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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「熱海の捜査官」の ノベライズ本と、オフィシャル本 を購入

先週放送が終了したドラマ「熱海の捜査官」(テレビ朝日、20210.7.30-7.17 全8話)のノベライズ本(角川書店)とオフィシャル本(太田出版)を購入しました。両者ともドラマの最終話(第8話)が放送された次の日(9/18)に発売されています。
熱海の捜査官 熱海の捜査官オフィシャル本
(左)ノベライズ本、(右)オフィシャルガイドブック


ノベライズ本を買ったのは、録画をしていなかった第1話を詳細に把握するためでした。で、この目的のためには役に立ちましたが、他に発見はありませんでした。

これに対して、オフィシャル本は面白かったです。帯には、「テレビでは分からなかった謎も、これさえあれば、だいたい分かっちゃいます。」と書いてあったと思いますが*1、(予想通り、)謎について新たにわかることはありませんでした。そんなことは分かっていて買おうとする人であれば、十分に楽しめる本だと思います。

本の内容ですが、まず、星崎剣三と北島紗英を演じたオダギリジョーさんと栗山千明さんのインタビューが、それぞれ、第1章と第2章としてあります。
次の第3章では、「南熱海市観光案内」が28ページに渡って書かれています。これは、南熱海市のマップと、「天国にいらっしゃい!!」という甘利雅彦市長のメッセージから始まる本格的なものです(本当か?)。このあと、交通、自然、治安、宗教、教育、名所、宿泊、お食事処、娯楽、企業、お土産、という項目について担当者が出筆しています。例えば、「宿泊」においては、熱海南海荘について、相模徳三郎(岩松了)が書いており、「企業」においては、南熱海興行について、朱印頭(松尾スズキ)が書いています。南熱海興行は、南熱海市で一番大きい企業?なのでしょうか?
第4章のタイトルは、「全八話広域解説」です。「大体わかる人物相関図」の後に、各話について4ページ使って記載されています。最初の2ページが詳細なあらすじ(3段組)であり、後の2ページにおいて各話で使われたアイテムなどが解説されています。
そして、第五章の「メイキング」の後に、三木聡さんのインタビューを含む最終章があります。

私が一番興味深ったのは、三木聡さんのインタビューでした。三木さんは、甘利レミー (二階堂ふみ)と東雲麻衣 (三吉彩花)を、「エヴァンゲリオン」におけるアスカと綾波レイになぞらえています。私は、言われてみれば、確かにそうだと感心しました。
甘利レミーは地方都市に住んでいることによる閉塞感を感じており、それから抜けだそうともがいている感じです。そして、外の世界からやってきた星崎に憧れ、積極的に近づいていきます。アスカのようにわがままな一面があり、凶暴に振舞うこと時もありますが、市長の娘であるために容認されています。また、ヤクザの朱印頭と関連ができるなど、行動がハチャメチャのように見えます。しかし、その行動は一定のモラルの中に収まっているようです。地方都市には何人かはいるタイプではないかと思います。
その甘利レミーが敵対視しているのが、東雲麻衣です。アスカが綾波レイを敵視?しているのと同じです。甘利レミーは、東雲麻衣には勝てないところがあると、無意識のままに理解しているのだと思います。で、東雲麻衣は、行動は基本的に受動的です。しかし、星崎と旅館で一緒に暮らすことを受け入れたり、事件の共犯者になったり、あっさりラインを超えてしまいます。なお、東雲麻衣を演じる女優を選ぶポイントは、包帯をとったときにハッとするような衝撃度があるということだったようです。
東雲麻衣の関連では、「熱海の捜査官 オリジナル・サウンドトラック」に、ドラマでも使われていた「東雲麻衣のテーマ 」という曲があります。不気味で、かつ、クールでよろしいです。amazonのサイトなどで視聴ができます。
テレビ朝日金曜ナイトドラマ「熱海の捜査官」オリジナル・サウンドトラック
〔サウンドトラック〕

*1:店員さんが、本にカバーを書けるときに捨ててしまったようで、「帯」は手元にはありません。