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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「10年先も君に恋して」(第1話)を観て、「下北サンデーズ」(2006)を思い出しました。

10年先も君に恋して」(火10、NHK)の第1話を観ました。NHKをあまり観ることのない私がこのドラマを観たのは、木南晴夏さんが出演するからでした。なお、ドラマの脚本を書いているのは大森美香さんです。木南晴夏さんが大森美香さんのドラマに出演するのは、「風のハルカ」(2005.10-2006.3)以来です。

ドラマのヒロインは、老舗出版社の小説担当の編集者・小野沢里花(上戸彩)です。そして、木南晴夏さんは、里花の同僚の編集者である蜂谷亜美を演じています。亜美が仕事より恋愛を優先するタイプあるのとは反対に、里花の方は仕事には一生懸命ですが恋愛にはあんまり積極的ではなく、男運が悪いという設定になっています。里花と亜美はプライベーでも仲がいいようです。この他に、出版社関係では、文芸部の副部長・青山比沙子(高島礼子)がいます。里花が現在担当している小説家を劇団ひとりさんが演じ、これから担当することになる小説家を渡辺えりさんが演じます。

男には縁が余りない里花ですが、最近、コートを着てサングラスをかけた妙な男(内野聖陽)に付きまとわれていることを感じています。視聴者には、彼は、里花の未来の夫・円山博であり、里花と博(現在)が出会うのを防ぐために、未来からやってきたことが分かっていきます。しかし、博(未来)の努力にもかかわらず、二人は出会ってしまい、メイルアドレスを交わし合います。

博(現在)はエレベータ−会社に務めている研究者であり、大学時代の研究室にも頻繁に足を運んでいます。で、教授の三田村(藤竜也)は、密かにタイムマシンの作成にとりくんでいるようです。はい、だいぶ話が見えてきましたね。なお、藤竜也さんも「風のハルカ」に出演しており、「倉田旅館」の主人の役を演じていました。
研究室で、博(現在)が素敵な女性に出会ったことを話すと、三田村も、博(現在)の友人で研究生である森松隼人(中山祐一朗)も、女に縁がなかった博(現在)からその種の話が出てきたことに驚きます。そして、二人に促され、博(現在)は里花と遊園地でデートする約束を取り付けることに成功します。

デートの日、科学オタクである博(現在)は、それっぽい話を里花に話し、さらに、彼が研究会に通っている「宇宙エレベータ」のことを話しだします。途中で、さすがの博(現在)も、デートに相応しくない話だったのではないかと気がつくのですが、里花は博(現在)の話しを面白く聞いているようです。実は、里花は高校時代に、アーサー・C・クラークの「楽園の泉」を読んでおり、これに「宇宙エレベータ」が出てきたからです。そして、この小説を話題にして、二人はさらに意気投合します。
デートが終わり、次のデートの約束を取り付けようとする博(現在)ですが、なかなかスムーズにいきません。博(現在)が、「でも、僕が言いたいのは、もう少しこう、近い未来の話。例えば、来週の日曜とか..。その、また一緒に...」と話し始めると、里花の携帯電話が鳴ります。電話は里花に担当の小説家からであり、里花はすぐに向かわなくてはならなくなります。次のデートの約束を取り付けられずに別れなくてはならないことを、博(現在)は残念がります。
でも、若干の沈黙の後、里花は強い意志で博(現在)に伝えます。「でも、近い未来。近い未来、例えば来週の日曜日。私はもう一度丸山さんにお会いしたいです。」

ドラマの最後では、三田村が研究室の周りに出没する妙な男に声をかけ、彼が未来からやってきた博であることに気が付きます。


二人の最初のデートは素敵でした。博(未来)は、里花と博(現在)が出会うことを防ごうとするのですが、こんな風に始まる恋ならば、10年後に離婚することになったとしても、それはそれでOKではないかと思いました。


今回良かったのは、何よりも、里花が博(現在)に行った言葉です。上戸彩さんは、このような劇団的なセリフ?が上手いです。

でも、近い未来。近い未来、例えば来週の日曜日。私はもう一度丸山さんにお会いしたいです。


上戸彩さんは、明るくて活発な役を演じることが多いのですが、今回のような、知的だけれども垢抜けない役も合っていると私は思います。最近では、「絶対零度〜未解決事件特命捜査〜」(2010.4-6、火9、フジテレビ)における巡査部長の役はよかったです。過去に遡ると、「下北サンデーズ」(2006.7-9、テレビ朝日)における“里中ゆいか”の役がよかったです。
下北サンデーズ」は、千葉大の理学部に入るために状況した“ゆいか”が入団した劇団「下北サンデーズ」において繰りひろげられる出来事を描いたドラマでした。毎回、ゆいかの独白があり、それがとても良かったです。なお、このドラマは、視聴率には恵まれず、打ち切りになっています。