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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

太平湖で遊覧船に乗る、そして、地方交通について考える(9/14) 秋田旅行・三日目(その1)

今日は、まず、太平湖に行き、遊覧船に乗ることにした。昨日、秋田内陸縦貫鉄道阿仁前田駅から太平湖行きのバスがこの時期の土日祭日には運行されていることを知り、予定を変更して太平湖に行くことにしたのである。以前、秋田内陸縦貫鉄道に乗った時にはどの駅にも降りてない。今回、実際に降りてみることにより、よりこの地域を理解できるだろうというのが太平湖に行くことにした一つの理由である。そして、もう一つの理由は私が船に乗ることが好きだからである。

太平湖も、太平湖へ行くまでの40分の道沿いの風景も楽しめたことは確かである。しかし、太平湖を著しく気に入ったわけではないし、道沿いの風景に多少引っかかることもあった。一つには、太平湖は自然湖ではなく川をせき止めて作った人工湖であることである。しかし、人工湖であっても、そのそばに集落があるのであれば人文科学的な見地から楽しめる。しかし、太平湖の周辺には、おそらく住んでいる人はほとんどいないと思われる。このような場合、私はあまり魅力を感じない。もう一つは、太平湖までの道が著しくきれいなことである。特に森吉山荘までの道(駅から30分間くらい)は著しく綺麗に舗装されている。そして、大きな橋が何本もあり、そのいくつかは、川を跨ぐ橋ではなく、山を跨ぐ橋なのである。もちろん、そのような橋を渡る時に、橋の下に広がる壮大な景色をながめることは楽しかった。でも、私の偽らざる感想は、土建屋さんは儲かっただろうなぁということである。

ただ、そのようなことを批判することは容易いが、この地域が抱える事情もある。最近、多くのローカル線が廃線になっているが、秋田内陸縦貫鉄道廃線とすることが検討されているようである。そして、秋北バス秋田内陸縦貫鉄道を応援するために太平湖行きのバスを運行している。しかも、バスの運転手さんに聞くと赤字を覚悟でおこなっているようである。秋田内陸縦貫鉄道秋北バスを使って、たくさんの人が太平湖を訪れることにより、秋田内陸縦貫鉄道の経営が上向くことを私は願う。しかし、この日、多くの人が私と同じ遊覧船の便に乗ったが、太平湖への行き帰りにバスを使った人はわずかであったし、秋田内陸縦貫鉄道を使った人もわずかであった。地方交通を守るために、せめて観光の際には、少し不便になっても公共の交通機関を使って貢献しようという意識を持つ人が増えることを私は願う。最近、原油高をきっかけとして、自家用車ではなく、公共の交通機関を使おうとする人が増えているということを聞き、日本もまだ捨てたものではないと私は少し思っている。さらなる原油の値上げがなくても、そのような人がさらに増えることを私は願う。