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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

BRT(バス高速輸送システム)に乗って茨城空港に行きました。

BRT(バス高速輸送システム、Bus Rapid Transit)がJR常磐線石岡駅石岡市〕から出ているということを、2月16日付けの河北新報の記事で知りました。この河北新報の記事に関して、私は以下の記事(2月18日)を書いたので、実際に乗ってきました。

BRTというのは、バスが定刻の運行ができるように専用路線を作って、その上を走らせるものです。鉄道を廃線にした際にバスに転換すると、交通渋滞などにより定常性が守られなくなるケースが出てきます。これを解決するための一つがBRTの導入です。

JR東日本は、東日本大震災の結果、現時点で復旧できていない気仙沼線の柳津−気仙沼間を、鉄道として復旧するのでなく、BRTとして運行することを地元に提案しました。しかし、地元は難色を示しており、地元紙である河北新報は、それをサポートするという趣旨で記事を書きました。この際に取材したのが、石岡駅から運行しているBRTです。

石岡駅から運行しているBRTは、以前、石岡駅と鉾田駅〔鉾田市〕とを結んでいた鹿島鉄道線(全26.9キロ、2007年4月1日廃線)の中の5.1キロ(石岡駅〜四箇村駅〔小美玉市〕)を、専用路線を使って運行するものです。最初は、代替交通として一般道を走る路線バスが導入されたのですが、交通渋滞のために定時運行ができないということで、2010年8月30日よりBRTが使われるようになりました。

全体の中の5.1キロだけがBRTとなったのは、渋滞がこの区間に限られているということ、石岡駅茨城空港小美玉市、2010年3月11日開港)との間の路線バスと共通な区間だということがあると思います。バス専用路線を整備するのにはお金がかかるので、できるだけ短い区間に限りたかったのだと推測します。

今回、私が乗車したのは、石岡駅→玉造町駅〔行方市〕、玉造町駅→小川駅小美玉市〕、小川駅茨城空港茨城空港石岡駅の4区間です。初めは、石岡駅から鉾田駅まで行ってから折り返し、小川駅において石岡駅からやってきた茨城空港行きのバスに乗り換えようと考えていました。しかし、家を出発したのが昼過ぎだったために、鉾田駅まで行ってしまうと茨城空港行きのバスに乗れなくなるので、途中の玉造駅から折り返したのでした。

BRTとしての終点である四箇村駅は、石岡駅小川駅の間にありますから、BRTとしては行き帰り共に全区間乗車したことになります。しかし、石岡駅から直接BRTで茨城空港に向かったわけではありませんので、今回のタイトルである「BRTに乗って茨城空港に行きました。」というのには、若干ですが嘘があります。


専用バス路線の区間には、鹿島鉄道時代の駅ではない所にもバス停が設定してあり、利便性はその時代よりも向上していると思います。私はバス停をカウントしていなかったのですが、河北新報の記事では、「鉄道で6カ所だった駅も15に増え、利便性が向上した」と書いてあります。

河北新報の記事には「バスの欠点とされる定時運行の実績は90%以上」と書いてありましたが、ほとんど100%と言ってもいいと思います。100%ではなくなる可能性があるのは専用バス路線が一般道と交差するところがあるためだと思います。これについては、踏切を残しておくことにより対応できるのではないかと思います。

反対側からのバスとのすれ違いもスムーズでした。全ての区間においてすれ違いができるほど路線は広くないのですが、幾つかの場所がすれ違いできるように広くなっています。単線の鉄道の場合には、列車のすれ違いは駅にほどんど限定されているようです。この結果、すれ違いのために長い間待たなくてはいけないことが少なくありません。しかし、BRTでは長い待ち時間は起きないようです。

それから、専用バス路線の路面はこんな綺麗にする必要はないと思うほど綺麗でした。私は、気仙沼線(柳津−気仙沼間)にBRTを導入するとしても、全ての路線を専用バス路線にせずに、一部は一般道を使ってもいいのではないかと思いました。これには、渋滞しやすい所だけ専用バス路線にした方が費用が安いし、また、整備する時間がかからないということがあります。それと同時に、人が住んでいる集落は、線路沿いよりも一般道の周辺であることが多いので、集落のそばの一般道にバス停を作った方がいいと思うためです。


唯一、気になったことは、雪が積もった時にBRTはどうなるのかなぁということでした。一般道ならば、車の通りが多い所は少しの雪ならば問題はないですし、たくさん積もった時には除雪車が入るので支障は起きないのでしょうが、BRTの専用バス路線はどうなのかなぁと思ったのでした。

今回、少なくても南関東の一部では雪が積もっている日にBRTに乗りに行ったのは、これについて見てみたいと思ったからです。しかし、今回、乗車したBRTがある地域は、私が着いた時間には雪がほとんど積もっていなかったので、有用な情報は得られませんでした。なお、この件は、少しの雪が積もっただけでも、あたふたしてしまう地域の住人である私が気になるだけで、雪が頻繁に降る地域の人にとっては全く支障がないことなのかもしれません。


最後にBRT以外のことについて少し書くことにします。今回は、今まで行ったことのない地域(行方市小美玉市)の路線バスに乗れました。バス路線には、路線によって面白いところと、それほどではないとこがあります。面白いところというのは、昔ながらの町並みや、海岸や川や湖の近くなどを通るところです。今回は、以前の小川町(現在は小美玉市*1)の町並みを観ることができましたし、霞ヶ浦の景色も観ることができました。

それから、茨城空港は思いのほか楽しめました。特に、空港から見る夕日は綺麗でした。


――以上――

*1:小川町、美野里町、玉里村が合併