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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

松崎を訪れたので「世界の中心で、愛をさけぶ」を振り返る

世界の中心で、愛をさけぶ」は片山恭一さんの小説であり、2001年に小学館から発売されました。その後、 2004年5月に映画化され、同じ年の7-9月にTBSでテレビドラマ化されました。映画の舞台は香川県愛媛県、テレビドラマの舞台が静岡県松崎町です。松崎を先週末に訪れたので、「世界の中心で、愛をさけぶ」を振り返ってみます。

世界の中心で、愛をさけぶ」は、発売当時はそれほど売れていなかったようですが、柴咲コウさんの書評が本の帯につけられたことをキッカケにヒット作になりました。なお、柴咲コウさんは映画に出演し、また、ドラマの主題歌「かたち あるもの」を歌いました。

【小説「世界の中心で、愛をさけぶ」】
小説は、海辺の地方都市で中学生の時に出会った2人(松本朔太郎、廣瀬亜紀)の恋物語です。3年後、二人は公認の仲になっていますが、アキ(廣瀬亜紀の愛称)は白血病になり、短い生涯を終えますす。小説の舞台を特定できる明らかな情報はありませんが、片山恭一さんが愛媛県宇和島市の出身なので、宇和島のイメージを基に作られた架空の都市ではないかとされています。私は、宇和島市に行ったことがあるのですが、この小説の舞台であったとしても違和感はありません。
この小説は二人の出会いからアキの死までを瑞々しく描いており、私は好きです。恋をする2人が優秀な生徒であるというが、青春小説においては稀であるので、そういう点においても興味深かったです。なお、この小説をキッカケにして片山恭一さんの他の小説も読んだのですが、面白いと思ったのはこの小説だけでした。

【映画「世界の中心で、愛をさけぶ」】
小説とは違い、映画におけるサク(松本朔太郎の愛称、森山未來)はそれほど優秀ではありません。映画は、大人になり医者となったサク(大沢たかお)が、アキとの思い出を振り返る形で作られています。サクは、アキ(長澤まさみ)を死なせてしまったことを悔いており、少しうっとおしいのですが、映画のロケがあった愛媛県香川県の風景がいいので、私としてはOKの映画です。香川県においては、旧・庵治町(現・高松市)などでロケがありました。今年の正月の旅行で高松市に行った際に、初詣に屋島にある屋島寺におきました。屋島寺屋島の山頂にあり、そこから旧・庵治町を眺めました。旧・庵治町を紹介した動画がYoutubeにあったので貼っておきます。
なお、このドラマで、アキを演じた長澤まさみさんはこのドラマにより多数の映画賞を受賞し、東宝の看板女優となりました。


【ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」】
映画と同様に、大人になり医者となったサク(緒形直人)は、アキ(綾瀬はるか)を死なせてしまったことを悔いています。映画より、大人になったサクの出番が多いですし、うっとおしさも増します。その意味では、小説が原作と言うよりは、映画を基にして作られたというほうが適切であるように思います。高校生のサク(山田孝之)の周りの登場人物は増え、美しい松崎の風景の中で彼らの姿が瑞々しく描かれます。なお、このドラマは、アキを演じた綾瀬はるかさんの出世作となりました。