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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

サッカー ワールドカップの開催国が、ロシア(2018年)とカタール(2022年)に決まり、何も驚かなかったこと

サッカーワールドカップ(男子)の開催国が、2018年はロシアに、2022年はカタールに決まりました。両国とも初開催です。しかも、それぞれ、東ヨーロッパ、中東(or アラブ)の国としても初開催です。
二つの国は東西軸では、ほぼ同じですが*1、気候では正反対です。ロシアが極めて寒い国であるのに対して、カタールは極めて暑い国です。ロシアリーグのCSKAモスクワ本田圭佑選手が所属)の今期最終戦(vs アムカル 11/28)は、積雪の上で、マイナス15度の中で行われていました。と言っても、ワールドカップが行われる6月頃は、すごし易い気候ではないかと推測します。

ロシアとカタールが開催国に選ばれたことに驚いた人もいたようです。しかし、私は順当な結果と思います。未開催国であり、クリアしなくてはならないことも多いことは確かなのでしょうが、多くの問題が指摘されていた南アフリカで開催ができたのですから、この2つの国での開催ができないことはないと思います。むしろ、今までワールドカップが開催されていない地域で開催されることの意義が大きいです。


2018年の開催地には、ロシアのほかに、オランダ・ベルギー(共催)、スペイン・ポルトガル(共催)、イングランドが手を挙げていました。3者ともに西ヨーロッパの国です。この中で、イングランドとスペインはワールドカップを既に単独で開催しています。西ヨーロッパの候補地が3つであるのに対して、東ヨーロッパの候補地が未開催国であるロシアだけであったことが、開催地がロシアに決定した大きな要因であったと私は思います。
ロシアは他の開催地に較べるとサッカーの後進国でしたが、近年ではオイルマネーの力により、ロシアリーグに優秀な選手が集まるようになっています。CSKAモスクワに所属する本田圭佑選手もその一人です。UEFAによるヨーロッパの各国リーグのランキング(2011-12 UEFA主催大会に適用)では、ロシアリーグは、イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスに次いで6位になっています。
18年の開催地を決める第1回目の投票では、ロシアが第1位になり、イングランドが最下位となりました。そして、イングランドを除いて行われた第2回投票において、ロシアが過半数の票を獲得して、開催地に決まりました。第3回投票までに持ち越されたのならば、第2回目の投票で西ヨーロッパの候補に分散した票が集まることにより、逆転もあったかもしれませんが、実際にはそうはなりませんでした。


2022年の開催地には、カタールの他に、日本、韓国、オーストラリア、アメリカが手を挙げていました。なお、インドネシアが2010年3月に、FIFAにより候補から削除されたようです。アメリカは1994年に単独開催、日本と韓国は2002年に共同開催をしていますので、新規の開催地候補は、カタールとオーストラリアでした。
カタールのような暑いところでサッカーができるのかと思う人もいるでしょうが、できています。スタジアムを冷やすために必要な石油は売るほどありますからね。Qリーグというプロリーグもあり、優秀な外国人選手もプレイしています。潤沢なオイルマネーがありますからね。
私は、開催地は、カタールとオーストラリアのどちらかになるのではないかと思っていました。日本と時差がほとんどないオーストラリアで開催されることは、日本にとっては都合がいいです。そのオーストラリアが第1回投票で最下位になって候補から最初に削られ、アメリカが最終投票に残ったことは、意外でした。これについては、東アジア*2の国が3カ国も手を開催地に手を挙げたことと、アメリカのマーケットと影響力が大きいのが要因だったと推測しています。
私が驚いたのは、日本のサッカー関係者や、一部のマスコミが、日本の落選に落胆したことです。2002年に開催地となった日本/韓国のどちらかが、アジアの国として連続して開催地に選ばれる可能性は皆無であるように私は思っていました。当事者ほど、状況がつかみにくかったと思われるのは、2016年のオリンピックに立候補した東京と同じでしょうか。なお、私は、今回は日本は候補から辞退して、今回は東アジアの代表としてオーストラリアを押した方が良かったのではないかと思っていました。


最後になりますが、ロシアとカタールで開催されるワールドカップが成功することを祈念いたします。

*1:両国の首都〔モスクワ(ロシア)、ドーハ(カタール)〕と日本の時差は共に6時間です。

*2:FIFAの定義による「アジア」の東地区という意味です。