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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

今までのBK朝ドラの評価 (次期、朝ドラの行方を予想するための準備)

次期の朝ドラ「だんだん」が9/29からいよいよ始まる。以前に、朝ドラは年度の前期のものは東京放送局(AK)が制作し、後期のものは大阪放送局(BK)が制作し、それぞれ異なった特徴があると書いた(http://d.hatena.ne.jp/natuka_shinobu/20080903/1220446478:Title)。私は、BK朝ドラの方がAK朝ドラより気に入っているので、BK朝ドラ派ともいえる。「だんだん」が、どんなふうになるかを予想する前に、過去五年の朝ドラを評価することにする。簡略化のために、◎○△×で評価すると以下のようになる。

ドラマ 評価
てるてる家族」(2003.10-2004.3) ○or◎
わかば」(2004.10-2005.3) ×
風のハルカ」(2005.10-2006.3)
芋たこなんきん」(2006.10-2007.3)
ちりとてちん」(2007.10-2008.3) ○or◎

てるてる家族」と「ちりとてちん」の評価は“○or◎”となっているが、これはヒロインについて不満があるからである。ヒロイン以外を評価するのであれば、両者とも◎である。

てるてる家族」では、ヒロイン・冬子(石原さとみ)を落ちこぼれに描きすぎていることが不満である。落ちこぼれに描くことにより視聴者の親近感を獲得し、失敗により受けを狙うことが目的であろうことは理解できている。ただ、その判断が妥当であるかと思うかどうかは人によると思う。「てるてる家族」において、冬子は宝塚音楽学校に苦労して入学する。しかし、受験のために付け焼刃でダンスなどを習得しただけであり、また、向上心もないので落ちこぼれである学生生活を送ることになる。そして、最後には無事に卒業できるが、宝塚に進むことをやめ、パン屋になることを決意する。別に、宝塚に進まず、パン屋になることがいけないというわけではない。宝塚音楽学校では優秀な成績であったが、それにもかかわらず、バン屋になるとする方が、宝塚やパン屋に対するリスペクトを感じられ、納得がいくものになったと思うということである。

ちりとてちん」においては、ヒロイン・喜代美(貫地谷しほり)は苦労の末に女性落語家なり、それなりに活躍してきたが出産をキッカケに落語家をやめる。別に出産をキッカケに落語家をやめることが悪いというわけではない。ただ、落語家をやめるのを決めるのが突然である。そういう行動を取るのが喜代美の性格なのだから、不自然ではないと解釈する人もいる。しかし、それは性格の判断に見識がある人の判断であり、そうでない人に理解できる評価なのかという疑問がある。また、喜代美の性格から、そのような行動をとることが不自然でないと理解しても、そのような性格を設定したことに対していかがなものかと思う人もいると思う。

AK朝ドラはヒロインを引き立たせるために中心人物以外は脇役の描き方を簡略化しているのに対し、BK朝ドラでは脇役もきちんと描く。これにはいい側面もあるが、ヒロインの描き方に不満が残ることになる可能性があると私は思う。そのことを気にしない人には、「てるてる家族」と「ちりとてちん」の評価を◎とする人がいるであろうが、私はそうではないということだと思う。

風のハルカ」は、「てるてる家族」と「ちりとてちん」ほどではないが、十分に楽しめたドラマである。ヒロインのハルカ(村川絵梨)のキャラは5つの朝ドラの中では一番気に入っている。「芋たこなんきん」については、話の作り方に不満がいくつかある。おそらく、これは脚本家(長川千佳子)さんとの相性もあるのだと思う。なお、今のクールでは、長川千佳子さんが脚本を書いる「あんどーなつ」(フジ)が放送されている。私は最初は観ていたがこれを途中から観なくなった。「わかば」には「X」をつけたが、「天花」(2004.4-9)より悪い評価ではない。「わかば」は評価の対象になりえるドラマではなるが、この5つの中では評価が低いということである。