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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

初めて草津温泉(群馬県草津町)に行きました。

群馬県には沢山の温泉があり、私も多くの温泉に行っています。思い出してみると、伊香保温泉、四万温泉水上温泉万座温泉、老神温泉、猿ヶ京温泉、上牧温泉と、7つの温泉に行っています。でも、この中には、関東では箱根の温泉と共に超有名な草津温泉群馬県草津町)が含まれていません。で、今回はこの草津温泉に初めて行きました。

今まで、何故、草津温泉に行かなかったかというと、理由は2つあります。1つは、私が温泉に行く目的は療養ではないからです。もう一つの理由は、私は観光地化されて、沢山の観光客が訪れている所は好きではないからです。草津温泉が観光地化されているかどうかは分かりませんでしたが、マスコミの報道から、観光客が多いことは明らかです。

第一の理由について、もう少し詳しく述べます。草津温泉の特徴は、酸性度が高いために、殺菌能力が高く、慢性皮膚病や切り傷には効能があることです。しかし、このことは皮膚への刺激が強いということと裏返しです。昔から、酸性度が高い温泉で長く療養した後には、周辺にあるアルカリ性の温泉で湯ただれを癒して、湯治の仕上げをしたとされており、これらの温泉は仕上げ湯と呼ばれたようです。で、私の場合は、温泉に療養のために行くのではありませんから、酸性が強い草津温泉に行っても、どうなんだろうと思っていたのです。


それでは、何で今回、草津温泉に行ったかというと、それはバスに乗るためです。JR軽井沢駅から草津温泉までは、1日に10便ほどのバスの便があります。この内の2便(西武高原バス)が、鬼押出し園の入り口付近を通る鬼押ハイウェーと、白根山と万座を通る万座ハイウェーを走るものです。このルートの景色が良いということを知ったのが、今回の旅を立案するキッカケでした。そして、このバスの終点が草津温泉であったので、せっかくだから、草津温泉に泊まることにしたのでした。

草津温泉の温泉街の中心は、「湯畑」という源泉です。これを囲む楕円形の道には、多くの観光客が集っていました。「湯畑」の周辺には、数個の共同浴場があります。地元の人たちが行く小さな共同浴場を加えると、数はもっと多いのではないかと推測します。これらは、無料であり、24時間オープンしているようです。そして、草津の人達はこのことに誇りを持っているようでした。なお、共同浴場の他に、有料の温泉施設もあるようです。

宿も「湯畑」の周辺に多く、温泉街には沢山のお土産物屋さんがありました。観光客が店を冷やかしながら散策して楽しめるようになっています。私は多くの温泉に行っていますが、これほど賑やかな温泉街はあまり見たことがありません。

「湯畑」のそばには、「熱の湯」という3階建の建物があり、「湯もみと踊り」(大人500円)といショーが行われていました。「湯もみ」とは、熱いお湯の温度を、水を使うことなく下げるやり方です。水を入れて温度を下げることもできるのですが、温泉の成分が薄まるという理由で、好ましくないと思われているようです。
「湯もみ」とは、具体的には、木の板を使ってお湯をかき回すことにより、温度を下げる方法のようです。ショーでは、揃いの衣装をきた女の人たちが、「ゆもみ唄」に合わせて「湯もみ」を実演しました。それが終わると、希望する観客は「湯もみ」を体験することができます。ただ、観客が行った程度の激しさと時間の「湯もみ」では、湯の温度はあまり下がらないと推測します。
テレビの番組でしたらば、「湯もみ」の前と後の温度を比較するところもあるかもしれませんが、「熱の湯」で行われる「湯もみ」は、あくまでもショーです。そんなことを密かに期待していたのは、私以外にはいなかったと思います。

この後、「草津節」を、例の「揃いの衣装をきた女の人」が、歌に合わせて踊ってくれました。

草津よいとこ 一度はおいで
ア ドッコイショ
お湯の中にもコーリャ 花が咲くヨ
チョイナ チョイナ。

草津温泉には、療養のためにではなく、観光のために訪れる温泉町だという印象を持ちました。賑やかな温泉街があり、そこには沢山のお土産物屋さんがあり、温泉街として多くの人が思い描くものを観光客に提供してくれます。旅にあまり行くことがない人が、観光する温泉地として選ぶのには、良い選択肢の一つであると思います。