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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

フィギュアスケート(女子)の最終結果について(バンクーバーオリンピック2010)

バンクーバーオリンピックにおける、フィギュアスケート(女子)の総合成績は以下のようになりました。

順位 名前 総合得点 ショート フリー
1 韓国 金姸児 228.56 78.50(1) 150.06(1)
2 日本 浅田真央 205.50 73.78 (2) 131.72 (2)
3 カナダ ジョアニー・ロシェット 202.64 71.36(3) 131.28(3)
4 アメリカ 長洲未来 190.15 63.76(6) 126.39(5)
5 日本 安藤美姫 188.86 64.76(4) 124.10(5)
6 フィンランド ラウラ・レピスト 187.97 61.36 (10) 126.61 (4)
7 アメリカ レイチェル・フラット 182.49 64.64 (5) 117.85 (8)
8 日本 鈴木明子 181.44 61.02(11) 120.42(7)

1−3位までは予想通りでした。4位には安藤美姫さんが入ると予想しましたが、長洲未来さんが入り、安藤美姫さんは5位になりました。鈴木明子さんは6位くらいかなぁと思っていましたが、8位でした。鈴木明子さんのフリーの演技にはミスがありましたが、私の主観においては、とてもよかったです。
少なくても、最終グループにおいては、大きく崩れる選手がいなかったことは良かったと思います。なお、Carolina KOSTNERElene GEDEVANISHVILI が大きく順位を落としたのは想定内でした。

フリーでトリプルアクセルを2度決めた浅田真央さんの得点が、金姸児さんの得点より、18.34も低いことについては、おかしいと思われる人が少なくなかったようですね。確かに、私も金姸児さんの得点が出すぎだという印象を持ちました。でも、二人の得点差がある程度はつくのは現行の得点システムでは妥当だと思います。今回のジャンプの基礎点は両選手はほぼ同じであり、表現力は金姸児さんの方が上回っています。したがって、両選手がノーミスである場合でも、金姸児さんの得点が上回ります。しかも、今回は浅田真央さんはジャンプで二つミスがありましたので、大きく点差が開くのは妥当だと思います。


現行の得点システムではなく、私自身の主観による採点においても、浅田真央さんがジャンプのミスをしなかったとしても、金姸児さんの演技の方が上回っていたと思います。
まず、トリプルアクセルについてです。浅田真央さんがトリプルアクセルを行う前に、演技の空白と見える時間があります。トリプルアクセルに期待する人は、wktkしてこの時間を味わっているようですが、私には演技の空白としか映りません。浅田真央さんは、技のつなぎが上手くないというのが私の評価です。
そして、音楽に関しては、金姸児さんの演技では、ジャンプやスピンを音楽の中に上手くはめ込んでいるように見えるのですが、浅田真央さんの場合は演技のバックグラウンドに音楽を流しているだけという印象を受けます。これは、音楽の解釈において、浅田真央さんより、金姸児さんの解釈が優れていると私は評価します。それに、演技で使っている音楽は浅田真央さんの世界観をあらわすために合っているものというよりは、タラソワ コーチの世界観を表しているように映ります。つまり、タラソワの世界をアスリートである浅田真央さんが演じてるという感じがします。
ただ、この二つに関しては、浅田真央さん自身の問題というよりも、タラソワを含めたチーム浅田真央の問題のように思います。

今回は、浅田真央さんは銀メダルに終わりましたが、金姸児さんという好敵手がいることは、彼女にとって良いことだと思います。上に二つの問題点?を上げましたが、これは金姸児さんがいるので浮かび上がってくるものです。課題があれば、改善する余地があるということですので、悪いことではありません。


さて、金姸児さんは、カナダに住み、ブライアン・オーサーの指導を毎日のように?受けているようです。非常に恵まれた環境だとおもいます。これに対して、浅田真央さんは、タラソワが多忙のために、指導を時々受けるだけのようです。この辺のことをどうするかということが、課題の一つのような気がします。

なお、以下のような新聞記事がありました。ただし、ソースはデイリースポーツです。(追記:他のスポーツ新聞にも同様の記事がありました。)

「真央、4年後ソチ金獲りへ新コーチ探す」
                  デイリースポーツ(2010年2月27日)
バンクーバー五輪フィギュアスケート女子で銀メダルを獲得した浅田真央(19)=中京大=が、現在のタチアナ・タラソワ・コーチ(63)を総合アドバイザー的な立場とし、新コーチを招く意向のあることが26日、分かった。3月の世界選手権後にも、人選に着手する。キム・ヨナ(19)=韓国=との “激闘”から一夜明けた真央は、改めて14年ソチ五輪挑戦を明言し、悲願の金メダル獲得へ思いを新たにした。
 4年後のソチへ向け、真央陣営が新体制を敷く。体調に不安があり、ロシアに教え子を持つタラソワ・コーチとは、オフシーズン以外でなかなか直接指導を受けられず、試合での現地合流がほとんど。五輪代表権の懸かった昨年12月の全日本選手権もロシア選手権と重なったため来日できず、チグハグな状態が続いていた。真央自身は今後も中京大(愛知・豊田キャンパス)を拠点に練習することを望んでおり、コーチ、選手としてともに戦うのは3月の世界選手権(トリノ)が一区切りとなりそうだ。
 ただ、陣営は「真央の新たな一面を引き出してくれる」(関係者)と、これまでの指導に感謝しており、引き続いて振り付けや、アドバイザー的な立場を依頼する予定。また、14年ソチ五輪はタラソワ・コーチの地元ロシアでの開催。幅広い人脈もあり、後ろ盾としては心強いものになる。
 リンクサイドに立つ新コーチについては、世界選手権後に人選に入る見込み。現在の練習環境も考慮し、日本人コーチを含めてリストアップしていく予定だ。

http://www.daily.co.jp/newsflash/2010/02/28/0002747217.shtml