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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

朝ドラ「だんだん」における鈴木砂羽さんと石田ひかりさん

朝ドラ「だんだん」における二人の母、田島嘉子(めぐみの育ての親)と一条真喜子(双子の生みの母親)をそれぞれ演じている鈴木砂羽さん(田島嘉子)と石田ひかりさん(一条真喜子)の評判が好対照のようです。鈴木砂羽さんの評判は良いのに対して、石田ひかりさんの評判が悪いのです。もちろん、2人の役柄の印象もあるかもしれません。嘉子さんの方は自分の子供ではない“めぐみ”を自分の子供として育て上げたの対し、真喜子は2人の子供を一緒に育てられない原因を作ってしまったので役柄の印象は悪いです。ただ、それ以上に演技力において、鈴木砂羽さんの方が優れているという評価があるのだと思います。私は、二人の演技力の差は、今までの二人の女優としての在り方からしても明白かと思います。

石田ひかりさんは、自分に向いている役、または、自分のために作られた役である場合は、良い結果を出るタイプの女優さんです。若い時期には女優さんは演じることができる役が多いです。したがって、その種のタイプの女優さんでも運が良ければ上手くやっていけます。ところが、年代が上がってくると演じることのできる役が少なくなっていきます。それでも、主役をやり続けていける女優さんもいます。しかし、大部分の女優さんは演技力をつけて、脇役もこなせるようになり女優さんとして活躍していくようになります。
石田ひかりさんは、若い時期には主役を演じたドラマ/映画がいくつかありました。私が観たものを以下にあげます。

  • 映画「ふたり」(1991)
  • ドラマ「悪女」(1992.4-6、日本テレビ
  • ドラマ「ひらり」(1992.10-1993.3、NHK朝ドラ)
  • ドラマ「あすなろ白書」(1993.10-12、フジテレビ)

調べた所、この4つの作品は全て石田ひかりさんが主演でした。「悪女」と「ひらり」では石田ひかりさんは、似合う役を演じていたという記憶があります*1「ふたり」と「あすなろ白書」は、彼女が主演だったことを覚えていませんでした。「ふたり」は彼女の演じた実加のお姉さん役を演じた中嶋朋子さんの方が印象的でした。「あすなろ白書」は、木村拓哉さんが冴えない役を演じたことが印象に残っています。

石田ひかりさんは、特出した魅力がある女優さんでも演技力がある女優さんでもではないので、そのような幸運な時期を過ぎると主役を演じることはなくなりました。かといって、脇役を演じることには興味がなかったように見えました。つまり、女優さんであり続けようという強い意志はなかったように推測します。

鈴木砂羽さんは脇役を演じることが多く、ドラマに出演されていても鈴木砂羽さんが演じていたことに気がつかない場合が私は多いです。しかし、今回彼女の出演作品を調べたところ、印象に残っている役を演じていることが少なくないことがわかりました。彼女の演じた役で一番印象に残っているのは、「新選組」(2004年、NHK大河ドラマ)の山南敬助の恋人の「明里」です。3話(第31-33回)くらいしか出演されていないのですが、非常に印象的な役でした。
物事が見えるけれど、それが故に切腹で死ぬことを回避することを“ころろ良し”とせず、死んで行く山南が、心の安らぎをえることができる存在が、明里でした。大河ドラマ新選組」では丹波の貧しい農家の生まれの女郎として設定されていました。学識のある山南と、生まれが故に無学だが、「無知の知」がある明里は惹かれあうのでした。

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*1:だだし、「悪女」で印象に残ったのは鶴田真由さんですし。また、「ひらり」では相撲部屋の女将を演じていたと思いこんでいました。