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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

予想通り、感動はないが、それはそれで構わないドラマ「熱海の捜査官」

熱海の捜査官」(金23、テレビ朝日)が、今季のドラマとしてはおそらく一番遅く始まり、第3話まで終わりました。このドラマについては、以下の記事で、「感動などありえないと思われる7月期のドラマ」として、「宇宙犬作戦」と「うぬぼれ刑事」とともに紹介しました。予想通り、感動はありませんが、第3話まで観ているということは、感動が無いドラマでも、(私は)OKだということだと思います。しかし、このドラマを放送しているテレビ局が、「絶対に負けられない戦いがある」という暑いキャッチを使ってサッカー日本代表の試合を中継しているテレビ朝日であることは面白いことだと思います。このドラマ枠は、「Trick」や「時効警察」を生み出したテレビ朝日の伝説のドラマ枠ですから、治外法権?があるのかもしれません。

このドラマの監督・脚本を務めるのが三木聡さん、そして、主役の広域捜査官・星崎剣三を演じるがオダギリジョーさん、ドラマの舞台が熱海ですから、ゆるいドラマだとは思っていましたが、予想通りでした。
ドラマの内容は、スクールバスに乗っていた4人の女子生徒(永遠の森学園の中等部)が、スクールバスと共に行方不明になった3年前の南熱海市(架空)で起こった事件に関したものです。当時、事件から3日後に、生徒の一人である東雲麻衣(三吉彩花)が、意識不明の状態で発見されました。3年後、東雲麻衣は意識を取り戻し、これをキッカケにして、広域捜査官である星崎剣三(オダギリジョー)と北島紗英(栗山千明)が、事件の担当である南熱海署に派遣されます。とにかく、登場人物が多いです。


広域捜査官関係: 広域捜査官・星崎剣三(オダギリジョー)、広域捜査官・北島紗英(栗山千明)、鑑識課・坂善正道 (田中哲司
南熱海警察署: 署長・拾坂修武 (松重豊)、婦警・桂東光子(ふせえり)、署員・犬塚発見(少路勇介)、
熱海市役所: 市長・甘利雅彦(団時朗)、秘書・村松利史亀岡渡)
南熱海興行(やくざ): 組長・朱印頭 (松尾スズキ)、組員・鮫島猛 (緋田康人
永遠の森学園(スタッフ): 校長・宇喜多幸光(津村鷹志)、教頭・敷島澪 (藤谷文子)、寮長・阿久根淑子(宮田早苗)、バス運転手・新宮寺有朋 (山中聡
永遠の森学園(生徒): 東雲麻衣 (三吉彩花)〔行方不明になるが、発見される〕、甘利レミー(二階堂ふみ)〔市長の娘〕、四十万新也 (山崎賢人)〔行方不明の4人のヌードモデルになる〕、椹木みこ(山田彩)〔失踪した生徒の一人、陶芸クラブのメンバー〕
熱海市の住民: 南熱海天然劇場の座長・蛇川方庵 (小野栄一)〔3年前の事件の発端になる〕、南熱海市市民病院の医師・樫村茂 (山崎一)、レストラン「ボリューム」のウエイトレス・伊藤奈々子 (小島聖)、NPO「空と海と虹の会」の代表・平坂歩 (萩原聖人)、旅館「熱海南海荘」の主人・相模徳三郎 (岩松了)〔桂東光子の兄〕、レブス陶芸クラブ経営者・洲崎道代(広田レオナ)〔援助交際の斡旋をしているらしい〕、占い師・占部日美子 (銀粉蝶


第3話までのドラマの内容は、以下のようなものです。

第1話では、3年前の事件の発端が描かれた後、舞台は現在に移ります。上でも書きましたが、バスと共に行方不明になり、後に発見された東雲麻衣の意識が戻り、これをキッカケにて、広域捜査官の2人(星崎剣三、北島紗英)が登場します。なお、東雲麻衣は、事件当時の記憶を失っていると主張していますが、本当かどうかはわかりません。最後は、失踪していたバスが海から引き上げられるところで終わります。
第2話では、市長の娘である甘利レミーの情報で、行方不明中の生徒・椹木みこが「レプス陶芸クラブ」のメンバーであったことがわかり、星崎は南熱海署長の拾坂修武(松重豊)とともに、捜査にいきます。北島紗英は、事件の発端になった老人・蛇川方庵(小野栄一)に会いに、南熱海天然劇場に行きます。星崎は、永遠の森学園の寮長・阿久根淑子から、行方不明になった4人の生徒が、その前日に、男子生徒・四十万新也 のヌードのデッサンをしていたことを知ります。ドラマは、バスから発見されたカセットテープを再生するところで終わります。
第3話の冒頭で再生されたカセットテープからは有益な情報は見つかりませんでした。二人の捜査官は、南熱海市の地形的な中心にある雑居ビルに向かい、占い師の占部日美子(銀粉蝶)に出会います。その後、南熱海署長の拾坂と共に、蛇川方庵の部屋に行きますが、彼は失踪しており、調査の結果、実は3年前に死んでいたことを知ります。なお、蛇川方庵の部屋で見つけたビデオテープには、行方不明になった東雲麻衣と椹木みこが踊っている姿が写っていました。星崎は、甘利レミーの情報により、レブス陶芸クラブでは援助交際の斡旋をしていたことを知ります。


ドラマは、丁寧に、そして、濃密に描かれています。しかしながら、事件がそれほど解明されたわけではありません。登場人物の顔見せがとりあえず終わったところでしょうか。
三木聡さんの作品らしく、コネタが満載です。星崎が使う「イエス-ノー-ランプ」はよいのですが、婦警・桂東光子が毎回、星崎に対して行うイタズラのネタは冗長だと思います。
暇があれば、このドラマを録画したものを観ているので、お気に入りではあるのですが、いつも途中で眠ってしまいます。居眠りして、風邪をひかない時期に向いているドラマだと思います。
ドラマはこのままのユルさで、最終回まで進むと思いますが、それほど目新しい謎解きがあるとは思えません。でも、このドラマの趣旨は、謎を解明することではなく、それに付随する雰囲気を味わうことだと思います。そのことを受け入れられる人が視聴者になり、そうでないとは離れていくドラマだと思います。