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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「神の雫」最終話と総括  最終話では、みやびが可愛く描かれていて良かったです

神の雫」の最終話を観ました。平均視聴率は6.20%であり、恵まれなかったのですが、デキのよくないドラマではなかったと思います。前にも書きましたが、火曜日の22時には、日本テレビの他にフジテレビもドラマ枠があるので、少なくてもどちらかが10%を切るということが続いているからです*1

神咲雫(亀梨和也)は、有名なワイン評論家であった父・神咲豊多香(古谷一行)の遺産をかけて、ワイン評論家の遠峰一青(田辺誠一)とワイン対決をすることになります。雫は、ワイン対決を通し、ワインの素晴らしさを知り、父のことを理解するようになります。雫は、実は腹違いの兄であった遠峰一青とは始めは敵対していましたが、彼のワインへの見識を知り、次第に彼に敬意を持つようになっていきます。そして、遠峰一青も、弟である雫の才能に気付き、同じ道を歩む者として認めていきます。
ワイン対決は、神咲豊多香によるワインについての描写を聞いて、ワインの銘柄と年を推測するというものでした。原作ではワイン対決は12本のワインで行われ、今のところ6本目(第6の使徒)まで終わっているようです。ドラマでは7本のワインで行われ、前回までで第6の使徒までが登場しました。最終話で登場したのが神の雫と称されたワインです。なお、最終話はドラマのオリジナルとなっています。
ワイン対決の最初の方では、課題のワインを当てれらないこともあったのですが、最後の方では二人とも正解するようになります。したがって、ワイン対決自体はあまり意味がなくなってしまうのですが、二人がそのような境地に至ることが、神咲豊多香の望みであったのでしょうから、これで良いのでだと思います。

このドラマの良かったのは、主人公(神咲雫)、対抗(遠峰一青)、ヒロイン(紫野原みやび) という構図が上手く出来上がっていることだと思います。紫野原みやびを演じたのは仲里依紗さんです。前回までは、ブスかわいい表情をさせられていたのですが、最終回は、神咲雫から告白される場面もあり、可愛らしさや綺麗さを発揮する場面が今までよりありました。屋上での告白の場面を以下に記します。

雫は、みやびにフランスに勉強しにいくことを話します。“みやび”が去ろうとすると...、

雫: 「待って、みやびちゃん」
みやび:「初めて言われた、みやびちゃんって」(小声でのつぶやき)
雫: 「好きだよ」
みやび:「もう一回言って」
(振り返る“みやび”)
みやび:「もう一回言って!顔を見てもう一回言って」
雫  :「はいぃ?.」
みやび:「私も好き!」

雫がもう一度、好きだと言うのが待ちきれずに、自分で「私も好き!」と言ってしまうのが、“みやび”らしいところで、この二人の関係性を上手く表していると思いました。

このシーンの後に、最後のワイン対決の2年後、結婚した一青と西園寺マキ(内田有紀)が子供を乳母車に乗せて並木道を散歩をしているシーンとなります。泣き出した子供を抱きかかえて、「おぉおおおおおぉ」の一青が「べろべろばー」と言うところが全然似合ってなくて面白かったです。

このドラマのキャストは、雫と“みやび”、一青の他も良かったと思いました。
雫と一青のワイン対決の立会人・土肥ロベールを演じたのは竹中直人さんです。「のだめカンタービレ」に続き、この種の役は竹中直人さんにやらせるのがドラマ業界の決まりになっているようです。みやびのワインの師匠であり、バー「モノ・ポール」のオーナーソムリエ・藤枝史郎を演じるのはワイン通である辰巳琢郎でした。
ドラマの当初で雫が異動した太陽ビールのワイン事業部の面々は、雫のワイン対決を応援するようになっていきます。その中でも、川原毛部長(升毅)、初めは雫に反感を持っていた本間長介(田口浩正)は、はまり役でした。
弁護士の霧生涼子を演じた戸田菜穂さんも悪くなかったです。なお、最終回に、とたんに良い人になってしまった一青のパトロン西園寺マキ(内田有紀)については、役の設定がいかがなものかとドラマの途中では思いました。

*1:ただ、6.2%という数字は過去2年でこの時間帯のドラマとしては最低値です。この次に視聴率が低かったのは、「学校じゃ教えられない!」(2008.9-12、日本テレビ)だったのですが、私はこのドラマは好きでした。なお、日本テレビの火10のドラマ枠は、次のクールからはなくなるようです