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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「流星の絆」を観て「キミ犯人じゃないよね?」を思い出す。

ドラマ「流星の絆」を観ていたらば、ドラマ「キミ犯人じゃないよね?」(2008.4-6、金10、テレビ朝日)を思い出しました。両方とも要潤さんが裕福な家の息子を演じているからです。また、両方ともコスプレのようなことを女優さんにさせていることも似通っています。「流星の絆」では戸田恵梨香さん、「キミ犯人じゃないよね?」では貫地谷しほりさんが行っています。
でも、二つのドラマの様相は違います。「流星の絆」で要潤さんは、洋食チェーン店 『とがみ亭』の御曹司です。勝手なところもありますが純粋なところもあり、静奈(戸田恵梨香)が好きになるのも分かります。「キミ犯人じゃないよね?」で要潤さんが演じた宇田川はお金持ちのお坊ちゃんで刑事です。自分では事件を解決することができないので、さくら(貫地谷しほり)の推理に頼って手柄を立てます。しかし、そのたびに、さくらにはお金を要求されます。そのお金を貯めて、さくらは最後には家を建てます。別に笑える話ではないのですが、製作者側はそれを期待していたようです。
コスプレの扱い方も二つのドラマでは違います。「キミ犯人じゃないよね?」では毎回、さくらに様々なアルバイトをさせることにより、色々な衣装を着せます。でも、貫地谷しほりは容姿ではなく演技力で売っている女優さんなので似合わない衣装もあります。これに対して、「流星の絆」では長男の功一が詐欺の計画を立てるたびに、静奈が違う人物を演じます。静奈の素の姿は地味な女の子なのです。その静奈が、可愛らしいメイド服が似合う漫画の主人公のような女の子、化粧がきつめな看護婦、女子大生を劇中で演じます。これを戸田恵梨香さんは上手く演じ分けています。そして、女子大生を演じながらも静奈としての感情により泣き出してしまうところも上手く演じています。これは「ちりとてちん」の劇中劇で貫地谷しほりさんが様々な役を演じているのと同じと言えます。「キミ犯人じゃないよね?」の制作者の勘違いは、色々な役を演じることができるからといってコスプレが似合うと考えたことです。
さて、戸田恵梨香さんが貫地谷しほりさんのようにコスプレをしたらどうかということですが、貫地谷しほりさんよりは似合うものが多いと思います*1。何故ならは、戸田恵梨香さんの売りの中に容姿も入っているからです。これは、二人の容姿そのものを比べて言っているのではなく、容姿を売る意識があるかどうかの違いかと思います。
戸田恵梨香さんついては、貫地谷しほりさんとは違い、今までは演技が上手いという印象はありませんでした。「野ブタ。をプロデュース」で演じた上原まり子はいい役だったのですが、演技力はさほど感じませんでした。映画「デスノート」で演じた弥海砂も、ドラマ「LIAR GAME」で演じた神崎直も悪くはなかったのですが、マニア好みになってしまうのでないかと心配しました。
ところが、今回の「流星の絆」では彼女に演技力を感じるのです。ただ、それは彼女だけの力ではないと思います。彼女がその一人となっている3兄弟の全てがいいから、彼女の演技が良くなっているのだともいます。ドラマの共演者が刺激し合って成長していくことのいい例かと思います。「ちりとてちん」にもそんなところがあったのではなかったかと思います。それに対して、「キミ犯人じゃないよね?」はそういう感じではなかったのではと推測します。俳優/女優さんにとっては、いいドラマに巡り合うのが重要だという、ごく当たり前のことではありますが….。

*1:戸田恵梨香さんが「流星の絆」で演じる静奈は、コンドーム配りのキャンギャルのアルバイトをしていました