はてなDiaryから移行してみました。
記事一覧

人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

かつて“日本一小さい町”であった赤岡(高知県香南市)にある“あの店”のことなど

“日本一小さい町”という言葉がタイトルに入っている日経ビジネスオンラインの記事を読もうと思ったのは、以前は“日本一小さい町”であった高知県の赤岡(現在は、香南市赤岡町)に行ったことがあるので、今はどの自治体が、“日本一小さい町”であるのか、そしてどんな町であるかについて興味があったからです。

「“日本一小さい町”から始まるこの国のゆくえ」
日経ビジネス オンライン、篠原匡)
 高知県東部、旧赤岡町(現、香南市)のその店はとても不思議な店である。江戸時代、土佐浜街道の在郷町として発展した赤岡町、中2階切妻造り平入りの商家 が連なる商店街の一角にある。白壁の豪壮な建物は築200年を超える元蝋燭屋。目の前の土佐浜街道を大名行列が通ったこともあれば、測量のために赤岡を訪 れた伊能忠敬が泊まったこともある。

“日本一小さい町”から始まるこの国のゆくえ:日経ビジネスオンライン

しかし、読んでみると、いきなり、赤岡町の話であることがわかり、「..... から始まるこの国のゆくえ」などという、大仰なタイトルの記事に飛びついてはいけないと、教訓を得たのでした。

赤岡町が2006/03/01に香我美町、野市町、夜須町、吉川村と合併し、香南市となった結果、 “日本一小さい町”は、岐阜県墨俣町になりました。その後、“日本一小さい町”は、平成の大合併が進むことにより、何回か変わり、現在は、大阪府忠岡町になっています。ちなみに、赤岡町が“日本一小さい町”となったのは、2005/01/04に長崎県高島町*1が他の5市と共に長崎市に編入された結果でした。(このことは、「都道府県市区町村」のデータベース機能を使って検索し、赤岡町、そして、長崎県高島町が合併した市町村については、「つかんぼやと」の「市町村変遷パラパラ地図」のデータを参照しました。「つかんぼやと」については、「地理好きの旅行者の役に立つ「つかんぼやと」の「市町村変遷パラパラ地図」 - 夏かしのブログ」で紹介させていただいています。)

さて、大仰なタイトルの記事の記事に飛びついてはいけないと思いながらも、この記事を最後まで読んだのは、赤岡に行った際に、中庭で紅茶?を御馳走になった「おっこう屋」のことが、主な内容だったからです。結果として、赤岡の景観を久しぶりに見ることが出来てよかったです。なお、この店の名前が「おっこう屋」だということを、この記事で初めて知りました。


七月に開かれる絵金祭りで有名な赤岡町を訪ねるのは長年の念願でした。その念願の地を訪ねることになったのは、一年前の年末年始の旅行の際でした(「EeePCを持って出た旅から戻ってきました。 - 夏かしのブログ」)。

絵金祭りで展示される屏風絵が展示されている「絵金蔵」を探している私に声を掛けてくれたのが、おそらく記事に出てきた「おっこう屋」の店主さんでした。そして、教えてくれた後に、帰りに寄ってくださいと言われました。都会でしたらば寄らななったかもしれませんが、地方ではこのような言葉を大切にしなくてはなりません。

で、「絵金蔵」の帰りに「おっこう屋」に行きました。「おっこう屋」自体は、日経ビジネスオンラインの記事にも書いてあったように、「雑貨屋でも骨董屋でもフリーマーケットでもアトリエでもない不思議な佇まい」のお店です。私が買いたいような部類のものはなかったのですが、雑談が始まり、やがて、中庭でお茶を御馳走してもらうことになりました。店主さんは、不思議な雰囲気の人であり、私自身も季節外れに遠方からわざわざ赤岡までやってきた妙な奴ですから、二人が話している姿は不思議な絵だったでしょうが、この店では日常の風景なのかもしれません。


さて、前泊した安芸市から赤岡まで来るのには、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線(正式名称は、阿佐線)を使いました。最寄り駅は“あかおか”駅です。
後免駅(高知県南国市)と、奈半利駅(高知県奈半利町)を結ぶ“ごめん・なはり線”は、ほとんどが高架になっており、海辺を通るので景色がいいです。私は、奈半利駅から安芸駅(安芸市)はバスで来たのですが、この区間をごめん・なはり線を使わなかったことを若干、後悔しています。なお、ごめん・なはり線では、各駅のイメージキャラクターを、漫画家のやなせたかしさんが書かれていて面白いです。
私が“あかおか”駅から、高知方向に乗った列車は、高知駅までの直通列車でした(後免駅から土讃線に乗り入れ)。直通の場合には所要時間は、30分くらいですから、高知市からは意外に近いです。高知市に行った際には、赤岡に寄ってみるのを検討されたらいかがでしょうか..。

*1:軍艦島がある町でした。