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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

台風15号の際に、首都圏で多数の帰宅困難者が生まれたのは、大きな台風に慣れていないためだと考えたこと

一昨日(2011.9.21)、首都圏に多くの帰宅困難者を生じさせた台風15号は、非常に気圧が低く、勢力が強いものでした。950hPaという気圧の台風が上陸したことは記憶になかったので、歴代の記録を調べてみました。見つかった資料は、気象庁のホームページにある「上陸時(直前)の中心気圧が低い台風」というリストです。なお、この統計が取られたのは1951年からです。

このリストをみると、5つある945hPa の台風が10位なので、台風15号は15位ということになります。意外に大きくはなかったのかなぁと最初は思ったのですが、リストをよく見ると、14位までに入っている台風の中で、10個の台風が九州に上陸しています(鹿児島:6、長崎:3、熊本:1)。この他、高知に上陸した台風が2個、和歌山に上陸したのが2個でした。

参考のために書いておきますと、1961年に高知県室戸岬西方に上陸した第二室戸台風は925hPa、1959年に和歌山県潮岬西方に上陸した伊勢湾台風、929hPaとのことです。

したがって、関ヶ原より東を東日本とするならば、台風15号は、最近の60年に東日本に上陸した台風としては、上陸時の気圧が最低である台風と言えます。今回、首都圏で帰宅困難者が多数生じた要因として、関東の人は、九州の人に較べて、台風に慣れていないということがあると、私は思いました。

これに関するものとして、2chへの書き込みに興味深いものがあることを知りました。情報のソースは2chではありますが、甑島鹿児島県薩摩川内市)からのフェリーが欠航した際の地域の人の対処を見た経験から推測すると、偽りではないと思います。

39:名無しさん@12周年 2011/09/22(木) 17:07:27.70
自分九州だけど。
こっちじゃ、台風直撃の場合、
普通のオフィスワークは、管理職の人だけ出勤。
東京から上司が転勤して来た時には、外を3段カラーボックスが飛んでる台風で
出勤させられて、帰宅時、土砂崩れで帰宅出来ず。
台風でも会議があると信じている東京の人のおかげでえらい目にあった事もある。
飛行機飛ばないから、会議なんか成り立たないのにね〜
ともかく、こっちじゃ警報とか出たら、会社は休み。
だって、大きな台風直撃だと、出歩いたら普通に人が氏ぬもん。
どうして、それだけの事が東京の人は理解できないんだろう?
労災として会社が責任取るリスクを考えたら1日くらい安いもんだ。

212:名無しさん@12周年 2011/09/22(木) 17:57:22.43
ほんと、トンキンから来た上司のおかげで
九州では振り回されたわ〜
台風で仕事が出来ない? バカ言うな と言われたが、
どこも仕事していないんで、本当に仕事にならなかったw
強引に出社させられ、がけ崩れで帰宅出来ず。
時間がちょっとズレてたら氏ぬところだった。

609:名無しさん@12周年 2011/09/22(木) 19:37:26.05
>>593
九州もそれ(沖縄の台風に対する対処)に近いよ。
台風の他にも、雪が積もった日は、公共交通機関が止まったら学校や会社は休み。
地域全体がそれで社会を営んでいるので、仕事や学校が休みでも問題は起こらない。

http://blog.livedoor.jp/jyoushiki43/archives/51798835.html


今回の台風に際しては、東日本大震災において大量の帰宅困難者が生まれたことに学んだために、職員を早めに帰宅させた企業が少なくなかったようです。意図は良かったのですが、帰宅させた時間により明暗が分かれたようです。

NHKの21時のニュースで取り上げられた企業(三井化学??)では、社員を15時までに家に着かせるために、11時の時点で帰宅の指令を出したようです。この結果、ほとんどの社員が無事に帰宅できたようです。もう一つ取り上げられていた企業では、担当者が14時頃に、どうするかを検討し始めていました。結果として、帰宅した時点では交通機関が停まっており、ほとんどの社員が厳しい状況に陥ったようです。

この他、TBSの番組では、13時に帰宅許可を出した会社(東京エレクトロン)と、15時に帰宅指示を出した会社(キューアンドエー)が報道されていました。帰宅した社員の運命は予想通りでした。

帰宅指示が遅れた企業は判断が遅かったことは確かです。しかし、東日本大震災以前でしたらば、台風のことを考慮した企業でも、「今日は、定時になったらば帰ってよい」とか、「時間休をとって自己責任で帰ってよい」という指示が大多数だったと思います。したがって、教訓は生かされている思います。
それから、職種によって、社員を早めに帰宅させることが難しいこともあると思いますので、全ての企業が全ての社員を早めに帰宅させることは無理だと思います。しかし、社員を早く帰宅させることが可能な企業が適切に対処すれば、昨日のような大混雑は回避されたのではないかと思います。


気候の温暖化により、台風15号のような極めて大きな台風が東日本に上陸することは、稀ではなくなっていくと思います。企業には、今回のことを教訓とした台風の際の対応が問われることになると思います。


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