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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

投票所の削減に、期日前投票で対処する自治体

昨日の夕方は激しい雨が降っていたのですが、少し遅く起きると、痛いような日差しの天気になっていました。
で、用事で外出した際に、参議院選挙(2010.7.11)の期日前投票に行ってきました。バス停で待っている際に、気が遠くなるほど暑かったです。

さて、期日前投票を行うためには、「不在者投票事由」を満たしていなくてはなりません。私の場合は、投票日である明日に出かけるという理由になっています。実は、明日が天気が悪ければ外出を取りやめてしまう可能性があります。でも、下に引用した総務省の資料にありますように、「.....があるなど一定の事由に該当する」という「見込み」があることがポイントであるようなので、「見込み」がはずれても問題がないように推測されます。

【(期日前投票の)投票対象者】
 選挙期日に仕事や旅行、レジャー、冠婚葬祭等の用務があるなど一定の事由に該当すると見込まれる者です。投票の際には、宣誓書に列挙されている一定の事由の中から自分が該当するものを選択します。

総務省|投票制度


さて、今回の参議院選挙ですが、政府の事業仕分けの影響で、投票所の数が削減されたことにより、投票率が低下するのではないかと懸念されています。

参院選投票所、全国で3000か所減…01年比」
                            読売新聞(2010年7月8日07時32分)

国の財政難を背景に、参院選で市町村に設置される投票所数が2001年に比べて約3000か所減っていることが総務省の調べで分かった。
 投票率の低下が懸念され、自治体は対応に追われている。
 同省によると、全国の投票所数は、01年参院選の5万3439か所がピーク。07年参院選で5万1742、09年衆院選で5万978と減少し、今回の参院選は5万314。01年から5・8%の削減で、減少率の最高は市町村合併が進んだ鳥取県の25・6%減、次いで島根県の21・0%減だった。
 有権者数などに応じて国から市町村に割り振られる国政選挙の経費は、昨年11月の政府の事業仕分けで「予算要求の縮減(10〜20%程度)」と判定され、今回の参院選の予算は、前回参院選より約90億円少ない436億円。投票所経費は約49億円削減された。
 総務省は「投票所の人件費を抑え、数は確保してほしい」と求めているが、経費削減が投票所の減少に拍車をかけている。
 昨年119か所あった山形県鶴岡市は、有権者が少ない地区の統合で27か所減らし、人件費など約1500万円を削減した。投票機会を確保するため、同市は今回の参院選で、投票所をなくした地区の公民館などに一日2時間限定の期日前投票所を臨時で設置した。
 また、49か所あった投票所を昨年の衆院選で19か所に減らした鳥取県大山町は、山間部の高齢者のため、期日前投票の最終日まで3日間、無料バスを運行する。

参院選投票所、全国で3000か所減…01年比 : ニュース : 参院選2010 : 参院選 : 選挙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

近くの投票所が廃止されても、自家用車を保有している世帯には影響は少ないでしょうが、そうではない高齢の方々には大きな影響があると予想されます。自治体の中には、期日前投票の制度を活用して、これらの人たちの投票機会を確保しようとしているところがあるようです。
これらの努力をしている自治体には、頭が下がります。でも、「選挙期日に仕事や旅行、レジャー、冠婚葬祭等の用務があるなど一定の事由に該当」しない人たちが、期日前投票をしなくてはならないという事態は、明らかにオカシイです。期日前投票の際に提出する宣誓書には、該当する理由がないですよね。

政府の事業仕分けは、最初の頃は、誰が考えても無駄なことを削減していたので、初めのうちは好意的に見ていました。しかし、最近では必要と感じる予算も削られているので、無理して行う必要はないと思っています。選挙の投票所を減らすことは、民主主義の根幹を蝕むことだと思います。予算が乏しいのならば、高速道路の無料化の実験などの必須ではないことを、やめればいいと私は思います。高速道路の無料化をすることにより、自動車を保有する層の消費を促し、内需拡大をしたいと与党は考えているのでしょうが、投票所の減少により影響受ける人達は恩恵を受けません。政府には、そのような人たちに対する配慮が必要だと思います。