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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「容疑者Xの献身」(東野 圭吾)をようやく読み終わりました

昨日の記事」に書きましたが、第134回直木賞の候補となった作品のうちの3作品を私は気に入っています。

そこで、この回の受賞作である「容疑者Xの献身」(東野 圭吾)を読んでみました。

初めの100ページを読んだ時点では、悪くないなぁと思っていたのですが、面白みを感じはしませんでした。そして、段々と読み疲れて、読み続けるのが辛くなってきました。それでも最後までたどり着いたのは(全394ページ)、今日のうちに読み終えて明日は他のことをしたいという意志があったからです。
確かに、最後の50ページで書かれていた種明かしについては感心しました。しかし、それにたどり着くまでの350ページを読む労力に値するものであるかというとそうではないように思いました。350ページでいる間に、登場人物に魅力を感じ、物語に惹きこまれていたのでしたらは、その間にもこの作品を楽しむことができたのでしょうが、私の場合にはそうではありませんでした。私は、この小説においては登場人物が上手く描かれているとは思えないのです。
もちろん、ミステリーに関する賞であれば、「容疑者Xの献身」は評価に値する作品であると思います。しかし、直木賞文学賞ですから、この作品が受賞したことについては違和感があります。
審査員はその責務としてノミネート作品を最後まで読むと思います。そして、この作品の構成力に高い評価を与えるのかもしれません。また、東野 圭吾さんを以前から評価している人は、この作品を最後まで読み、種明かしに感動して、高い評価を与えるのかと思います。しかし、初めて、東野 圭吾さんの作品を読んだ人、または、それほどのファンではない人の全てが、同様の評価を与えるかというとそうではないと推測します。