はてなDiaryから移行してみました。
記事一覧

人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

旅から戻った近藤摂子と、旅に出る勝乃新(「ウェルかめ」第39−42話)

「ウェルかめ」の第39−42話は、勝乃新(大東俊介)が「ゾメキトキメキ出版社」のバイトをやめる日が近づき、波美(倉科カナ)が勝乃新への思いを自覚し、募らせていく姿が描かれています。

勝乃新がバイトをやめる理由は、大学の卒業を控えて、忙しくなったためです。ところが、同じ大学の学生の話によると、彼は就職活動をしてはおらず、また、有望だと思われる会社の誘いも断ってしまったようです。勝乃新は優秀なようですが、大学では「ロボット博士」と言われており、一風変わっているとみなされているようです。

勝乃新は、今までは、卒業したらばどうするのかと波美が尋ねても、はぐらかすばかりでした。しかし、バイトの最終日に波美と二人きりになった時に、大学院に行くならばここでバイトすればいいと言う波美に、ようやく話しだします。日本にいないから、ここでバイトはできないというのです。思うままに海外を旅行して、考えたいことがあるようです。

ほぼ同じころ、波美の実家である民宿「はまもと荘」には、ある人物がお客として泊まりにやってきます。「はまもと荘」の客としては垢抜けているその客は、波美が6ヶ月間勤めていたマニフィーク誌の編集長であった近藤摂子(星野知子)でした。彼女は、今回は、美波町に講演をしにきたと話します。言葉にはしませんでしたが、「はまもと荘」に泊まったのは、マニフィーク誌が廃刊してから波美がどうしているかが、気になったからだと思われます。なお、近藤摂子は、マニフィーク誌が廃刊になってから、アフリカなどを旅をしていたのことでした。

近藤摂子は、波美の父の哲也(石黒賢)と母の加代(羽田美智子)に、マニフィーク誌が廃刊になってしまったことを詫びます。そして、波美に対する肯定的な言葉を述べます。これを、聞いた二人は大喜びです。しかも、近藤摂子は「Hot-Shin」に掲載されたいた波美の記事を既に読んでおり、良い記事だと褒めます。

二人は、近藤摂子が「はまもと荘」に泊まりにきたことを、波美に連絡しようとしますが、連絡が付きません。仕事で疲れきって帰宅した波美は、居眠りをしており、電話に気が付かないのです。残念がる二人でしたが、近藤摂子は、波美が自分と同じ編集という分野で活躍していれば、やがて会うことになるだろうと、二人を慰めます。


勝乃新が大学を卒業した後にしようと考えていたことは、彼の今までを考えると驚くべきことではありません。したがって、この週の最終回までひっぱっていくような部類のものではないように思いました。波美が初めて勝乃新に会ったのは、カメを見るために美波町にやってきた際に、「はまもと荘」に客としてやってきた時ですし、再開したのも、彼がお遍路の旅をしているときでした。このためか、今週の内容が薄いように感じてしまいました。先週の黒島編が内容が濃いものであったのでなおさらです。

勝乃新への恋心を意識した波美の表情が柔らかくなったことは、良い傾向だともいます。波美と果歩(岩佐真悠子)との関係性もいい感じです。

近藤摂子が、波美の記事を評価したことにより、波美が「世界が...」というお題目を良く分からないまま言っていたのは、近藤摂子の考えの一面のみを見ていたことが示されたことは良かったです。これにより、波美が「世界が...」という思い込みから脱して、成長していくであろうことが予想されます。


しかし、今後、このドラマで描くことがあるのだろうかと不安になることも事実です。良いと思われていた朝ドラが、途中で息切れすることは良くあることです。「ウェルかめ」がそのようにならないことを祈りたいと思います。