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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「イケパラ」が低視聴率であることで前田敦子さんを叩いている人は、堀北真希さんが惨敗した「鉄板少女アカネ!!」を知っているのかな?

花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜2011」(日9、フジテレビ)の第3話を覗いてみました。私としては、観るつもりではなかったのですが、アナログ放送が終了したのにもかかららず、アナログテレビでテレビ放送が観れたのが若干うれしくて、このドラマを観ました。

視聴率は、第2話では6.0%とかなり低かったのですが、今回は7、9%に上がりました。これが、ドラマの評価が上がったことによるものなのか、視聴率が19.8%(18:30-20:54)となった「FNS27時間テレビ2011」の後だったためなのかは、よくわかりません。評価は次回への持ち越しということだと思います。


さて、このドラマの視聴率が低いために、ネットでは前田敦子さんへのバッシングが過熱しているというJ−castの報道がありました。

国民的アイドルグループとまで言われるようになった「AKB48」。しかしネットではセンターを務める前田敦子さん(20)に対するバッシングが止まらない。
同グループの「絶対的エース」と呼ばれ、先の人気投票「選抜総選挙」で1位に返り咲いた前田さんだが、主演ドラマの視聴率が低迷していることが影響し、演技が下手すぎる、顔が「ダウンタウン」の浜田にそっくり、「しょせんはAKB48オタクにウケているだけ」など。なぜこうしたバッシングが過熱しているのだろうか。

AKB前田敦子へのバッシングが過熱 「AKBオタク」にしか通用しないタレントか? : J-CASTニュース

AKB48や前田敦子さんをよく思わない人たち(いわゆるアンチ)は、いままでは不満の発散を控えていたようです。それが、今回の低視聴率により彼女を叩ける題材ができたので、この機に乗じて、前田敦子さんを叩きのめそうとしているのだと思われます。

まぁ、その人たちの気持ちは分かります。AKB48の選抜総選挙は、AKB48内部におけるメンバーの順位づけを決めるものなので、AKB48の関係者以外には関係ないものです。それにもかかわらず、マスコミが大きく報道をし続けたことを不快に思った人は少なくないと思います。Yahoo!ニュースは、毎日のようにAKB48の記事をトピック記事に選んでいますけれど、この件について、呆れれている人や、怒っている人は少なくないと思います。


ただ、ドラマ愛好家の立場から言わせていただくと、ドラマが低視聴率にになるのは、主演の役者さんだけの責任ではありません。したがって、「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜2011」の視聴率が低いからといって、極度に、前田敦子さんを叩くのはいかがなものかと思っています。

ドラマの視聴率が悪くなる原因には色々あります。主演以外の役者さんの選び方の他にも、ドラマの企画、脚本やスタッフ、ドラマを製作する時期なども関係しています。今回は、前田敦子さんが役にあっていないことの他に、前作である「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」(2007.7-9)から4年しか経っていないにもかかわらず新規性がないこと、そして、他のメンバーが前作に較べて落ちることが、低視聴率の原因だと思います。前作においては、ヒロイン・芦屋瑞稀を演じた堀北真希さん以外の配役(小栗旬生田斗真岩佐真悠子水嶋ヒロ上川隆也 …)も、奇跡的に豪華でした。

したがって、今回のドラマは、芦屋瑞稀を、前田敦子さん以外のどんな女優さんが演じても、高視聴率が望めるドラマではなかったと思います。このドラマは、前田敦子さんを起用したことが失敗である以前に、ドラマを作ったこと自体が失敗だったと言えると思います。


さて、このドラマでは、前田敦子さんが役にあっていないのですが、かつて、堀北真希さんが役にあっていないことが要因の一つになり、惨敗したドラマがありました。彼女が地上波の連ドラで初主演をした「鉄板少女アカネ!!」(日9、TBS、2006.10-12)です。あっていない役に配されることって、そんなには稀ではないのです。

鉄板少女アカネ!!」の視聴率は、8.77%と、今の基準では悪くはないのですが、5年前においてはかなりの低視聴率でした。そして、まだ輝いていたTBSの日9の枠で初めて10%を切るドラマとなり、全10話の予定だったものが、9話で打ち切りになりました。

ちなみに、この期(2006年10月期)において平均視聴率が最高だったのが、「Dr.コトー診療所2006」(木22、フジテレビ)の22.35%、2番目が「のだめカンタービレ」(月9、フジテレビ)の18.85%でした。そして、3位と4位には「14才の母」(水10、日本テレビ)、「僕の歩く道」(火10、フジテレビ)と続き、両者とも視聴率が18%を超えていました。


で、堀北真希さんが、惨敗した「鉄板少女アカネ!!」の後、脇役を演じた「生徒諸君!」(2007.4-6、テレビ朝日)を経て、背水の陣で主役に挑んだのが「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」(2007.7-9)でした。映画の初主演(「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」)と、ソロ歌手デビュー(「Flower」)の後に「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜2011」に臨んだ前田敦子さんとは意気込みは違ったでしょうし、役作りに費やす時間は多かったと思います。そして、男装に挑もうとする堀北真希さんを応援しようという人たちも多かったと思います。まぁ、そういうことも要因の一つとなって、前作の、前作である「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」は成功したというわけです。


――以上――