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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

田老(岩手県宮古市)に行って、防潮堤の上を走る自転車に驚く

============= 2011/03/19 12:18 追記 ============
2011年3月11日に起きた大地震のあとの津波のために、田老は甚大な被害を受けました。亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、田老のできるだけ早い復興を願います。

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海の日の周辺の3連休の初日には、三陸海岸のほぼ中央にある田老(岩手県宮古市)に観光に行ってきました。なお、次の日は、金田一温泉から折爪岳にヒメホタルを観に行きました。

田老は、巨大な防潮堤(高さ10メートル、全長2.5キロ)があることで有名なところです。田老は昔から、津波の被害を何度も被ったようです。死者1522名となった昭和三陸地震(1933年3月)の際の津波においては、当時の田老村は一番激しい被害を被ったようです。具体的には、全人口1798人の42%に当たる763人が亡くなりました。このような被害を再び被らないように、村は防潮堤の建設(第一期)に着手します。以前のチリ大地震(1960年5月)の際の津波においては、三陸を中心にして死者142人を数える大きな被害があったのですが、この防潮堤(1958 年に完成)のおかげで、当時の田老町には人的な被害がありませんでした。このことを機に、田老の防潮堤は世界的にも有名になったとのことです。

防潮堤は、とにかくデカイです。高いのももちろんですが、幅が広いです。多くのところから防潮堤の上に登ることができて、その上を歩くことができます。私が宮古駅を経て田老の駅についたのは夕方の時頃でした。ちょうど散歩にいい頃であり、何人かの人が防潮堤の上を散歩していました。翌日には、防潮堤の上を自転車に乗って移動している人を見つけて、さすがに驚きました。自転車を防潮堤の上に乗せられる仕組みがどこかにあるのでしょうか...。

防潮堤は2重になっており、港の入口の辺りで乗り換える?ことができることになっています。したがって、町を見まわすのに良いと同時に、便利な通路になっています。例えば、私が泊まった宿のそばからは、港の入り口経由で、駅の近くまで行くことができます。

田老は、防潮堤だけではなく、ウニの産地であり、景勝地三王岩があることでも知られています。宿の食事では、生のウニを食べることができ、美味しかったです。翌日には、みなと公園において「うにまつり」が開催されたのですが、開催が10時からでしたので、移動の関係で覗いてみれなかったのが残念でした。

田老は訪ねてみる価値が十分にあるところであると思うのですが、残念ながら、田老については旅行のガイドブックにはほとんど載っていませんし、ネットにも情報があまり載っていません。田老が田老町という独立した自治体の時代は、田老町のホームページがあったようですが、宮古市と合併してからはなくなってしまったようです。現在の宮古市のホームページは、観光スポットとして三王岩が載っているだけで、防波堤については触れていないようです。防波堤を歩きながら眺める田老の町がいいのですけどね。

ともあれ、宮古市浄土ヶ浜を観光した後に、三陸鉄道北リアス線に乗って北山崎に行こうと考えられている方には、田老駅で降りて、防潮堤の上を歩いてみることをお勧めします。三陸鉄道北リアス線の運転間隔は1〜2時間くらいですから、防潮堤を歩いて三王岩(片道20分?)に行って戻ってくる時間は十分にあります。