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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

佐野史郎 @ドラマ「正義の味方」

佐野史郎は、「ずっとあなたが好きだった」(1992.7-9:TBS)における冬彦さんの役が当たってから妙に癖のある役をやることが多くなった。しかし、悪い人でない役もうまくこなしており、私はむしろ良い人の役の方が彼の特徴が活かせるのではないかと考えている。ドラマ「喰いタン」(2006.1-3, 2007-4-6: TBS)では、気の強いキャリアの警部(京野ことみ)の部下である気が弱い、たたき上げの警部補を好演してしていた。そして、今期に放送されているドラマ「正義の味方」(水10、日本テレビ)でも彼はいい人を演じている。少なくても長女の槇子に比べれは100倍以上(実際は、無限大 倍?)いい人である。

ドラマの主人公は次女の容子(志田未来)。美人であるが性格が悪く計算高い姉の槇子(山田優)に虐げられ、こき使われている。佐野史郎の演じる父の五郎は会社では昇進がそれほど見込ないが、お人よしの好人物である。社長令嬢であった妻の春子(田中好子)の夫となれたことを誇りに思い、家事も積極的にこなしている。春子は良い母であるが、槇子に虐げられている容子の痛みを切実には理解していない。また、自分があまり家事をしなくていいように夫を上手く操作している。

今回は、槇子の夫の実家である良川家の法事における騒動の話。夫(直紀:向井理)も義理の父(克夫:平泉成)も槇子の本性に気がついていないが、義理の母(里美:山口いづみ)は気ががついている。法事の仕事を槇子にやれせることにより、彼女の本性を他の人にも露見させるというのが里美の本当の意図である。当然のことのように、槇子は容子に法事の準備をさせ、また、法事に集まる親戚についての情報を集めることを命令する。容子はそれに忙殺され、気になる存在の陸(本郷奏多)については、どうしていいのかわからない状態になっている。

法事の当日、ものごとは槇子の才覚で滞りなく進み、また、容子の集めた情報を利用して親戚に接した槇子は親戚たちに評価される。しかしながら、難物は克夫の姉であり、良川家の資産を築いた美恵子(吉行和子)である。彼女は病気のためか車いすに座っており、愛想がなく、槇子にも辛辣である。最後には、美恵子は槇子に結婚の目的は良川家の資産であるかと詰め寄ることになるのだが、槇子は良川家の資産など大したことがない...と対応する。さて、恵美子は槇子に親の顔が見たいと辛辣に言い放つとのだが、この時、春子が私が槇子の母であると名乗り出る。春子と美恵子が知り合いであったことにより、容子が知らなかった春子についての事実が明らかになる。実は、恵美子夫婦が会社を作る時に春子の実家が資金を貸していたのだ。恵美子は恩人の娘に再開することができた感激で10年ぶりに車いすから立ち上がり、再開を喜ぶ。


今回、春子と五郎は駆け落ちしていたという事実を初めて知ることになったので、春子とその実家は表面上は没交渉になっているかもしれませんね。資産家である実家を捨てて庶民の五郎と結婚した春子と、そんな春子を大切にしている五郎とについて理解が深まった今回の話でした。番組のホームページに次回の予告を読むと、次回では、この駆け落ちの件についてさらに語られる可能性があると推測されます。
春子は五郎をうまく操作していることは確かだけど、五郎の妻にとなったことは後悔していないし、また五郎のことを尊重しているので、達観した人であるのかもしれませんね。春子を演じている田中美子さんは、「ちゅらさん」におけるお母さん役の印象が強く残っているのですが、今回の役も案外似合っているのだと思います。それから、冒頭にも述べましたが、佐野史郎を五郎に配したのも当たっています。

なお、今まで容子が何故、槇子に「熊子」と呼ばれるのか不思議だったのですが、Wikipedia における、原作における登場人物の説明で、「幼い頃、色白でぽっちゃりしていた事」が理由だと記載されていることに気がつきました。ドラマだけをみると「熊子」というのは蔑称のようにも感じられるのですが、必ずしもそうではないようですね。

はじめは、あまり面白いと思わず、何故かわからないが、ずるずると観続けてきたこのドラマですが、最近はそれなりに面白いと感じ始めてはいます。どうやら、槇子にあまり焦点を合わせずに観る方が良いように感じています。