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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「銭ゲバ」の最終回  妄想の中とはいえ、茜が幸せで良かったです。

銭ゲバ」の最終話では、風太郎(松山ケンイチ)がダイナマイトで自殺する際に、導火線が燃えて行く間に行った妄想を描いています。
最終回を風太郎の妄想を描くだけにしたドラマの作りについては私は感心しません。岡田惠和さんが脚本を書かれたドラマは、途中までは良いが、最後にorzになるというのが今までの私の評価だったのですが、それと違わないドラマの終わり方でした。

しかし、妄想の内容は悪くはなかったです。ドラマにおける現実においては、風太郎は、三國家を乗っ取るために茜(木南晴夏)を利用したのですが、妄想においては、大学で出会い、やがて結婚する女性として出てくるというのは非常に良かったです。

妄想の中では、風太郎の右目周辺には傷がなく、ごく普通の家庭に育ち、人生を送っていきます。父親・健蔵(椎名桔平)はごく普通の父親であり、母・桃子(奥貫薫)病気ではあったのですが、手術の結果、助かります。
風太郎は、大学の合格発表の時に、茜(木南晴夏)と出会います。二人は付き合いだし、茜は姉の緑(ミムラ)に紹介します。緑は少し気が強い、風太郎の憧れの人として描かれます。大学を卒業すると、風太郎は緑が勤める会社に勤めます。緑は風太郎の仕事の愚痴を聞いてあげるような好ましい関係になっていきます。
風太郎は自分の両親、茜は父・譲次(山本圭)に祝福されて結婚します。やがて、この人たちが見守る中、二人の子供が生まれます。そして、出勤する風太郎を、茜が子供を抱きかかえながら見送るシーンで妄想は終わります。

妄想には、風太郎と関わりのあった人たちが、上手く織り込まれています。ドラマの中の現実のシーンで出てきた設定や言葉が上手く活かされています。この点においては、岡田惠和さんは才能があると感じます。
例えば、風太郎と茜がデートでボートに乗っているシーンです。風太郎が緑のことばかりを話すので、茜が少しすねてみせると、風太郎が手で茜の耳を塞いで好きだとい言います。茜には風太郎が言ったことが聞こえており、茜も風太郎のことが好きだと言います。なお、ドラマの中の現実では、風太郎は、茜には甘く囁きながら、茜の耳を塞いだと気に言っている言葉は黒いものでした。

前に、私にとってこのドラマは第7話で終わっていると書きましたが、後の2話は、ドラマとしては蛇足であり、最終話は、その最たるものだと思います。しかし、第7話までは楽しめまし、最終話はサービスとしては面白かったです。特に、妄想の中で茜が幸せだったのが良かったです。また、ドラマの中の現実では、緑は風太郎に「お嬢様だから..」と揶揄されていたですが、妄想の中では、緑の性格がサバサバしており、お嬢様でない所も面白かったです。