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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

高橋大輔くん、銅メダルおめでとうございます(男子フィギュアスケート)

タイトルには「高橋大輔くん」と書きましたが、私は高橋大輔さんの関係者でも、先輩でもありません。しかし、彼が「心が弱い」とか言われていた時代から、高橋大輔さんに期待し、演技を観てきた私にとって、言葉に出す時や文章に書くときには「高橋大輔さん」(or「高橋大輔選手」)であっても、頭の中で彼のことを言及する時には、いつも「高橋大輔くん」でした。なので、今回のタイトルはそのようにしてみました。

バンクーバーでおこなわれている冬季オリンピックの男子フィギュアスケートにおいて、高橋大輔さんの三位が決まったのが2日前の金曜日の2/19でした。それにもかかわらず、現時点で記事を書いていいるのは、今回の件について上手く整理ができなかったからでした。では、始めます。


フィギュアスケートで日本人選手がメダルをとったのは、高橋大輔さんが三度目です。一度目は伊藤みどりさんの銀(アルベールビル、1992年)、二度目は荒川静香さんの金(トリノ、2006年)でした。伊藤みどりさんの銀は快挙でした。アルベールビルで金をとったのは、クリスティー・ヤマグチさん(アメリカ)でしたが、多くの人の記憶に残ったのは伊藤みどりさんの方ではないかと思います。この時の演技を本日、再び観ましたが、やはりすごいです。トリプルアクセルを跳んで失敗するのですが、演技の最後の方で再チャレンジして成功させます。この時の演技を観て、日本女子が金メダルを取る日もあると希望を持たれた方が少なくなかったと思います。そして、この夢は荒川静香さんにより実現されます。

でも、日本男子がメダルを取る日が来ると予想した人はわずかだったのではないかと思います。日本男子には、体型的なハンディーキャップがあるからです。例えば、今回、金メダルをとったエヴァン・ライサチェクが、今回の日本人3選手(高橋大輔織田信成小塚崇彦)と同じ程度の体格/体型だったらば、同じような得点を得ることができたかはわかりません。ですから、今回の高橋大輔さんの銅メダルは、フィギュアスケート関係者にとっては、とてつもなく大きな出来事であったと思います。日本のフィギュアスケート関係者の長年の努力の結実とも言える今回の銅メダルだと思います。高橋大輔さんだけではなく、日本のフィギュアスケート関係者の皆様に大きな拍手をしたいと思います。


さて、フィギュアスケート関係者でない私が高橋大輔さんの銅メダルに喜んでいるのは何故かというと、以前から高く評価して、見守ってきた選手であることが一つの理由です。これは、17歳の頃から注目していた上野樹里さんが大河ドラマの主人公を演じることが決まり、喜んだのと同じようなものです。

でも、今回、非常に喜ばしかったのは、そういうことよりも、上位の選手の演技で一番いいと思ったのが、高橋大輔さんの演技であり、しかも銅メダルという評価になったことです。現在の彼の演技は、ジャンプ、ステップなどの技自体が素晴らしいのはもちろんのこと、つなぎの部分も十分に堪能できます。大けがをする前と比べて、上半身、特に手による表現力が著しく向上しました。また、顔の表情もよくなりました。フリーで使った「La strada(道)」という曲は、内面を表現するのにも向いていて、大成功であったと思います。

高橋大輔さんは、銅メダルという結果には満足をしていると思いますが、4回転ジャンプを失敗するなど、全てが満足できる演技であったわけではないと思います。次の機会(おそらく、世界選手権)の演技を期待したいと思います。