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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

日本人と海苔についての研究。大川市の人はどうなんだろうか?

4月12日(月)に放送された「鶴瓶の家族に乾杯」では、笑福亭鶴瓶さんとゲストの上野樹里さんが、福岡県の大川市を旅し、海苔養殖業の古賀さん夫婦に出会いました(「のだめ(上野樹里)、故郷の大川市に帰る(「鶴瓶の家族に乾杯」) - 夏かしのブログ」)。大川市では、筑後川を利用した海苔養殖が盛んなようです。

海苔は日本人にとって身近な食材です。朝食の和定食には、海苔が付いてくることが多いですし、日本を代表する食べ物である寿司にも海苔が使われます。2010年4月8日に発行された英国の学術誌「Nature」に日本人と海苔に関係する論文が掲載され、このことが、一般紙(読売、毎日など)の記事になりました。

「細菌:日本人の腸に「海藻好き」細菌 伝統的食生活影響か−−仏研究チーム発見」
      〔毎日新聞 2010年4月8日 東京朝刊〕
 日本人の腸内で、ノリやワカメなど海藻の食物繊維を消化している細菌を、フランスの研究チームが発見した。この細菌は米国人の腸内にはなく、海藻をよく食べる日本人が体外から取り込んで共生しているらしい。8日発行の科学誌「ネイチャー」に掲載された。
 ヒトの腸内には約1000種の共生細菌がいる。これらは人体が作れない酵素を出して、消化吸収を助けている。野菜の食物繊維は腸内細菌が出す酵素によって分解・吸収されるが、海藻類の食物繊維はそのまま体外に排出されると考えられてきた。
 チームは、ノリを餌にしている海中の細菌から、ノリの食物繊維を分解する酵素を発見、酵素を作り出す遺伝子を特定した。日米の31人の腸内細菌で遺伝子の有無を調べたところ、日本人13人中5人の腸内細菌にほぼ同じ配列の遺伝子があり、米国人18人の腸内細菌にはなかった。
 日本人は、遅くとも8世紀にはノリを食べていたことが文献で分かっている。チームは、日本人が海藻を食べ続ける過程で腸内に細菌が入り、腸内にもともといた共生細菌がその遺伝子を取り入れて進化し、海藻の消化酵素を作るようになった可能性が高いとしている。【斎藤広子】

http://mainichi.jp/select/world/news/20100408ddm002040037000c.html

一般紙に掲載されている内容では、私としては十分な情報が得られなかったで、「Nature」に掲載された元論文を探しあてました。でも、読まずにペンディングにしたままでした。今日になって、この件についての記事が「ナショナルジオグラフィック式日本語サイト」に掲載されたのを見つけました。日本語ですから、読みやすかったです(笑)。

被験者となった日本人13人中5人の腸内細菌の遺伝子に、ノリの食物繊維を分解する酵素があったということですけれど、大川市の人を被験者としたのならば、この割合は5/13より大きかったかもしれません。各県で調査を行い、割合の分布を調べたらば面白いかもしれません。