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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

ドラマ「とめはねっ!鈴里高校書道部」の総括と、原作との違い

ドラマ「とめはねっ!鈴里高校書道部」は全体としては非常に良いドラマだと思いました。また、楽しんで観ることができました。書道に打ち込む結希(朝倉あき)たち高校生と、それを見守る三浦清風(高橋英樹)をはじめとする大人が上手く描かれていたと思います。残念なのは、結希を柔道に専念させるための偽装休部(第4話)と、加茂杏子(赤井沙希)と三輪詩織(浅野かや)の退部未遂(第5話の前半)における「ぐだぐだ」があったことでした。全6話の中に、1.5話分の「ぐだぐだ」を入れたのは無駄使いだったような気がします。

結希と縁(池松壮亮)をはじめにして、キャストはどれも良かったです。鈴里高校と鵠沼学園の書道部部長を務める日野ひろみ(亜希子)と日野よしみ(奈津子)は予想どおりのできでした。予想以上に良かったのは、鈴里高校書道部の顧問の影山(矢嶋智人)でした。原作とは全く印象が違う外見と性格なのですが、ドラマにおける影山も「あり」だなぁと思いました。
結希は原作と違って、ドラマにおいては主人公になっており、性格も良くなっています。以前の記事(「「とめはねっ!鈴里高校書道部」の原作とドラマの違い - 夏かしのブログ」)にも書きましたように、原作における結希は、縁を書道におけるライバルと見なしていましたが、ドラマの結希は親友だとみなしています。二人の友情と淡い恋が非常に好ましかったです。

結希の母の結子(葉月里緒奈)は、原作では大きな役ではありません。ドラマにおいて結子の扱いが大きいのは、結希が主人公であるためかと、初めは思っていました。しかし、結希が自分宛のものだと思って大切に持っていたラブレターが結子宛のものだったという展開になり、驚きました。しかも、差出人が縁の父の義之(ダンカン)であるということにはある意味で唖然としました。しかし、最初はどう考えても不釣り合いに見えたこの二人が、ドラマの最後では、私には“お似合い”に見えたのは不思議でした。ドラマにおいては、二人に2度目の別離が起きたわけですが、私の頭の中で勝手に作る続編においては、二人をハッピーエンドにしたいと思います。

ドラマでは、縁の祖母の英子(山本陽子)が作った浴衣は、ドラマの最後においてに渡されます。原作では、この浴衣を着た結希が書道部のメンバー達と江ノ島の花火大会を観に行きます。この時のことは結希に印象深く残り、文化祭の書道パフォーマンスにおいて、「花火」という文字を書いています。(【訂正 2010.1.21 7:21】先輩達も縁も、結希が花火大会のことを思って「花火」を選んだのだと思っていたようですが、結希に印象深く残っていたのは、書道合宿の際に縁がやっていた線香花火のようです。)「轍」よりは、書きやすそうですね。私としては、「ぐだぐた」を描くならば、花火をシーンを入れてほしかったです。なお、原作で「花火」を書くときには、JITTERIN'JINNの「夏祭り」が流れています。

君がいた夏
遠い夢の中
空に消えていった
打ち上げ花火