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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

地理好きの旅行者の役に立つ「つかんぼやと」の「市町村変遷パラパラ地図」

平成の大合併により自治体の数は、1999年3月には3232であった全国の自治体が、2010年2月1日には、1772に減少するようです。

『「平成の大合併」終了へ=10年3月末の法期限切れで−地制調小委』
第29次地方制度調査会(首相の諮問機関)専門小委員会は30日の審議で、「平成の大合併」を進める合併特例新法が期限切れとなる2010年3月末で、国による市町村合併推進を終えるべきだとの認識で大筋一致した。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=200901/2009013000908

自治体の合併には良い点もあったとおもいますが、弊害もあったのではないかと思います。私が思いつく弊害の一つは、観光地と自治体の名前が一致しないことが増えたことです。このことは、観光促進のためには逆効果になったのではないかと思います。
私は、今回の年末年始の旅行で、美波町徳島県)、香南市高知県)、美馬市徳島県)に行きました。しかし、これらの自治体の名前を聞いてどのような所だとわかる人は極めて少ないのではないかと思います。これらは平成の大合併の結果、新設された自治体です。私の訪ねたのは、これらの自治体を構成する旧・日和佐町(現・美波町)、旧・赤岡町(現・香南市)、旧・脇町(現・美馬市)に対応する地域です。以前の自治体名でいえば、どのような町であるかが思い浮かぶ人がいると思います。日和佐町はウミガメが産卵のために上陸する海岸、赤岡は絵金祭り、脇町には“うだつ”の街並みで有名です。
また、少し前には豊田市に観光に行ったのですが、ほとんどの人は、これを聞いて豊田市は観光地ではないと思うと思います。実際に私が行ったのは紅葉で有名な香嵐渓です。香嵐渓は、豊田市と合併した旧・足助町に対応する地域にあります。足助という町ならば、“昔ながらの街並みと香嵐渓がある町”という以前から培ってきたイメージがあるのですが、トヨタ自動車の城下町である豊田市の一部になったために、見えにくなってしまいました。

このように平成の大合併のために、観光地に対応する自治体名が減りました。平成の大合併の前の各県の自治体はどうなっていたを知るためには、「つかんぼやと」というサイトの「市町村変遷パラパラ地図」が有用です。これは、このサイトに説明がある通り、「多すぎてわかりにくい市町村合併を『パラパラまんが』のような地図切り替えで表現」したものです。このサイトは地理ヲタクには以前から知られているサイトではないかと思います*1
市町村変遷パラパラ地図」を利用すれば、昭和の大合併以前の自治体名と一致する観光地、さらに、明治の大合併以前の自治体名と一致する観光地も把握することができます。今回の年末年始の旅行では、高知県安芸市において古い街並みが残されている土居という地域を訪れました。高知県のパラパラ地図で安芸市の周辺を注目して過去に遡れば、昭和の大合併の前までは、土居村という自治体であったことがわかります。また、以前、訪れたことがある天空の城として有名な竹田城跡は、現在は、兵庫県朝来市にあります。兵庫県のパラパラ地図で遡れば、竹田城ある地域は、昭和の大合併の前は竹田町であったことがわかります。竹田町は昭和の大合併により和田山町の一部になり、そして平成の大合併により和田山町は周辺の自治体と合併して朝来市となりました。

ということで、地理好きの旅行好きの方には、一度、「つかんぼやと」というサイトの「市町村変遷パラパラ地図」を訪れることをお勧めいたします。

*1:最近、急に、はてな村の人たちにも急に知られるようになったようです、理由は不明です