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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

奇策が上手くいく“ツキ”は一度だったこと(カーリング女子、ロシア、ドイツ、スイス戦)

第4試合目のイギリス戦の第8、9エンドをだけをご覧になった人の中には、これならば、日本チーム(カーリング女子)は、メダルがとれるのではないかと夢見た人がいらっしゃったのではないかと思います。しかし、日本代表のチーム青森のことを少しは知っている私は、そのように楽観的には思えませんでした。確かに、スキップの目黒萌絵さんは、この試合は良かったです。しかし、これまでの試合はそれほどは良くありませんでした。そして、イギリス戦以降の試合がイギリス戦と同様の出来になるとは思えませんでした。それに、サードの近江谷杏菜さんの調子が良くありませんでした。で、残念ながら、第7試合目までを見る限り、私の予想が当ったように見えます。
 

第5−7試合目(ロシア、ドイツ、スイス)の各エンドのスコア、詳細情報へのリンク、棋譜へのリンクを、このページの最後に置きます。


第5−7試合目の勝敗は、1勝2分け(○××)であり、第7試合目までの通算では、3勝4敗(○××○○××)となりました。明日(2/24)行われる2試合( スウェーデンデンマーク戦)を連勝して、総当たりの予選を5勝4敗で終えて、準決勝進出を決めるタイブレークに進出する可能性はあります。私は、期待はしますが、可能性は高くないと思っています。


第7試合まで目黒萌絵さんの調子(ショットの全試合平均成功率は69%)は、私の想定を少し下回る程度ですが、近江谷杏菜さんの調子は(66%)は数字に表れているよりも悪いという印象があります。調子が悪い時は誰でもありますので、近江谷杏菜さんを非難するのはよろしくないと思います。そして、レギュラーの選手が調子が悪い時に代えるための選手として、リザーブがいるのです(チーム青森では山浦麻葉さん)。しかし、近江谷杏菜さんはスキップが投げる時に指示を出すバイススキップであるために、試合には出さなくはならないようです。


ロシア戦は、ハーフタームの時点で、0−6と大量のリードをされていました。監督の阿部晋也さんは、試合の流れを変えるためと、山浦麻葉さんにオリンピックの試合を経験させるために、山浦麻葉さんを投入することを決めたようです。本来ならば、調子の悪い近江谷杏菜さんを下げるのが妥当だと思いますが、上記の事情により、リードの石崎琴美さんを下げます。準備を整えた山浦麻葉さんは第7エンドから出場することになります。そして、阿部監督は、近江谷杏菜さんの負荷を減らすために、彼女のポジションをサードからセカンドに代えます。サードは今まではセカンドであった本橋麻里さんが務めることになりました。
なお、交代の時点において、石崎琴美さんの成功率(全試合平均)は82%であり、チーム青森の中では一番良かったです。
試合の途中で選手を変えるという阿部監督の決断が試合の流れを変えたのか、好調である石崎琴美さんを下げるという日本代表の奇妙な選手交代に、ロシア代表が不気味さを感じ調子を落としたのか分かりませんが、後半は完全にチーム青森の試合になります。そして、9対9の同点で迎えた第9エンドの最後において、目黒萌絵さんがロシアのNo1ストーンをはじき出し、投げたストーンが代わりにNo1となり、3点を入れます*1。そして、ロシアがギブアップ(=自分たちの負けを認めること)して、この時点で12対9で日本の勝利が決まります。


他の2試合のことを簡単にまとめると、ドイツ戦は、第2、3エンドの時点で0−3と3点差であったことを挽回できずに、6−7で負けます。スイス戦においては、調子の悪いチーム青森と強豪のスイスとの力の差が試合の始めから如実に現れました。第8エンド終了時に4−10となり、チーム青森はギブアップをしました。


第5戦(vsロシア)  〔棋譜
露国: 0 0 0 3 3 0 0 2 0 1 0 | 9
日本: 0 0 0 0 0 3 3 0 3 0 3 |12

第6戦(vsドイツ)  〔棋譜

日本:00010 20102 | 6
独逸:02101 01020 | 7

第7戦(vsスイス)  〔棋譜
瑞西:02040 202XX |10
日本:10101 010XX | 4

*1:簡単に言うと、ヒットアンドステイが成功したということです