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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

流星の絆 最終話(12/19) 「犯人はお前だ!3兄妹の運命は…」

アリアケ3(功一、泰輔、静奈)、戸神家の面々、刑事(柏原、萩村)がそろった戸神家の部屋で、戸神政行 (柄本明)は自分が犯人ではないと主張します。事件の日、レシピを買うためにレストラン「ありあけ」にやってきた政行は、先客が「ありあけ」に入るのを見たために、しばらく外で様子をうかがっていました。そして、先客が帰ったあとに、「ありあけ」に入ると、殺されていた有明夫妻がいたと説明します。アリアケ3は、この説明をすぐには受け入れられません。しかし、政行は、現場に遺留品として警察が保持している傘は、自分の傘であるが、置き忘れてわけではなく、置いてあった傘と間違えて置いてきてしまったものであると主張します。そして、こんな事態が起きることを予想して、間違えて持ってきた傘を保持してきたと言い、それを証拠として見せます。この傘の柄にある傷を見た功一(二宮和也)は、あることに気がつきます。

戸神家から、証拠の傘を持って外に出るアリアケ3と刑事達。しかし、功一は柏原(三浦友和)に話があると引き止めます。そして、残りの三人は警察に向かいます。ビルの屋上で、犯人と見破った柏原と功一は対峙します。功一は、柏原が現場でゴルフの素振りを傘でしていたしていた事実を柏原に着きつけます。柏原は自分が犯人であると認め、事件の夜のことを話し出します。

事件が決着した後、功一と、泰輔(錦戸亮)は自分たちが行ってきた詐欺の件で自首しようと決めます。しかし、彼らにとっては静奈(戸田恵梨香)のことが気がかりです。静奈も自首すると言い出すことを防ぐために是が非でも防がなくてはてはいけません。二人は、全てのことを行成(要潤)に打ち明け、静奈を説得することをに頼みます。始めはそれを断るつもりであった行成でしたが、妹のことを思う功一と泰輔の気持にうたれて、引き受けます。ただし、あるものを売ってくれたらという条件で…。

行成は、自分の店の開店の前日、店へ静奈を招待します。そして、静奈にいかにも指輪が入っていると思われる箱を渡します。もちろん、入っていたのは指輪です、ただ、それは普通の指輪ではなく、アリアケ3が行成に買わせようとした指輪でした。この指輪は偽物であり、詐欺のシナリオではこの指輪を、行成が静奈に贈るために買わせて、金をだまし取ろうしていたのです。実は、行成はこの指輪を偽物と知りながら静奈の兄たちから買いあげていたのです。行成の意図と自分への思いを知り、泣き崩れる静奈でした。

このドラマの最後は、「幸福の黄色いポストイット」という劇中劇で締めくくられます。演出は、サギ(中島美嘉)です。詐欺罪で自首した功一と泰輔ですが、主犯の功一は懲役2年?の実刑となり、泰輔は執行猶予となります。泰輔と静奈は、行成の計らいで、以前、「ありあけ」があった場所でレストランを開くことになり、開店準備に追われています。そこには、“まゆなし”と呼ばれ、こき使われている?サギがいます*1。ある日、サギは、静奈宛てに来ていた功一の手紙をインターセプトします。手紙の内容は、「お兄は明後日出所します。もしお兄を受け入れてくれるなら、入口に目印を..なんでもいい ポストイットでも…」というものでした。
出所の日、バスを降りて「ありあけ」に近づく功一、本当にポストイット?が貼ってあるのかを知るのが怖くて、一旦、目をつぶります。そして、目をあけた功一が、見たものは無数の千円札が貼られていた「ありあけ」でした。そして、「アクセル、おかえり♪」と功一に抱きつくサギがいました。「おまえかよ」とあきれながら、それなりに喜ぶ功一でした。
「ありあけ」の開店の日、おなじみの面々が店にいます。行成が店にやってきて、カウンター席に座ります。そして、彼がハヤシライスを注文すると、功一からは、いつも答えが返ってきます。「終わっちゃいましたね」

おバカなところもありながら、泣かせるところと感動させるところがあるという宮藤官九郎(脚本)以外ではありえないようなドラマであったと思います。しかも、最終回の劇中劇が、「妄想係長 高山久伸 年末スペシャル」「ダイヤと嘘とやさしいレストラン(4)」と続き、最後が「幸福の黄色いポストイット」となります。ここで、再び、ポストイットを持ってくるとは素晴らしいとしか言いようがありません。

このドラマでは、アリアケ3の配役も良かったですけど、特に良かったのは行成を演じた要潤さんと、アリアケ3の父親役を演じた寺島進さんだと私は思います。
今回、要潤さんが演じた行成は、今まで彼が演じてきた役の中で一番良かったです。最初は、行成はカレー店「ジョージクルーニー」にやってくる客であり、レストランの御曹司の勝手で妙な奴でした。そして、次には詐欺の目的で近づいてきた静奈に惚れでしまう金持ちの頭が悪いボンボンという印象になりました。最後には、正義感があり真っ直ぐな静奈が惚れても仕方がないような良い奴ということがわかっていきます。ドラマ「キミ犯人じゃないよね?」において、さくら (貫地谷しほり)の力を借りて事件を解決していき、結果的に金をむしり取られていく金持ちのボンボン刑事とは各柄の深さが大違いです。
アリアケ3の父親のである有明幸博として寺島進さんが出てきた時には、驚きました。しかも母親役が“りょう”です。とても、優しいお父さん、お母さんが似合うとは思えない鋭角的な二人です。それが、話が進むにつれて、幸博が料理人としては優秀ですが、ギャンブル好きで、性格の良くない粗暴な役であることがわかっていきます。この役は、まさに、寺島進さんにお似合いの役でした。

*1:演出がサギによりされているので、そういう風にみえているわけですね(笑)