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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

東北新幹線が新青森駅まで延長されて、青森県の人が幸せならばと思うこと

12/4に東北新幹線の八戸−新青森間が開業して、東北新幹線は全線開業となりました。青森県の人の悲願が実現されたということと、喜びにわく人達の姿が報道されました。以下に引用する記事にもあるように、「1972年の盛岡―青森間の基本計画の決定から38年。82年の大宮―盛岡間開業から28年。」とのことです。

東北新幹線 全線開業 計画から38年 東京―新青森直結」
    河北新報(2010年12月05日)
東北新幹線が4日、八戸―新青森(81.8キロ)が開通し、全線開業した。1972年の盛岡―青森間の基本計画の決定から38年。82年の大宮―盛岡間開業から28年。地元住民の悲願だった青森延長がようやく実現し、東北6県の県庁所在地が新幹線ネットワークで結ばれた。東北新幹線は総延長が674.9キロとなり、国内最長路線となった。来年3月12日には九州新幹線鹿児島ルートが全線開業し、青森から鹿児島までの「大動脈」がつながる。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101205t72011.htm

しかし、新幹線の新青森までの延長により、バラ色の未来だけが青森県にもたらされるわけではありません。このことは、新幹線が今まで開業した地域に起こったことから、推測されます。青森県には、自分の県はそうはならないと思われている人、そうは思いたくない人もいらっしゃるかもしれませんが、おそらく、青森県も例外ではないと思います。でも、青森県の人は、とにかく今は、そんなことは考えずに、喜びたいという気持ちが大きいのではないかと思います。私からも、大きな祝福をさせていただきたいと思います。

で、今回の新青森までの延長がプラスになる地域とそうではない地域をざっくりと分別すると、青森県の西部(旧・津軽藩)の人にはプラスになるけれど、東部(旧・南部藩)の人にはマイナスになると推測します。新幹線により、東京へのアクセスがよくなる代わりに、在来線が廃止されて、第三セクターの「青い森鉄道」に移管されるからです。この結果、廃止されるJRがある東部にはマイナスになり、JRを利用して東京方面にアクセスする場合に青森駅を介してしていた西部にはプラスになると思われます。
青森県の人が東京へ行く機会は頻繁にはないのではないかと推測します。むしろ、青森県内で移動するほうが頻繁だと思われます。したがって、第三者から見ると、青森県全体とすると、プラスにはならないように見えるのですが、どうなのでしょうか?青森県の人が幸せになるのならば、私は構わないのですが...。

一方、全線開業に伴い東北線八戸―青森間はJRから経営分離され、第三セクターの「青い森鉄道」に運営が引き継がれた。同鉄道の営業路線121.9キロは地方鉄道では全国最長となる。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101205t72011.htm

八戸―青森間が「青い森鉄道」に移管された結果、今までの特急停車駅(三沢、野辺地、浅虫温泉)は普通の駅になります。地域の中心であった三沢市の影響力は少なくなると思われますし、下北半島への入り口であった野辺地駅へのアクセスが不便になり、浅虫温泉には新青森経由で行かなくてはならなくなります。この3駅に特急が停まらなくなった代わりに、新幹線駅となった七戸十和田駅は、新幹線だけの駅です。今までの例を見ると、新幹線だけが停まる駅はあまり経済効果がないのですが、七戸十和田駅はどうなりますでしょうか?この駅への公共交通機関のアクセスが鍵になると思われます。

青森県西部の人は、新幹線が新青森まで延長されると便利になると思われます。弘前五所川原津軽半島へのアクセスはよくなり、観光客も程度はわかりませんが増えると思います。でも、今まででも、弘前へは盛岡駅からの高速バス(ヨーデル号)がありましたから、JRが宣伝しているほどの効果はないかもしれません。なお、新幹線の新青森への延長後は、ヨーデル号は15便から11便に減便されるようです。


さて、新幹線の新青森延長が私にとってどうかということですが、私は青森県関係者ではありませんし、今後、青森県に観光に頻繁に行くことはないでしょうから、あまり影響はありません。青森県に興味がないというわけではなく、青森県の主な観光地はほとんど訪ねているので、とりあえず、近々に行く予定はないということです。青森市弘前市八戸市三沢市五所川原市黒石市奥入瀬下北半島(大間、恐山など)、津軽半島十三湖、金木の斜陽館など)、岩木山などには行ったので、観光地で訪れていないところは、わずかです。したがって、私としては、青森県の人が、新青森延長により幸せになるならば、それでかまいません。
で、もし、今度、青森県を訪ねるならば、とりあえず、青森駅の近くに泊まって、情報を集めてからどこに行こうかと考えると思います。したがって、新青森駅に着くのが速くなってもそれ程のメリットはありません。「東京―新青森間の最短所要時間は3時間20分」と報道され、JRもそのように宣伝しています。しかし、「Yahoo!路線情報」などで検索すると、新青森駅から青森駅までの便への接続がそれほどよくないので、青森駅までは3時間50分から4時間くらいかかるのですよね。それだったらば、八戸駅で駅弁「いかめし」を買い込んで特急に乗るという、今までの方が良かったようにも思います。頻繁に青森市に行く人は、新青森駅経由で青森の市内(ホテルが沢山ある地域)に行く方が便利なかもしれませんが....。