。

例えば、彼女のバラエティ番組にへの出演ついてのツブヤキをみると、高い年代においては頭が良いと理解する人が多いのに対して、若い年代においては頭が悪いとみなす人が少なくないようです。これは、頭の良さに着いての理解が、学生時代と社会人になってからは違うことを反映していると思います。

学生時代においては、偏差値において表される知識を反映した学力、そしてその結果として入学した大学のランクにおける評価が、極めて重要視されると思います。これに対して、社会人になると、学歴が高く、知識が豊富であるのにもかかわらず、どうしょうもない人を多数見けるようになります。

そして、学校秀才的な型通りのあり方はむしろ弊害になり、重要なことは置かれた状況に適して対処することであることが分かってきます。指原莉乃のこの種の能力は極めて高く、それがバラエティにおいて重用されている所以です。でも、このことは、若い年代には分かりにくいようです。

https://www.instagram.com/p/BQnH2epAq6-/女性の若い年代における支持が大きいのは、テレビ番組における、彼女の本音に近く飾らない発言に共感を持ったり、美容術を含むファンションに関心を持つ人が少なくないためだと思います。

例えば、グラデーションリップについての彼女インスタグラム投稿(左)は評判が良かったようであり、現在34500程度の「いいね!」を得ています。フォロワーが28万人程度のインスタグラムとしては、かなり多い方です。

女性の年配の年代における支持がそれほどではないのは、彼女のファションが参考にならない年代であることの他に、母親の感覚においては、もう少し言葉遣いをどうにかしたらよいと感じることも影響しているしれません。でも、そのように感じるのは、彼女たちが主なターゲットではないバラエティ番組を観た結果かもしれません。

彼女は対応する人によって、言葉遣いを含むあり方を変えてきます。例えば、60歳代後半である安藤和津と共演した「ワイドナショー」(2017年4月23日)では、ふさわしい対応をして、安藤和津には気に入られたような感じを受けました。

なお、同じく共演者であり、安藤和津と同じ年代である泉谷しげるには、別の意味でふさわしい応答をしていました。「おめぇ」という口調で話しかける彼には、年長者として敬いながらもフランクな対応をしていました。彼のこと弄って、彼を含めた場を盛り上げることができるタレントは、彼女くらいだと思います。


指原莉乃と比較するために山本彩についても記します。彼女は女子アイドル部門おいて2位になったためか、年齢別男女別のグラフが掲載されているからです。

山本彩指原莉乃との違いは、男性においては40代以降、女性においては30代以降の落ち込みが大きいことです。指原莉乃において20%を下回っているのは60代女性だけですが、山本彩の場合には半数である6つカテゴリー(10代男性、40代男女、50代女性、60代男女)において下回っています。山本彩が有意に指原莉乃を上回っていると思われるのは、20代男性でのみであり、しかも1割程度の差があるに過ぎません。


タレントパワーは人気と相関性がありますので、指原莉乃の人気は山本彩の人気を上回っているのだと思います。それでは、NHK紅白選抜の投票において山本彩が何故、勝ったのかと考える人もいらっしゃると思います。

この事について引っかる方がいらっしゃるかもしれませんので、今回のブログ記事の趣旨とは違うのですが、以下に説明します。興味のない方はスルーをしていただけたらと思います。


要因は主に以下の2つだと考えています。

  1. NHK紅白選抜への熱量の違い(ほぼ毎日のテレビ出演がある指原莉乃と、タイトルが是非欲しかった山本彩
  2. 投票者層の偏り(投票がスマホに限られていたので、所有者が多い若年層の投票の割合が多かった)

(1)指原莉乃はほぼ1日に1回のペースでテレビ出演をしています。ニホンモニターの調査によると2016年の1月から11月の間に350本の番組に出演しています。
natuka-shinobu.hatenablog.com

レギュラー番組や休みになった年末年始においても特番番組への出演によって、ほぼ同じレベルの出演がありました。

これに比較するならば、山本彩のテレビ出演はほぼ音楽番組に限られていると思います。したがって、彼女のファンは、紅白歌合戦をより重視していたと推測します。

指原莉乃AKB48選抜総選挙を三回も制覇しています。この他、2位にも1度なっています。これに対して、山本彩が最も良い成績を残したのは、去年の4位でした。このため、NHK紅白選抜においてこそ、タイトルを取らせたいというファンの気持ちは強かったと思います。

この2つのことを理解しているならば、どちらのファンにおいてNHK紅白選抜への熱量が大きかったかは容易に分かると思います。

彼女のファンがタイトルを欲していたことは、1位になったあとのネットへの書き込みからも分かります。山本彩が実人気では1位であるという書き込みを、頻繁に見かけたのです。そして、それから4ヶ月経った現在でも、程度は減りましたがその種のコピペを見かけます。


(2)もう一つ要因は、投票者の年代に偏りがあったことです。テレビを介さない投票はスマホのみであったことは、スマホユーザが多い若年層の投票の寄与を多く、その割合が少ない年配層の投票の寄与を少なくしました。

さらに、若年層における薄く広い関係に基づく投票の依頼の拡散効果が大きかったようです。これに対して年配層においては、そのような依頼ができる知り合いが少なかったようです。また、知り合いにおいてもスマフォを持っていない人の割合がかなり多かったようです。

したがって、年配層のファンが多い指原莉乃のファンにはNHK紅白選抜は不利な投票形態でした。今回の「タレントパワーランキング2017」の年代別男女別から、指原莉乃の若年層のファンは、山本彩と同程度であると推測します。でも、山本彩のファンの方は熱量が多かったので、投票依頼の拡散においては、倍近い差があったのではないかと思います。


指原莉乃のファンの冷静な人の中には、このように不利なことは理解していたようなので、得票数が山本彩の83%に達したことについて、十分に健闘した結果だと思った人が少なからずいたようです。そして、仮にAKB48選抜総選挙のレギュレーションが変わり1人1票となっても、指原莉乃山本彩に敗する可能性は低いと思っていたかもしれません。なお、山本彩AKB48選抜総選挙2017には出馬をしないようです。


この記事では指原莉乃のタレントパワーランキングの年齢別男女別の違いを、山本彩と比較しました。彼女における年配層における数値の低下は、指原莉乃以外のほぼ全てのメンバーと共通です。

しかし、女性ファンの割合が少なくない傾向を有するメンバーとしては、指原莉乃と同様に少数派だと推測します。おそらく、女子アイドル部門においてトップ30に入った宮脇咲良(20位)、小嶋真子(25位)、向井地美音(29位)のような来年1月に成人式を迎える年代以降においては、若い男性ファンの割合が極めて多いことがほとんどだと思います。


AKB48グループのほとんどのメンバーは、少なくとも卒業した直後には、タレントパワーが下がるようです。これはAKB48グループに所属することによって得ることができた仕事がなくなるためです。

指原莉乃も卒業後のことを心配しているようです。でも、それは彼女が心配性であるためであり、彼女が所属する太田プロや、彼女と頻繁に共演する芸能人は心配する必要がないと思ってるはずです。

彼女がAKB48グループにいることよって得ているテレビの仕事は「HKT48のおでかけ!」(TBS、木曜深夜)だけです。これは彼女のテレビ仕事におけるごく少ない割合を占めるにすぎません。

この番組の収録に要する時間が必要なければ、他のテレビ仕事が入ることになると思います。また、現在は握手会などのAKB48グループの仕事に割り当てられている時間にも、さらなるテレビ仕事の時間になる可能性が高いです。


若い男性ファンは、メンバーが卒業すると新たな推しメンに見つけて、以前の推しメンへの興味を失う可能性があります。しかしながら、彼女の場合にはこの層の割合が少ないので、この意味でのマイナスはほとんどないと思います。年配の男性ファンや若年層の女性ファンにおいては、卒業しても以前と同じように応援する人がほとんどだと思うからです。


【「タレントパワーランキング」についての他の記事】
natuka-shinobu.hatenablog.com

「=LOVE」(指原莉乃プロデュース声優アイドル)に期待する。(対立を煽り、サプライズでプロモーションをする秋元康と、協調を尊ぶ指原莉乃との違い)

代々木アニメーション学院Presents 指原莉乃プロデュース声優アイドルオーディション」の最終審査が行われ、同日に仮合格者13人がお披露目になりました(2017年4月29日)。グループの名前は表題にもあるように「=LOVE」(イコールラブ、略称:いこらぶ)です。

maidigitvと時事通信による動画ニュースを観ると、指原莉乃が同席したお披露目には多数の報道陣がつめかけたことが分かります。効果的なプロモーションになったと思います。
maidigitv:

時事通信

どちらの動画にもカットした部分がありますので、全体像を知るためには、両動画を継ぎ合せて観る必要があります。

maidigitvの動画には、会見のために指原莉乃を先頭にしてメンバーが登場して、彼女の指示にしたがって彼女たちが配置されるところから映っています*1

時事通信の動画には、仮合格者が名前を述べた後に自己紹介をする場面が含まれています。この情報に基づいて、カタカナ書きで仮合格者の名前を報道しているメディアがあります。
mdpr.jp


会見の初めでは、指原莉乃はメンバーに向かって左横に付き添う形でいました。あくまでも主役はメンバーだという認識があったからだと思います。そして、報道陣には、メンバーのメイクのために時間がかったために待たせてしまったことを詫びました。
この後、取材陣の要望によって彼女はセンターに位置を変え、進行の質問に答える形で記者会見は行われました。彼女の通常の記者会見と同じように和やかであり、取材陣が楽しんでいるような感じが伝わってきました。

具体的な内容については、記事の最後に箇条書きにします。


仮合格者は揃いの衣装でした。上は白の半袖であり、えんじ色の細いリボンをしていました。そして、スカートはヒザ下であり紺色でした。この衣装は彼女が、親交があるオサレカンパニー(AKB48系)に依頼したもののようです。また、上記のようにメイクアップが施されただけではなく、髪型への指示もされたようです。

揃いの衣装での登場は、容姿が良く清楚であるグループというイメージを報道陣に与えたようです。彼女によるプロデュースの効果が早くも現れたものであり、このことから、彼女がプロモーションする「=LOVE」には期待ができると思いました。
mdpr.jp


さて、お披露目された者は上述のように、あくまでも仮合格者です。順当ならば契約として本合格になると思いますが、残念ながらそうならないこともありえます。例えば、合格基準や資質を満たさないことが判明する場合や、家族の反対や学校の問題などで辞退する場合があると思います。

合格基準を満たさないということには、以前に芸能活動をしており、その事務所との契約が終了していないことなどがあります。資質を満たさないということには、個人アイドルの資質はあるが、アイドルグループの一員となる資質には欠けていると見なされる場合がありえます。応募したけどアイドルになりたかっただけで、声優には興味がない場合には、両者に抵触する可能性があります。

本合格になるのは一桁に留まる可能性があります。彼女がHKT48に加えてメンバー/支配人を務めることになったSTU48においても、44人の最終合格者の中で契約に至ったのは31人に留まりました。


仮合格者の中には、すでにアイドル活動をしていた者が、半数近くいるようです。上記のように、合格基準や資質を満たさないことが判明する場合がありますが、それをクリアすれば、今までの経験がプラスになるはずです。

AKB48グループにおいては、新規加入者は素人である割合が多いです。これは秋元康の価値観や世界観を反映したものです。しかしながら、普遍的なものではなく、彼の独特ものです。彼と違って、指原莉乃の目指しているものは、エンタメの本流に沿ったもののように思います。


秋元康の独特の世界観は受け入れられる時期がありますが、長続きしないようです。おニャン子倶楽部の時代が終わった後、彼女たちが母親になる年代になってAKB48の時代は来ました。

予定調和を嫌う彼がプロデュースするAKB48グループが10年以上も続いていることは、驚きを感じる人もいると思います。でも案の定、彼の関心は2年ぐらい前から乃木坂46に移っているようです。このことは、AKB48のシングルの表題曲のヒットが、「恋するフォーチュンクッキー」(2013年)以降はないことから分かりやすいです。なお、最近の彼の関心は、乃木坂46からさらに欅坂46に移っていると見る人がいます。

乃木坂46欅坂46秋元康がプロデュースをしていますのでAKB48グループの変異体と言えると思います。現在は順調に行っているようなのは、ソニーのDNAが組み込まれているからだと思います。

ソニーのDNAの良し悪しは別にして重要なことは、ソニーDNAの存在によって、予定調和を嫌うことなどの秋元康に特異的な形質の発現が抑制されたことです。結果として、彼の関与が曲の提供を含む狭い範囲に留まっていることが、プラスになっているように見えます。


指原莉乃秋元康の門下であることにより、二人のあり方を同様であると考える人が多いようです。でも実際には、二人の志向は正反対です。

秋元康によるAKB48グループのプロモーションは、対立を煽ることとサプライズによるものです。この影響でAKB48ファンにおいては、自分の推しメンバーや推しグループのために、他のメンバーやグループをdisるファンの濃度が、他のアイドルグループよりも大きいようです。彼らの世界観においては、機会(パイ)は限られているので、他者にマイナスを与えることと、推しにプラスを与えることは同値のようです。

AKB48グループに関心がない人でも分かりやすい彼のプロモーションは、指原莉乃の1stシングルを乃木坂46の2ndシングルと同じ発売日に設定して対決させたことです。同然のことながら、握手をする手が多い方が勝りました。

このことから秋元康の意図は明らかですが、この対決があったことにより指原莉乃をdisり続けている乃木坂46ファンがいることは事実です。このように、後への影響を考慮せずに刹那的であることが、彼のプロモーションの特徴の一つです。


これに対して指原莉乃の考えは、多くの人と協力してあって機会(パイ)を大きくすることです。

このことは、彼女が月に1度の割合で出演する「ワイドナショー」(フジテレビ)において、彼女がいると場が活性がして、会話のパス回しが良くなることから分かる人もいると思います。もちろん、この番組を観て彼女が頭が悪いと思う人の見解は、違うと思います。

彼女は他のアイドルグループとも友好関係があります。このことは、彼女がアイドルの世界における大きなイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」のチェアマンとなったことや、アイドルグループを紹介する番組である「この指と~まれ!」(フジテレビ、金曜深夜、5月5日スタート)のメインMCであることからも分かると思います。


指原莉乃の考えやあり方は、HKT48において役立っています。HKT48においては、他の姉妹グループとは違う特徴化として、彼女のアイドルに関する考えを採用しているようです。コンサートのおけるセトリも、彼女が作っています。

しかしながら、秋元康の考えが強く影響しているAKB48グループの世界に属しているために、思い通りにはいかないこともあるようです。彼女が代々木アニメーションのオファーを受けて声優アイドルグループのプロデューサーとなった理由には、制約を受けずに仕事をしたいこともあると思います。


このプロジェクトにおいてプロデューサーとなった彼女は、当然のことながら、彼女の発想に基づいて曲を作り、振り付けと衣装を依頼します。そして、MVを企画して依頼し、プロモーションをすします。その際には、彼女が築いた人脈を活用することができます。

プロデューサーとして彼女が行うことは、彼女が既にある程度は経験してきたことです。したがって、代々木アニメーション学院のオファーは、彼女の今までを評価した上のものです。

例えば、MVとは違いますが、彼女はHKT48ドキュメンタリー映画の監督をしています。また、HKT48の4thシングルの振り付けは、彼女がKABAちゃんに頼んだことが知られています。

人脈に合わせて、彼女はAKB48のために作られたユーティリティなどを使うことができます。ユーティリティの1つには、上でふれたオサレカンパニーがあります。この会社は別会社化されており、外部からの依頼も受けているからです。

「=LOVE」のメンバーが決まってから僅かな時間しかなかったのにもかかわらず、メンバーへの衣装をあつらえることができたのは、オサレカンパニーの茅野しのぶによる支援があったのだろうと思います。


最後に、彼女がプロデュースするのは普通のアイドルではなく、声優アイドルである理由について、簡単に記します。

一つの理由はまず、彼女にプロデューサーを依頼した組織が代々木アニメーション学院だったことです。これについては分かりやすいので、これ以上は説明しません。

もう一つは、声優を学ぶことができて、(1)声優のオーディションを受けることを奨励し、(2)アイドルグループの卒業したあとに声優を想定するグループに需要があることを知っており、興味をもったことがあると思います。

(1)と(2)の需要がかなりあることについては、それぞれ、(1)AKBグループにおいて声優に興味あるメンバーが少なからずいるが、契約上、受けたい声優オーディションがあっても受けれないこと、(2)卒業後も芸能関係における仕事を望んだ者において、目指す職種が声優業であることが少なくないこと、から把握していたと思います。

実際にも需要があることは、今回のオーディションの多くの応募者があり、その中に過去にアイドル、またはそれに準じる者が含まれていたことによって実証されました。


「=LOVE」の音楽がどのようになるかについては、やがて分かることですから、この記事には具体的な予想は含めません。おそらく確実なことは、AKB48グループのものとはかなり違うだろうと予想することに留めて、このブログ記事を終えることにします。


【記者会見の具体的な内容】

全員で13人であり、契約が済んでいないので仮契約の段階であること
グループ名の発表とその意味すること
選考の決め手は、声の良さ、ダンスと歌の上手さ
メンバーによる自己紹介
彼女が閃きを感じたメンバーという質問に34番(受験番号)だと返答
今後の活動は、代アニの協力によってレッスンしてから本合格に至ること
すでに曲のイメージは決まり、曲を作るために必要な発注は済んだこと
どうしてプロデュースをしたいと思ったかの質問(矢吹奈子)への返答
彼氏がいる娘がいたのかという質問にまだ聞いていないと返答
AKB48選抜総選挙についての質問への返答
34番(タカマツヒトミ)への指原莉乃の印象についての質問とそれに対する返答
メンバーの過去の恋愛については問わないことと、今後のことについてはアイドルなので気をつけてほしいこと
メンバーに磨いてほしいことは何かということについて質問に、すでにカワイイので現状をキープしてほしいと返答(体型の維持など)
秋元康とAKBグループを尊敬していることを強調した後に)いつかは並ぶ、または越えるグループにしたいと思っていること(前置きは絶対に書いてほしいと強調)
グループとしては爽やかな感じにしたいこと
最後の挨拶と応援のお願いと、ヲタクは一番最初に応援した方がオイシイと思うとアピール
フォトセッション

*1:この他、フジテレビの新番組「この指と~まれ!」の取材のために参加した矢吹奈子HKT48)による質問なども含まれています。彼女の質問は場を和らげるために役立っていました。

指原莉乃が牛窓(岡山県瀬戸内市)で船に乗ったらしい件

指原莉乃が海に関わるインスタグラムを2つ投稿しました(2017年4月28日)。一つには砂浜を映した写真(13:37投稿)、もう一つには大型船のデッキに佇む彼女の姿の写真(21:36投稿)が掲載されています。
https://www.instagram.com/p/BTancKzgjbW/ https://www.instagram.com/p/BTbeRzRgN_6/

後者のインスタグラム写真には、位置情報として「Setouchi, Okayama」とあり、左奥に横に長い島が映っています。このことから、船は牛窓岡山県瀬戸内市)から前島(瀬戸内市)に向かうフェリーであると推測しました。
http://www.pref.okayama.jp/site/271/456019.html

そのように推測するのは、瀬戸内市おいては、このような大きな船による公共海上交通は他にはないようだからです。

牛窓から前島までは5分の航路です。以下のページによると、6時から22時まで、毎時1~2便があります。
www.maejima-island.info

アングルから推測すると彼女の写真はおそらく、牛窓の港に停まっている際に船外から撮られたものだと思われます。

この推測が正しいとすると、1枚目の投稿の写真は、岡山駅から牛窓に向かう間に撮られた写真だと思われます。地図から推測すると、同じ瀬戸内市にある西脇海水浴場であると推測するのが、最も順当のように思います(あくまで推測です)。


興味深いのは、どんな用事のために、彼女が東京から遠い牛窓まで向かったかです。遠いというのは、東京駅から岡山駅までは新幹線で3時間20分くらい、岡山駅から牛窓港までは車で50分くらい要するからです。8時間もあれば都内ならば、2つくらいのテレビ番組収録の仕事ができる可能性があります。

日程はおそらく日帰りだと思います。前日の晩にはAKB48の幹部たちと寿司屋に行ったようであり、翌日の朝からは「指原莉乃プロデュース声優アイドルオーディション」の最終審査があったようだからです。

1つ目のインスタグラム投稿には、「STU48」というタグがあるので、彼女が劇場支配人/メンバーをHKT48に加えて兼務することになったSTU48関連の仕事であったのだろうと推測されます。STU48の拠点は広島市です。


意味もなく納得してしまったのは、STUはSeToUchiの略であり、牛窓瀬戸内市の一地域だからです。STU48は船上劇場において、瀬戸内海沿岸にある7県(兵庫、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛)で公演することになっています。

瀬戸内市については、自治体名は「瀬戸内」ですが、瀬戸内海沿岸を代表する自治体というわけではありません。岡山県においても、岡山市倉敷市が代表する自治体です。

この自治体名は、平成の大合併(2004年11月1日)において、邑久町牛窓町長船町が合併して作られた際に公募で決められたものです。ちなみに私が牛窓に行ったときには、瀬戸内市の中心駅である邑久駅からバスに乗りました。


この日の彼女は、矢吹奈子HKT48)と共に「この指と~まれ」(フジテレビ、水曜深夜、5月5日スタート)のロケにも行ったようです。これは、矢吹奈子google+による情報に基づきます。
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指原莉乃がこの日に2つの仕事をして、その一つが牛窓の仕事であり、もう一つが「この指と~まれ」であったのか、牛窓の仕事を矢吹奈子が番組の“この指特命担当”として随行取材したのかは、現時点では分かりません。


ーー以上ーー

そこそこは面白かった「貴族探偵」(フジテレビ、月21)の第2話(2017年4月24日)

「貴族探偵」(フジテレビ、月21)の第2話を観ました。第1話ほどではありませんでしたが、そこそこは面白かったです。第3話も観る予定です。
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今回の殺人事件は人気ミステリー作家・厄神春柾(大和田伸也)の別荘で起きました。別荘は富士山の近くのその景色が良いところにあります。被害者になったのは彼自身でした。

探偵として彼に取材を受けることになっていた高徳愛香(武井咲)は、この殺人事件に遭遇することになりました。そして、お約束のとおり、貴族探偵(相葉雅紀)も関与することになりました。今回も、彼の使用人である、田中(中山美穂)、佐藤(滝藤賢一)、山本(松重豊)が実質的な捜査をすることになります。

取材を受けるために愛香は、彼の担当編集者である日岡美咲(紺野まひる)の車で別荘に向かっていました。山道を登っていると、巨石が落ちてきて、二人は危うく難を逃れます。愛香が車を離れて通報したりした後に戻ると、美咲は車にはいませんでした。どこかで見た車を見つけた後に見回すと、貴族探偵とお茶を飲んでいる美咲を見つけました。


彼女がお茶の輪に入ってからしばらくすると、佐藤の調べによって巨石の落下が人為的だと分かりました。これに貴族探偵は憤慨して、巨石を落としたと思われる家にクレームをつけに向かいました。

該当する家に近づくと、美咲は厄神春柾の別荘であることに気が付きます。貴族探偵は目的を果たすために別荘に入ろうとするのですが、彼の気難しさを知る彼女、そして愛香は彼を止めようとしました。でも、貴族探偵はその制止を振り切って別荘の中に入りました。

さらに、厄神春柾の仕事場には彼以外が入ってはならないことを知ると興味を持ち、踏み込みました。その結果、遺体の第1発見者になりました。


警察に山本が通知すると、お約束で、管轄違いの鼻形雷雨警部補(生瀬勝久)と部下の常見慎吾(岡山天音)が現れました。彼は貴族探偵の担当になったようであり、鑑識の樹和泉(田中道子)も現れました。その他に今回は所轄の刑事とその部下も現れました。

貴族探偵は捜査を愛香に任せますが、彼女が失敗した際のことを考え、田中にも捜査をさせました。使用人の中で何故彼女を選んだかというと、おそらく、厄神春柾のファンであったためだと思います。

別荘には、松尾早織(豊田エリー)がまず現れます。彼女は、別会社ですが、美咲と同様に厄神春柾の担当編集者です。少し遅れてさらに、別会社の担当編集者である滝野光敏(丸山智己)が、厄神春柾の妻・令子(横山めぐみ)と共に現れました。


事情聴取の内容は、コマ起こりで映されましたので分かりません。でも、田中はその結果に基づいて、前回のようにワイドショーで使われるようなボードを作っていました。そのボードに彼女は後に、田中は愛香と鼻形との関係性を「仲良し」と書き加えることになります。

ボードによると、滝野光敏と令子には、犯行推定時刻(早朝5~7時)と落石の時刻(午前10時)におけるアリバイがありました。両時刻ともに二人は、厄神春柾の本宅に一緒にいたとのことです。そして、前者の時刻には近所の人に、後者の時刻には宅配サービスの業者に目撃されていました。

しかしながら、美咲には1番目のアリバイ、そして松尾早織には2番目のアリバイはありました。なお、美咲の後者のアリバイは愛香と共にいたことで証明され、松尾早織の前者のアリバイは東京にいたので証明されています。


やがて、常見慎吾は厄神春柾の革の手帳を見つけ出し、愛香はこれに基づいて犯人を特定したと宣言します。当然のことのように、この推理を関係者は、庭にいつの間にか作られていた貴族探偵の別邸で聞くことになります。

彼女の推理は、美咲と松尾早織の共謀というものでした。彼女は手帳への書き込みによって、二人が厄神春柾の愛人であることを突き止めました。このことから彼女は、二股をかけられた二人が怒りを共有して、手を組んで厄神春柾を殺害したと考えました。彼女は、その考えに基づいて、二人が犯人であるストーリーを作り上げました。

二人はこの容疑を否定するのですが、愛香の推理に基づいて地元警察の2人は二人を連行しようとしました。でも、貴族探偵の使用人3人が立ちはだかり、これを阻止しました。そして、貴族探偵は田中に推理を示すことを命じました。

田中の推理は滝野光敏と令子が共謀して殺人を行ったというものでした。巨石については、ドローンを使って遠隔操作で落とされたものと推理しました、その通りだと、2番目のアリバイが崩されます。そして、殺人は本宅で行われて、遺体が別荘にある仕事場に運ばれたと推理しました。そのとおりだと、1番目のアリバイが崩されます。

彼女の推理によると、岩を落とす必要が生じたのは、ベットを持ち込んだことにより仕事場からの外への出入り口が使えなくなっためです。その代替えに使えるのは、キッチンの出口でした。ところが、それは車が置かれると使えなくなります。

キッチンの出口は、車をさらに崖側におくと使えるようになります。でも、その時点では巨石がそれを妨げていました。田中の推理は、スペースを開けるために、巨石を下に落とす必要があったというものでした。


この説明を聞いた愛香の顔色は変わりました。これを貴族探偵は、発情期に恋人を奪われたマンドリルのようだと形容しました。

滝野光敏と令子は最初はこれを認めませんでした。でも、彼女は田中に気持ちを理解されることによって自白を促しました。

具体的には田中は、令子が夫に裏切られたことによって滝野光敏と不倫関係になり、これを夫に目撃されたので殺したと推理をします。そして、長年の浮気により苦しめられていた令子が偶発的な浮気を咎めたことに耐えられなくて殺したという解釈をすると、彼女は自白をしました。滝野光敏が売れないことから支えてきた自分の気持ちを田中が分かってくれたためです。


愛香は敗北は認めたのですが、貴族探偵が自分では推理をしないことには納得はしていないようでした。でも、犯行に使われたドローンが見つかったところを目撃、貴族探偵が取り寄せたドローンを美咲を観客にして試していたことを思い出します。そのドローンは事件の検証をするために、至急に取り寄せたものである可能性があります。

そんなすぐに取り寄せられることができるはずはないと思った人もいたかもしれません。でも、このドラマはファンタジーですので細かいことはどうでもよいです。

ちなみに、タレントの渡辺直美は、芸能人の財力を用いて、深夜にアイスクリームをすぐに取り寄せています*1。貴族探偵は、彼女に比べても少なくとも2桁は違う財力を有しているはずなので、ドローンをすぐに取り寄せることくらいは容易なのだろうと想像できます。


アリバイとこのドラマのあり方から、美咲と松尾早織が犯人ではなく、滝野光敏と令子であるということは推測しやすかったです。実は二人が一緒に現れたことから、初めから怪しいとは思っていました。

私は、ドローンを使って巨石を落としたとか、本宅で殺人が行われて別荘に運ばれたということは思いつきませんでした。でも、話の構成からから犯人の2人が分かりやすかっただけです。したがって、私の推理が愛香を上回っていたというわけではありません。

問題はどのように容疑者に自白されるかでした。自白を導いたことが、田中の令子に対する同情と配慮を込めた見解であることは、納得できるものでした。この種のことは探偵にとって、推理力と同様に必要なことだと思います。

愛香は学校秀才的であり、社会人では上手くいかないタイプでだと思います。ドラマにおける事件において経験を積むことによって使える探偵になるかは、原作者/脚本家に依ります。


愛香が貴族探偵に対する反発する要因の一つには、貴族探偵が貴族としてリスペクトするのに値しないように感じることがあるように思います。もし、貴族探偵を演じているのが貴族に見えるような俳優、例えば及川光博であったのならば、彼女が反発すると大きな違和感を感じると思います。

それほどの違和感を私が感じないですんでいるのは、演じているのが相葉雅紀だからだと思います。彼のファンには申し訳ないのですが、彼がコスプレをしているようにも見えることが、このドラマを私が受け入れやすくしている要因のようです。


このドラマ化は小説「貴族探偵」のファンには好評のようです。このことはtwitterにおけるRTが多いリアルタイムのツブヤキによって分かります。

視聴率は1話は11.8%と10%を超えました。残念ながら、第2話は8.3%と一桁になしました。

ドラマへの批判はあるようです。でも、その批判の大部分はドラマ好きの人からではないようにも見えます。


Yahoo!Newに転載された記事に書かれた批判コメントは多いです。しかし、否定的なコメントを書いた人には、鬱積を解消したい人や、disることによって自分の存在を示したい人がかなり含まれている可能性があります。このようなコメントの中に埋もれている傾聴に値する批判を特定するためは、過去の投稿も調べて判断する必要があります。

このドラマに対しては、フジテレビのアンチと、このドラマが失敗して月9が致命的ダメージを被ることを願う人も批判コメントをしているようです。このため、傾聴に値する批判を探すことは極めて難しかったです。


結果として分かったことは、主に2種類の批判があることでした。主人公が活躍しないドラマはおかしいという意見と、相葉雅紀の役には相応しくないという意見です。

前者はドラマにあまり詳しくない人の意見のように見えます。主人公が狂言回しの役割であるドラマは稀ではないからです。ザックリというならば、ドラマにおける愛香のような人による意見だと思います。後者については私の意見とは反対です。結局、私の観点における傾聴に値する意見は、限りある時間では見つかりませんでした。

ただ、後者である貴族探偵の役に相葉雅紀が似合わないという意見については、中途半端に似合っていないために生じる意見なのかもしれないと思いました。もしかしたならば、例えば、出川哲朗が演じたならば、ドラマの最後に示される右のことを理解する人が増えるかもしれません。

出川哲朗が貴族の役が似合うようには、想像できない人が多いかもしれません。でも、彼は意外にオシャレさんなので、寓話の人物と捉えた場合には、意外に似合っていと見えるかもしれません。


さて、「貴族探偵」については好意的に書いてきました。でも、流石に視聴率がさらにかなり落ちて6%くらいになるとマズイかもしれません。

おそらく、正念場は次の第3話だと思います。天使すぎる女子高生を橋本環奈が演じるので色々と邪推されることがあると思うからです。視聴率がどうであれ批判を受ける可能性がありますし、低ければなおさらだと思います。


ということで、第3話の視聴率がそんなには落ちないことを願いつつ、この記事を終えることにします。なお、話の流れのために言及しませんでしたが、前回に登場した依子(木南晴夏)は、今回は登場しませんでした。最後にクレジットには「今回はお休み」と記してありました。


【この番組についての今までの記事】

natuka-shinobu.hatenablog.com

「真夜中」(フジテレビ、日曜深夜)の第2回[2017年4月23日深夜](クラブ「Blair Ginza」[銀座8丁目])

「真夜中」(フジテレビ、日曜深夜)の第2回を初回に続いて観ました(2017年4月23日深夜)を観ました。
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この番組は真夜中の世界をリリー・フランキー指原莉乃HKT48)に案内するものです。第1回目のロケは銀座で行われました。二人は夜の銀座を散策した後に、オーセンティックバー、高級クラブ、おかまクラブを訪ねています。
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2017/170406-i107.html

3店共に普通の人があまり訪れないところだと思います。特に、今回において該当部分が放送された高級クラブについては、よほど裕福でないと訪れることがないと思います。それ故に、多くの人にとっては、訪れることのない夜の銀座を、銀座の夜の初心者である指原莉乃を介して擬似体験できる内容になっています。


今回訪れた高級クラブ「Blair Ginza」(東京都中央区銀座8-7-8 ) は、前回訪れた「BAR Tone」と同様に、金春通り(中央通りの一筋JR側の小路)にあるようです。
blair.tokyo

「BAR Tone」は銀座御門通りから金春通りに入ってすぐの雑居ビルにありましたが、「Blair Ginza」があるGINZA8ビルは、もう少し7丁目方向に進んだところにあるようです。この店に至る路上において、もう一人の夜の銀座の案内役としてピエール瀧が加わりました


「Blair Ginza」のママである唯吹明日香さんのインスタグラム投稿によると、店での収録は1時間に及んだそうです。
https://www.instagram.com/p/BTQ04M2DUWp/

また、次のインスタグラム投稿によると、下見も打ち合わせがなく、ぶっつけ本番で収録が行われたようです。
https://www.instagram.com/p/BTIeuxjDIfj/

明日香さんの左右にいる女性2人(左:薫さん、右:澪さん)も、彼女に少し遅れて一行の席に加わりました。その際の衣装は写真における衣装と同じです。薫さんは和服を着ています。


まず、高級感が溢れる店内が映された後、角の置かれたL字型のソファーに、テーブルを前にして座している一行が映されました。中央に指原莉乃、彼女に向かって右にリリー・フランキー、左にピエール瀧が座していました。指原莉乃の後ろには、花の花瓶が置かれています。

指原莉乃がバーとクラブに来たことが初めてだということなどの歓談が暫しあった後、明日香さんが現れ、指原莉乃の左に座しました。この際に4人の配置は以下のインスタグラム投稿の通りです。
https://www.instagram.com/p/BTPCNFOjvMT/


明日香さんは写真から分かるように、銀座のクラブのママとして思う浮かぶ年代よりもかなり若いです。指原莉乃が尋ねると31歳とのことでした。彼女がが評した通り、品が良い感じです。

指原莉乃が店長とママの違いを問うと、明日香さんはヘルプ(新人)、売上の子、からママになる過程を説明しました。ピエール瀧リリー・フランキーAKB48に例えて説明するのですが、あまりピンとくる説明ではなく、却って誤解を招くような気もしました。私の解釈では、ヘルプは研究生、売上の子は正規メンバーから選抜に該当すると思います。

ママはHKT48においては指原莉乃に該当すると思います。彼女はHKT48への貢献が評価されて劇場支配人を兼ねるようになったからです。そして、もう一人の実務を担当する支配人である尾崎充が店長に該当すると思います。二人は雇われママと雇われ店長に近いと思いますが、明日香さんはオーナーママなのかもしれません。

時間的には少しあとになるのですが、指原莉乃にいつからママなのですかと問われ、明日香さんは前の店において28歳からだと答えます。案内役の補足は、その年でもママになる人はいるけど、銀座はハードルが高いというものでした。ちなみに調べたところ、「Blair Ginza」の開店は、去年の9月7日のようです。


リリー・フランキーは明日香さんに、指原莉乃が店に面接に来たとして彼女に何をアドバイスするかと尋ねました。これに対する彼女の答えは、「話しやすくて、フランクなところがスゴく良いと思いますし、お客様の懐に入るのもスゴく上手だと思うのですけど、なんか口説かれにくそうな気がする」というものでした。「なんか口説かれにくそうな気がする」を、リリー・フランキーは、実は人見知りであり、奥が見えないという彼女の一面を捉えたと解釈したようです。

クラブのホステスは勉強しなくてはならないことが2回、話題になりました。薫さんと澪さんが加わる前後においてです。

勉強しなくてはならないのは、企業の社長のようなレベルの多様な人と話をする必要があるからです。指原莉乃は物知りで、勉強家の人が良いんだろうなぁとツブヤキます。これに対して、リリー・フランキーは色々と雑学を知っているということではなく、その人を理解して会えるという気持ちがないといけないと解説します。


薫さんと澪さんが加わってから明日香さんが付け加えたところは、面白いところと結構真面目な話をできるところが両方ないと飽きられてしまうということです。これに対して、指原莉乃は自分は真面目な話ができないところがあると話しました。

確かに、彼女にはそのような傾向があります。彼女の理解につながることを話せる場面でも、受けを狙ってしまって、理解者を得ることを失ってしまうことを見かけます。

仮にそうなあり方であっても、芸人ならば理解されると思います。でも、芸人ではない彼女がそうであると解釈されることは稀です。結果的に、理解力が十分でない人や、表面に現れたことのみによって判断する人において、彼女を誤解する人を生み出してしまっています。

その他、リリー・フランキーによって指摘されたことは、指原莉乃はシャイなところが悪い方向に作用しているということです。


店での話がひとしきり終わったあとに、一行は女性3人を連れてアフターに繰り出しました。金春通りを「BAR Tone」方向に少し戻り、金春通りに至るために通った路地を逆方向に抜けて、中央通りの二筋JR側の小路に至りました。その小路を7丁目方向に歩いていると、アフターに向かう一行のホステスに「さっしー、おつかれ」と声をかけられました。

さらに少し歩いた後に左側の路地に入って至ったのが、おそらくこのロケにおいて最後に訪れる店になる「サロン・ド 慎太郎」です。店に入り、ママに迎えられたところで、今回は終わりました。
shintaro.me


ネットを見渡すと、第2回目の放送の評判も上々のようでした。ただ、フジテレビ以外でこの番組がどの地方局において放送されるかは分かりにくいです。最も分かりやすいのがwikipediaということが現状です。

現時点の私の調べ(網羅的ではありません)では、27都道府県(人口では77.7%のカバー)で放送されるようです。その中には、関東7都県(フジテレビ)、中京3県(東海テレビ)、近畿2府4県(関西テレビ)が含まれています。他の11道県は、北海道、宮城、長野、新潟、静岡、広島、岡山、鳥取、島根、香川、高知です(誤りがあったならばご容赦ください)。

なお、宮城県新潟県以外は遅れ放送であり、遅れの度合いは道府県により違います。

【この番組についての他の記事】

natuka-shinobu.hatenablog.com



ーー以上ーー

首相に勧告された衆院小選挙区の区割り改定案(衆院選挙区画定審議会、2017年4月19日)についての私的な記載

政府の衆院選挙区画定審議会は、衆院小選挙区の区割り改定案を安倍晋三首相に勧告しました(2017年4月19日)。これは選挙区定数を「0増6減」して一票の格差を減らすためのものです。この改定案がこのまま成立するならば、2.176倍だった格差は1.956に減少します(平成27年の国勢調査を基準)。
headlines.yahoo.co.jp


定数減を伴わう改定がある6県(青森、岩手、三重、奈良、熊本、鹿児島)については、地図による図示が以下の毎日新聞の記事にあります。
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170420/k00/00m/040/111000c (誰でも読めるかは不明)

定数減を伴わない改定がある13都道府県(北海道、宮城、福島、埼玉、東京、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、愛媛、福岡、長崎)については、総務省の該当ページある資料を見れば、どのような改定であるかが分かります。
www.soumu.go.jp


このような改定については、総論賛成であったとしても、マイナスの影響を被る当事者からは異論があるのはいつものことです。今回の特徴は、定数減がある6県の他にも、定数減がない改定がある都道府県が13と多いので、異論が目立ちやすいことです。

その異論を拾ったのが上記の毎日新聞の記事です。毎日新聞らしい記事とも言えると思います。


しかしながら、異論の根拠が区割りが生活圏と一致しないということは、説得性に乏しいように思います。衆議院選挙とは国の代表を選ぶものであり、論理的には、生活圏とは関わりがないものだからです。

その生活圏との関わりという観点も、生活圏の反映として形成される公共交通の利用の度合が車の利用によって減りつつ現在では、説得力が薄くなっているように思います。


とは言え、定数減を伴わう改定がある6県には同情を感じます。これらの県は人口減を食い止めるための施策を取りながらも、残念ながら人口が減少したからです。
ただ、私的な観察を記しておくと、全ての都道府県を訪ねたことがある私としては、優先順位が低いように感じる公共事業は、より一票の価値が高い県に、より存在したという印象があります。


これに対して、定数減を伴わない改定がある13都道府県において、自治体の人口の増加がその必要性をもたらした自治体には、客観的であっても致し方がないと思います。

例えば、千葉県に関しては、以下の改定が勧告されました。

13区と4区の船橋市船橋駅前総合センター管内のうち、
丸山地区(丸山1丁目~5丁目)とを合わせて新13区とし、4区の残余の区域で新4区とした。

http://www.soumu.go.jp/main_content/000480489.pdf

船橋市は、国勢調査2010を基準にした国勢調査2015の人口増加における市町村ランキング(東京都特別区部を含む)では、13位(人口:622,890人、増加:13,850人)です。他の自治体の人口増加の影響のために被った改定ではないようです。
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/kekka/kihon1/pdf/gaiyou1.pdf (第16ページ)


ーー以上ーー