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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

目黒さんの良さを引き出したイギリスチーム(バンクバーオリンピック 女子カーリング)

先週末から、カナダのバンクーバー冬季オリンピックが行われています。ここでは、女子カーリングの第4戦までについて、イギリス戦に重点をおいて述べます。今回の出場国は10チームであり、総当たり戦で上位4チームが準決勝に進めます。
今回、日本代表となっているのは、チーム青森です。なお、トリノオリンピックの時のチーム青森にいたメンバーの中では、目黒萌絵さんと本橋麻里さんだけが、現メンバーの中にいます。チームの司令塔ともいえるスキップを務めているのは、目黒萌絵さんです。
第4戦までの結果は、2勝2敗であり、健闘していると思います。詳細な結果は以下の通りです。


第1戦(vsアメリカ)  〔棋譜
日本:00103 03011 | 9
米国:12010 20100 | 7

第2戦(vsカナダ)   〔棋譜
日本:03000 20010 | 6
加国:00202 00102 | 7

第3戦(vs中国)   〔棋譜
日本:01010 10200 | 5
中国:20002 02003 | 9

第4戦(vsイギリス)   〔棋譜
英国:00102 0010X | 4
日本:10030 1105X | 11


アメリカ 戦とカナダ戦は、パターンが似ています。第8エンドで相手が1点を入れて、第9エンドで日本が有利な後攻になります。そして、第9エンドで日本が1点を入れます。この後、順当にいけば、第10エンドでは後攻となる相手が一点を入れて、延長では後攻となった日本が点を入れ勝利を収めることになる可能性が大きいです。しかし、実際には両試合とも第10エンドで決着が付きました。アメリカ戦では日本が1点を入れて勝ち、カナダ戦ではカナダが2点を入れて勝ちました。この結果の違いは、強豪のカナダとアメリカの実力の差を反映しているといえるのかもしれません。

中国戦ですが....、中国のカーリングは、他のチームのとは、異質なカーリングというか...、残念ながら上手く表現できないのですが.....。私にとっては、面白みを感じない試合でした。

これに対して、十分に試合を堪能できたのが、イギリス戦でした。イギリスのスキップのEve Muirheadは、まだ19歳なのですが、とてつもなく上手いです。そして、それに触発されたのか日本のスキップの目黒さんも、この試合は、この上もなく良かったです。特に、第8エンドと第9エンドの攻防は素晴らしかったです。具体的には、第8エンドでイギリスが1点を入れてから、第9エンドで目黒さんがダブルテイクアウトを決めて5点を決めます。この結果、11対4となり、イギリスがギブアップして試合が決まりました。
結果の得点だけを見ると7点差なので、カーリングをよくご存じない人は、日本の大勝だと見なすかもしれないと思います。事実、毎日新聞は「五輪カーリング:日本、強豪・英国に大勝 2勝2敗に」というタイトルで記事を書いています。しかし、実際には、実力が拮抗した好試合でした。Eve Muirheadの 「It was just a few inches here and there that made the difference.」という発言をネットでみかけましたが、7点差がついたのは、正にそういうことなのだと思います。

この試合を含めたカーリングの全試合の動画は、www.gorin.jp で観ることができます。ご興味のある方で、お時間に余裕がおありならば、イギリス戦の第8エンドと第9エンドをご覧になることをお勧めします。なお、動画の最初にパナソニックのCMがありますが直ぐに終わります。