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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

ヒメボタルが縁で、金田一温泉に泊まりました。

海の日の周辺の3連休の二日目は、岩手県三陸海岸にある北山崎(田野畑村島越)の観光船に乗った後に、金田一温泉岩手県二戸市金田一)に行きました。
金田一温泉は、岩手県の北部にあり、青森県に隣接する二戸市の北部にあります。金田一温泉がある湯田という地域は、1972年4月に福岡町と合併して二戸市になるまでは、金田一村という自治体にありました。金田一温泉は、馬淵川に沿って開けた田園地帯にあります。馬淵川は、岩手県葛巻町に源とし、旧・福岡町(二戸市の中心)と旧・金田一村を通り,最終的には青森県八戸市において太平洋に注ぐこの地域を代表する川です。流域の自治体は、明治維新の後は、青森県岩手県に分かれましたが、一つながりの地域と言えると思います。

金田一温泉は、座敷わらしで有名です。座敷わらしがいるとされている宿・緑風荘*1があり、座敷わらしを題材とした小説「ユタとふしぎな仲間たち」(三浦哲郎 著)のモデルとなった場所です。「ユタとふしぎな仲間たち」は、NHK少年ドラマシリーズとして1974年にドラマされましたし、劇団四季によりミュージカル化されましたので,ご存じの方も少なくないとおもいます。作者の三浦哲郎さんは、金田一村に住んだことがあり、この時の経験を基にして、「ユタとふしぎな仲間たち」の他にもいくつかの小説を書いているようです。なお、座敷わらしを見ると幸せになるという説があるようです。また、見えるのは霊感が強い人で、誰でも見ることができるわけではないようです。

さて、私が金田一温泉に行ったのは、座敷わらしを見るためではなく、ホタル(ヒメボタル)を見るためです。といっても、ヒメホタルガ生息しているのは二戸市、軽米町、九戸村の境にある折爪岳です。折爪岳自然遊歩道では、ヒメボタルを見ることができる7月中旬にヒメボタル観賞会(折爪岳振興協議会)が開催されており、今年は、7月10日(土)〜7月19日(月)でした。
金田一温泉では、宿泊者を対象にして折爪岳自然遊歩道にシャトルバスを運行していることが大きなポイントとなり、今回、金田一温泉に泊まりました。このシャトルバスは、旅館の持ち回りで運行しているようで、この日は、私が宿泊した仙養舘とホテル金田一のバスが出ました。参加人数は全体で30人くらいだったと思います。折爪岳に着くと、二戸市の市役所の方の案内でヒメボタルを見ることができました。なお、折爪岳自然遊歩道へのシャトルバスは、二戸駅駅前などからも出ていました(運行期間、定員などは様々)。

金田一温泉自体には、それほどの期待を期待を持たずに行ったのですが、ほっとするような温泉郷でした。日本の田舎の原型が存在しているという感じがして、いいところに出会ったと思いました。馬淵川に流れこむ小川の両側には田んぼが展開されており、小川沿いの道を朝夕歩くのは心地良かったです。小高い丘を登ると、りんご畑がありました。リンゴはこの地域の特産品のようです。なお、金田一温泉でも、ヒメボタルではないのですが、ホタルが見えるようです。このホタルを見るために、再び訪れてみたいと思いました。

私が泊まった仙養舘は、少しレトロな感じの旅館でした。いい意味で不思議な印象を受けるの旅館であり、居心地が良かったです。お風呂も洗面台もモザイクタイル?が綺麗です。設備は新しくはないのですが、その古さもこの旅館の魅力のように思いました。食事は地元の素材を生かしたものであり、鮎?の塩焼き、ひっつみが美味しかったです。それから、女将さんがテキパキしているのですが、佇まいがいい意味で不思議なんですね。以前、ヒロイン(比嘉愛未)が座敷わらしに見えてしまうという設定の朝ドラがあり、そんなことはありえんだろうと思っていたのですが、この女将ならば、一年に一度くらいは見えてしまうのではないかと思ってしまいました。


さて、本日・7月24日(土)は、「金田一温泉まつり」が開催されているようです。盛況となることを祈念しております。

*1:2009.10に火事になり、現在は再建中です。