はてなDiaryから移行してみました。
記事一覧

人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

勝利を収めたカメルーン代表戦と、これからのオランダ代表戦、デンマーク代表戦の予想を、標準偏差を使って、いいかげんに表現してみる

サッカー男子の日本代表は、ワールドカップ(南アフリカ大会)における1次リーグE組の緒戦・カメルーン代表戦において、1−0で勝利を収めました。おめでとうございます。
得点をしたのは、本田圭佑CSKAモスクワ)でした。彼は、試合後のインタビューで自分で言っていたように、“持っている”のかもしれませんね。


さて、試合後に起きたことで、奇妙だったことは、代表監督である岡田さんの評価が激しく上がったことです。岡田監督は、試合前も、試合後も、優秀な代表監督ではないことには変わりはないと、私は思います。
岡田監督は、スイス合宿において、初めて日本代表と強豪国との実力差を認識したようです。その結果、守備の人数を一人増やし(阿部勇樹)、中村俊輔がスタメンから外れました。極めて妥当な判断だと思います。しかし、問題なのは、ワールドカップが始まる直前まで何故、気がつかなかったのかということです。この結果、中村俊輔を中心にして行ってきたチーム作りは無駄になりました。もし、もう少し前に気がつけば、選手選考も違っていたと推測します。

オランダ代表戦、デンマーク代表戦に較べて、カメルーン代表戦には可能性がありました。そして、微かですけれど日本代表が勝つ可能性もありました。カメルーン代表戦では、カメルーン代表の状態が悪く、本田圭佑が“持っていた”ので(笑)、その可能性が、実現しました。単にそれだけのことです。


巷では、カメルーン代表に勝てたのだから、オランダ代表、デンマーク代表にも勝てるのではないかと、思われている方も少なくないようです。確かに可能性は0ではありません。しかし、オランダ代表には引き分けも難しいですし、デンマーク代表には勝つのは難しいです。
E組の属する4つの国の代表の実力を不等号で表すと以下のようになると思います。

日本 > カメルーンデンマーク >> オランダ

カメルーン代表とデンマーク代表の実力はほぼ同じくらいだと思います。この2カ国と日本の差よりも、この2カ国とオランダ代表との差は大きいと思います。
カメルーン代表とデンマーク代表の実力は、ほぼ同じなのにかかわらず、私がカメルーン代表戦の方に可能性があると考えていたのは、カメルーン代表は、試合によって“でき”のばらつきが大きいからです。恐ろしく良い試合をすることもあれば、とんでもなく酷い試合をすることもあります。統計用語で言えば、試合における“でき”の標準偏差は、カメルーン代表の方がデンマーク代表より大きいということなります。

「試合において発揮される実力」の確率分布の平均値(μ)と標準偏差(σ)を、極めていい加減に以下のように表すことにしましょう。おのおのの数字は、説明のために根拠もなく割り振ったことをご理解ください。

チーム 平均(μ) 標準偏差(σ)
日本代表 40 5
カメルーン代表 50 10
オランダ代表 65 5
デンマーク代表 50 5


「試合において発揮される実力(サッカーワールドカップ南アフリカ大会)E組」

上記のいい加減な数字に基づいて、カメルーン代表戦について論じ、これから行われるオランダ代表戦とデンマーク代表戦について、いい加減なことを言ってみることにします。

カメルーンで代表戦では、日本代表は本田△を筆頭にして多くのメンバーが普段の実力以上のものを発揮してたので「μ+2σ」であるのに対して、カメルーン代表は恒例の内紛があったために実力が発揮されずに「μ−σ」という感じだったのではないかと思います。この場合、日本代表は50.0(=40 + 2*5)であったのに対して、カメルーン代表は40.0(=50 - 1*10)となります。日本代表の方が10ポイント高いので、勝利を収めたということでしょうか。

次の試合のオランダ代表戦では、日本代表がカメルーン代表戦よりもさらに好調で「μ+2.5σ」(52.5=〔40 + 2.5*5〕)、オランダ代表が絶不調で「μ−2.5σ」(52.5 =〔65 - 2.5*5〕)ならば、同ポイント(52.5)になります。この場合は引き分けになりますが、可能性は極めて低いと思います。

最後のデンマーク代表戦は、日本代表が普通に好調で「μ+σ」(45.0 =〔40 + 1*5〕)、デンマーク代表が普通に不調で「μ−σ」(45.0 =〔50 + 1*5〕)ならば、同ポイント(45.0)になります。このように引き分けになるということは、ありえなくはないと思います。


ということで、オランダ代表戦の結果には期待はしていないのですが、オランダリーグで活躍していた本田△がスタメンで出場することなど、楽しみな試合ではあります。普段の試合では、オランダ代表が日本代表戦をフルメンバーで真剣に戦ってくれることは極めてありえませんので、今回の試合は日本代表には良い経験になると思います。


【追記 2010.6.16 23:39】
ワールドカップ前における岡田監督のorzなことは関係なく、この後、オランダ代表戦に引き分けて、デンマーク代表戦に勝ち、ベスト4となったらば、岡田監督は“持っている”監督ということになるんだろうと思います。そしたらば、喜んで陳謝することにいたします。