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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

JR岩泉線が廃線になるようです。

岩手県内のJR路線である岩泉線(茂市駅〔宮古市〕〜岩泉駅〔岩泉町〕)が廃線になるようです。

「JR岩泉線廃線へ 土砂崩れで不通「乗車率が悪い」」
   毎日新聞(2012年3月29日)
JR東日本は、岩手県宮古市と岩泉町を結ぶ岩泉線(38.4キロ)を廃止する方針を固めた。29日、関係者への取材でわかった。岩泉線は10年7月、土砂崩れで脱線事故が起きて以来、茂市(宮古市)−岩泉(岩泉町)の全線で運休している。関係自治体の反発は必至だが、廃線が決まればJR東日本が87年に発足して以来、初めての路線になる。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120329k0000e040174000c.html

JRは民間企業ですから、不通になっている著しい赤字路線を復旧させることは、株主の納得を得ることが難しいと思います。このため、「廃線」というJR東日本の結論は、予想できたことではあります。ただ、不通になったのが一年半前(2011年7月31日)なので、決断に時間がかかったとは思います。

関係者によると、岩泉線を巡ってはJR東日本幹部が22日、岩泉町の伊達勝身町長らに廃線を打診。「乗車率が悪く、民間企業が赤字路線を存続することについて株主に説明がつかない」と話したという。廃線の時期については具体的に決まっていないという。
 岩泉線の1キロ当たりの1日平均乗車人員は46人(09年度)。JR東日本在来線67路線中、最下位だった。
岩泉線は10年7月、押角−岩手大川間で土砂崩れが起き、普通列車(1両)が脱線。乗員・乗客4人が軽傷を負った。現在は代行バスを走らせている。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120329k0000e040174000c.html

JR東日本の路線の中では、岩泉線が営業係数が一番高い(361.5)にせよ、地元の人は納得がいかないとは思います。東日本大大震災による被害で不通になっている山田線(宮古−釜石駅間)と大船渡線気仙沼盛駅間)については、JR東日本は、BRTであるとはいえ復旧させる案を示していますからね。なお、山田線と大船渡線も、岩泉線ほどではないのですが、かなりの赤字路線です。それぞれの営業係数は、338.6(山田線)、318.3(大船渡線)です。

東日本大震災により、県内では沿岸を走るJR山田線宮古−釜石駅間と、JR大船渡線気仙沼宮城県)−盛駅間が不通になった。復旧費用がかさむためJR東日本は軌道を舗装しバス専用道路とする「バス高速輸送システム(BRT)」の導入を検討しているが、県などは鉄路での復旧を求めている。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120329k0000e040174000c.html

もし、岩手県と地元の自治体が、山田線と大船渡線のBRTでの復旧に了承していたならなば、岩泉線の運命も違うものになったかもしれません。山田線と大船渡線の鉄道での復旧が、BRTでの復旧よりも費用がかかるのにもかかわらず、岩手県と地元の自治体が鉄道の復旧を強く求めているのは、東日本大震災により不通になったために、国民は自分たちを支持するだろうという読みがあるのだと思います。JR東日本としては、それだったらば、東日本大震災で不通になったのではない岩泉線を、まず、廃線にして、赤字を減らそうと考えた可能性があります。


岩泉線については、岩泉駅の付近にある有名な観光地である龍泉洞に行ったことがあります。でも、この際にJRを使った記憶は残っていません。盛岡駅から、山田線(盛岡〜茂市)と岩泉線(茂市〜岩泉)を乗り継いで岩泉駅までに行っても、龍泉洞は岩泉駅から歩いていける距離にはないので、不便です。調べてみると、盛岡駅からバスの便があるので、これを使ったのかでしょうかね。 

まぁ、バス路線があったにせよ、地元の人のほとんどは、車で行くのでしょうが…。


【新聞での報道の一覧】