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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

富津市(千葉県)の海岸沿いの宿から富士山を観ました。

子供の頃は、「富士見」という言葉が入っている地名に違和感を感じていました。その頃の私は、富士山が見える度合いは富士山からの距離に反比例しており、同じ距離にある場所ならば同じように見えると思っていたからです。

しかし、大人になって行動範囲が広くなると、そうではないことがわかるようになりました。例えば、富士山の方向に車を走らせてた時に富士山が良く見えていたとしても、やがて近くなってきた山に富士山が隠れてしまい、見えなくなってしまうことがあることを体験したからです。富士山が良く見える所が稀にしかないならば、「富士見」という言葉を地名に入れたくなる気持ちは分かります。


今回、見事な富士山を観ることができたのは、千葉県の内房に位置する富津市の宿からです(最寄駅は、JR内房線の大貫駅)。富津岬の少し南にあるその宿に泊まったのは、海岸のすぐ近くだという理由であり、富士山が観えるとは思ってもみませんでした。

女将さんに部屋に案内された時に、この部屋の窓からは富士山が良く見えると説明されました。その時には気象条件のためか見えませんでしたが、明日になれば見えるだろうということでした。しかし、富士山マニアではない私はそんなものかなぁと思っただけでした。何故ならば、その時には、富士山よりも関心がある夕日の方に意識がいっていたからです。窓からは、沈む1時間前くらいの夕日が目の前に見えていました。しばらく眺めていれば、夕日が沈むところがよく見えることが期待されましたが、テレビを観るのには夕日が強すぎたので、窓側の障子を閉めてしまいました。

そして、ドラマ「謎解きはディナーのあとで」 の再放送が終わった後に障子を開けました。しかし、その時にはすでに夕日は沈んでいましたので、非常に残念でした。それで、この時期、日没の時間は早いことを実感として理解することになりました。家ではテレビを観ることがないので、ドラマを観る必要はなかったのですが、人生ってそんなものかもしれません。まぁ、この宿に再び泊まりに来ればいいことではあります。

次の日になると、女将の予想通り、富士山が綺麗に見えました。海を挟んで見える陸地の後ろに富士山がクッキリと見えたのです。その陸地がなんであるかを女将に尋ねると、やはり、三浦半島ということでした。それにしても、三浦半島が近いのです。でも、よく考えてみれば、もう少し南にいけば、久里浜港横須賀市)へのフェリーの港である金谷港(富津市金谷)がありますので、驚くようなことではなかったかもしれません。

さて、チェックアウトの前に周辺を散策すると「富士見橋」という橋がありました。現在はこの橋より海側に橋があり、それが大きいので富士山は見えないのですが、以前はこの「富士見橋」から富士山が見えたのだと思います。


ということで、「富士見」の話でありました。