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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

久留米市に行って、筑後川つながりで、「のだめカンタービレ」を思い浮かべる。

松田聖子さんとチェッカーズの出身地であることくらいしか知らなかった久留米市(福岡県)を訪ねた主な目的は、城下町である秋月(福岡県朝倉市)を観光するために前泊するためです。西鉄久留米からは、秋月の最寄り駅である甘木駅朝倉市)へ向かう電車(西鉄)が出ているのです。しかし、東京方面から新幹線で博多駅に着いた場合に、甘木駅に行くならば、JR基山駅鹿児島本線佐賀県基山町)乗り換えで、甘木鉄道で行く方法もあります。むしろ、基山駅経由のほうが、所要時間も短いので素直かもしれません*1

それにもかかわらず、このルートをとったのは、久留米市がその周辺の地域の中心地であるので、興味があったからです。久留米市は、福岡県では福岡市、北九州市につぐ第3の人口、そして、九州全体においても第8の人口を有する都市です。

福岡県は、旧の国でいうと3つの国に分かれます。九州を代表する都市である福岡市がある筑前、その東に位置し、北九州市の一部と飯塚市などがある豊前*2、そして、久留米がある筑後です。今回初めて把握できたのですが、筑後は、有明海に注ぐ筑後川沿いに広がる筑紫平野の左岸の部分に当たるようです。左岸の平野は筑後平野と呼ばれているのに対して、右岸の平野は佐賀平野と呼ばれており、佐賀県に属しています。


久留米駅前の観光協会の人の勧めにより、筑後川の左岸の川沿いの道を歩きました。具体的には、久留米城跡(篠山城跡)から水天宮間までの間の遊歩道です。なお、水天宮は、全国の水天宮の総本宮であるそうです*3
筑後川は九州では一番の長さの川だそうです。風により、さざなみがたっているものの、ゆったりと流れる筑後川を見ながら歩くことは心地よく、清々しい感じがしました。散策していて感じたことは、久留米の周辺の地域は福岡の南にあると捉えるよりは、有明海に注ぐ筑後川流域の地域と捉えたほうが分かり易いかもしれないということでした。

福岡県が有明海沿岸まで広がっていることを把握している人は、東日本の人には少ないのではないかと思います。有明海沿岸は佐賀県であるというイメージが強いようです。
ドラマ「のだめカンタービレ」(2006.10-12、フジテレビ)の最終回では、千秋(玉木宏)が、実家に戻っているヒロイン・のだめ(上野樹里)に会うために、博多駅からタクシーで福岡県大川市に向かいます。大川市の位置を知っている人はタクシーを使わないと思いますが、千秋は、のだめ情報により、大川市は福岡市の近くの都会だと思い込んでいたようです。千秋は、途中で佐賀県に入ってしまうことや、なかなか大川市に着かないことに驚いています。なお、ライブドアのタクシー検索で福岡市から大川市の料金を検索すると、佐賀県基山町と、福岡県久留米市を経るルートが出てきて、料金は「昼(13000円〜19660円)」となりました。

のだめカンタービレ」では、大川市佐賀市の間にある筑後川の川べりの風景が印象的に使われています。代表的なものは、川べりを歩いている“のだめ”を、千秋が見つけて後ろから抱きしめるシーン(いわゆる、大川ハグ)です。ドラマ放送直後には、筑後川にかかる筑後川昇開橋の付近に、ロケ地めぐりのために訪れる人が多数いたようです。なお、私は、佐賀市に行った時に、筑後川昇開橋へのバスの便は調べたのですが、時間の関係で行けませんでした。


筑後川沿いの福岡県において観光地として知られているのは、一番下流にあり、水郷として有名な柳川市です。私も以前、柳川で、川下りの舟に乗ったことがあります。柳川に比べると、少しだけ上流にある大川市は知名度が高くなかったのですが、歌手の大川栄作さんがテレビで箪笥を担いだことにより、箪笥などの家具の産地として広く知られるようになりました。「のだめカンタービレ」は、大川市の箪笥だけではない側面を知らせるために貢献したと思います。なお、2008年には、「のだめカンタービレ ロケ地めぐり」ツアーが、大川市の商工会により主催されたようです。商工会のサイトによると、このツアーには「ミスかぐや(家具屋)姫」も加わったようです(大川商工会議所:のだめカンタービレロケ地めぐりツアー報告」)。

*1:博多駅で降りて、西鉄福岡(天神)駅から西鉄甘木に行く手もあると思いますが、博多をしらない私にとっては、難易度が高いです。

*2:大分県中津市なども含みます。

*3:途中には、観光スポットである梅林寺があります。