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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

スポーツ新聞による自分自身に対する評価の認識が間違っていること(スポーツを話題にしたい人のためのスポーツ新聞)

「footballnet【2ちゃんねるのサッカーニュースまとめ】」 というサイトで、スポニチ編集局次長である藤山健二氏による毎日新聞の記事が取り上げれらました。

なお、footballnetの記事では、スポーツ新聞の読者が減少していることを示すために、Garbagenews.comの記事「1年間で98万部減……新聞の発行部数などをグラフ化してみる(2011年分・新聞業界全体版)」が引用されていました。

私は、藤山健二氏による記事には、真摯な態度で書かれているという印象を持ちました。しかし、スポーツ新聞に対する読者の評価の捉え方が、根本的に間違っていると思いました。

「記者の目:3年後のスポーツ新聞=藤山健二」
◇情報の「質」武器に「深い」記事を
 新聞、雑誌などの活字メディアは今、かつてないほど厳しい状況に直面している。若者の活字離れ、インターネットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、ツイッターなどの急速な普及。当然、スポーツ新聞も例外ではない。スポーツ関連の情報を入手する唯一の手段がスポーツ新聞であった時代は終わり、多くの読者がネットメディアに流れていった。どうすれば読者に再び新聞を手に取ってもらえるのか、活字離れ世代にアピールできるのか、新聞の製作に携わるすべての人間が同じような悩みを抱えながら働いている。

◇速報性はTVやネットに軍配
 確かに速報性ではスポーツ新聞に勝ち目はない。その日に起きたことを翌日に紙面化する新聞はリアルタイムで試合の様子を伝えられるネットには勝てない。限られた枚数の中で一日の出来事をまとめなくてはならない以上、情報の「量」においても同じだ。しかし、一番大切な情報の中身、記事の「質」は間違いなくスポーツ新聞の方が上だ。テレビやネットの速報ではわからない舞台裏、勝負のポイント、選手の本音。スポーツに詳しい専門記者だからこそ書ける記事、撮れる写真は、他のどのメディアよりも見応えがあるはずだ。3年後でも10年後でも、スポーツ新聞が存続する限り、記事の「質」が最大の武器であることは永久に変わらないだろう。

http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20120330k0000m070113000c.html

スポーツ新聞に対する読者の批判の大部分は、質に関するものだと思います。これに関しては、本田圭佑CSKAモスクワ)に関して繰り返されるエアー移籍の報道に言及すれば十分だと思います。

藤山健二氏は、テレビやネットの速報ではわからない舞台裏と、選手の本音を報道できるというのが、スポーツ新聞の強みだという認識を持たれているようです。これらのことは、スポーツを話題にしたい人にとっては重要かもしれません。でも、スポーツ自体に興味がある人は、スポーツ新聞が思っているほどは、関心がないと思います。それよりも重要なのは、憶測記事を書かないことです。掲載する記事に信用がなくなったならば、どんな優れた記事を書いたとしても読んでもらえなくなります。

私のスポーツ新聞に関する印象は、スポーツに関心がある人よりも、スポーツを話題にしたい人を読者としているということです。憶測記事は、スポーツを話題にしたい人のためのものだと思われるからです。そういう方針でいる限り、読者の減少に歯止めはつかないと思います。