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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「学校じゃ教えられない!」(最終回 9/16)

よい最終回だと思いました。前回が終わった時点では、文化祭での発表会が成功した時点で終わっても良かったのではと感じました。こういうパターンの場合は、最終回は上手くいかない可能性があるのですが、その心配は杞憂に終わりました。

一樹(中村蒼)が他の学校に行ってしまうと、瞳 (朝倉あき)が一人になってしまうので、どう話をまとめるのだろうかと思っていました。これは、信太郎 (法月康平)が、真帆 (夏目鈴)を陸上部に戻らせるために瞳にパートナーになってくれと頼むことにより解消します。今まで、信太郎が真帆の陸上部への思いを気遣ってきたことを描いてきたことを少し不自然に感じていましたが、その伏線がここで生きてきます。

ドラマ全体という観点から見ることにします。ドラマの開始時における不安要素は二つでした。通常、深田恭子さんが主演するドラマでは、深田恭子さんが役にはまれば、ほとんどの場合そのドラマは上手くいきます。しかし、今回のドラマでは、その他に、社交ダンス部のメンバーを上手く描くこと必要になります。今までの高校生の部活動を描くドラマにおいての中心メンバーは5人の場合が多いです。例えば、「WATER BOYS」(2003.7-9:フジテレビ)、「ダンドリ。〜Dance☆Drill〜」(2006.7-9:フジテレビ)では、5人でした。しかし、今回は社交ダンスを題材としているので、5組のペア、10人を上手く描く必要がありました。そして、10人の中で、ドラマの開始時に今まで実績があり、演技が見込めるのが仲里依紗さんだけでした。

さて、結果ですが2つの不安要素は問題になりませんでした。ディズニー好きの高校教師・舞に深田恭子さんははまっていましたし、社交ダンス部の10人のメンバーも良かったです。
10人のメンバーの構成で良かったのは、仲里依紗さんをムードメーカー(同時に、トラブルメーカー)永璃(えり)に配し、5組のペアの中では2番手の位置づけにしたことです。これによりドラマに安心感/安定感を出すことができました。そして、1番手のペア(瞳and一樹)を演じた二人(朝倉あき中村蒼)は重要な役を十分以上に演じました。なお、一樹はドラマのナレを担当し、瞳は、舞(深田恭子)に次ぐ第2のヒロインという位置づけでした。

ドラマでは、舞により半ば強制的に組まされたペアが最初はぶつかりながらも、理解し合うようになっていきます。そして、4人までのペアが実際に付き合うようになり、瞳と一樹も上手くいきそうになります。しかし、瞳は一樹のことを好きなのですが、一樹は永璃のパートナーである叶夢(森崎ウィン)をこの高校に入学する前から好きであったので、このカップルは成立しません。ちなみに、瞳のことを生徒会長の葵(真行寺夏芽)は好きであるため、自分に振り向かない瞳が所属する社交ダンス部の活動を妨害します。社交ダンス部においては、安易に全てのカップルが付き合うようにせずに、瞳と一樹のカップルが成立しないことにしたことがこのドラマの良いところだと思います。なお、その要因が男女の以外の恋愛であったところがこのドラマの面白いところです。

ドラマの最後では、次の年度に、瞳が他の学校の生徒となった一樹と駅のホームで出会うシーンで終わります。別れ際、瞳は一樹にキスをして、驚いた一樹に「あたしの本当のファーストキス*1。ダメかな?」と問います。だめな訳、ないじゃないですか…(笑)。何とも爽やかなエンディングシーンでありました。

*1:実際のファーストキスは、社交ダンス部の発表会を認めさせるために生徒会長の葵にしています