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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

宮崎県における口蹄疫が松阪牛に影響することを知り驚きました。

宮崎県が家畜改良事業団(高鍋町)において管理している種牛が口蹄疫にかかったことが確認されたことを知ったネットの住人が、ざわめきはじめたのは、5/15(土)から5/16(日)に日付が変わった頃ではないかと思います。ネットでニュースソースとされたのは、江藤拓さんのブログでした。畜産関係に詳しくない私は、この時点においては半信半疑でした。
なお、私がこの件に関する新聞記事(ネット版)を見かけるようになったのは、5/17(月)になってからです。

家畜改良事業団の場所は、最も近い発生農家から2キロのところのようですから、種牛に感染が起きないように、安全なところに移動することが妥当だったと思うのですが、発生農家から10キロ以内なので家畜伝染病予防法の移動制限区域内に該当するために、残念ながら移動できなかったようです。東国原英夫知事は、5/10に宮崎県を訪れた赤松広隆農水相に、「事業団は宮崎の宝。打撃を受けると肉用牛も一網打尽になる。特例措置で移動できるよう検討して欲しい」と求めたのですが、赤松広隆農水相は少なくてもこの時には認めませんでした。

感染した牛を含む種牛49頭は殺処分されることになりました。ただ、家畜改良事業団で管理していた種牛のなかでエース級と呼ばれている6頭は、国の特例措置で移動が許され、13日に西都市に移動されていました。このため、殺処分を逃れることができました。もっと早くに、全ての種牛に対して特例措置が認められていれば、一頭も殺処分する必要がなかったかもしれません。


さて、週が明けて、テレビにおける口蹄疫の報道が急に大きくなったように感じています。種牛にも感染したとが判明したことが一因だと思います。しかし、それだけではなく、マスコミが、宮崎県以外にも大きな影響があることに実感として気づき始めたことも一因だと思います。私もこのことについては今回初めて知りました。松阪牛って、松阪周辺で生まれた牛を育てたのではなく、他の県で生産した子牛を松坂の周辺で育てたものだったのですね。なお、私は、松阪市に行き、松阪牛を食べたことはあるのですが、牛を育てている所を訪ねてはいません。

で、他の県への影響がわかりやすく書かれている西日本新聞の記事の一部を張っておきます。

「宮崎 ブランド種牛6頭避難 40年近くかけ育成 松阪牛佐賀牛 生み出す一級品 全国の生産者安ど」
                                西日本新聞(2010年5月14日 06:32)
 宮崎県の東国原英夫知事が赤松広隆農相に“超法規的措置”を直談判してまで避難させた種牛6頭は、宮崎牛ばかりでなく、松阪牛佐賀牛など高級肉牛を生み出す“スーパーエリート牛”だ。宮崎県には全国各地の畜産関係者から感染回避のため避難を求める要望が相次いでいたという。「もし感染して処分でもされれば、先人が40年近く続けてきた努力が水泡に帰すところだった」。関係者からは、ひとまず安心する声が上がった。
(中略)
 三重県松阪牛の肥育農家などでつくる松阪牛協議会の永田憲明理事は「松阪で肥育する子牛の約半数を占める宮崎産の子牛がいなくなれば、松阪牛の品質にも影響する。他の子牛産地を探そうにも、宮崎のような信頼度がある産地はなかなかない」と話している。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/171511