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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

関越自動車道において起きた、高速ツアーバスによる死亡事故を知って、考えたこと

4月の29日の早朝、群馬県藤岡市付近の関越自動車道において、高速ツアーバスが事故を起こし、乗客7名が亡くなりました。亡くなられた方のご冥福を祈り、負傷された方の早期の回復を祈ります。

この事件を機に大きく報道されましたが、高速バスには、以前から存在してきた「高速乗合バス」と、最近になって急増してきた「高速ツアーバス」の2種類があります。「高速ツアーバス」の利用者の割合が増えてきたのは、料金が安いからです。会社によっては、「高速乗合バス」の半分くらいの料金で運行しているものもあるようです。

「高速乗合バス」の方が高い一因には、法的な規制を守る必要があるからです。その中には、必要ではない規制もあるのかもしれません。また、コストカットにより、運賃は減るのかもしれません。しかし、最近は「高速ツアーバス」との価格競争を行っているので、経費節減はもはや不可能になっている可能性が高いです。

「高速ツアーバス」による運賃が安い理由の一部には、規制が少ないためや、設備が過度に素晴らしいものではないことがあると思います。しかし、それらによって価格を下げることができるとしても、2割、多くても3割だと思います。したがって、それ以上に運賃を低くするために、運転手の賃金が低くなり、労働環境が悪くなっていると推測するのが妥当だと、私は思います。

もし、その推測が正しければ、「高速乗合バス」は、安全性が低いと認識するのが自然です。それでは、何故、この事故が起きるまでは、そのようなことが広く知らしめられていなかったというと、営業妨害になる可能性があるからだと推測します。重要なことは知らされず、自分で推測しなくてはならないことが、世の中には少なからずあります。

で、低価格であることを優先して「高速ツアーバス」を選択するか、それとも、安全性を優先して「高速乗合バス」を選択するかは、個人、個人に任されているわけです。


私の場合には、「高速ツアーバス」は乗ったことがありません。でも、いつも安全な交通手段をだけを使うというわけではありません。特に、海外旅行先が先進国でない場合には、少し危ない交通手段を取らざるをえなくなることがあります。例えば、ホテルから空港に行く場合です。

一番、安全な交通手段は、ホテルが契約しているタクシーです。街でタクシーを拾うこともできるのですが、信頼性が低くなりますし、交渉が難しいことが少なくないです。タクシーメーターがあったとしても、それが使われずに、タクシーメーター以上の料金をフンダクラレルことがあるのです。現地の言葉を話せれば、これに対処できるのですが、普通の場合はそうではありません。

ホテルにタクシーをお願いするのが安全なのですが、そうすると料金が著しく高くなりがちです。日本の感覚ではそれほど高くないホテルでも、現地では高級ホテルであることがほとんどだからです。もちろん、日本人なのでボラレルこともあります。

現地の人が利用している路線バスを使うこともできるのですが、現地の言葉がわからないと難易度が高いです。このため、現地の旅行代理店を介して、若干怪しげな、でも現地の人は普通に使っている"空港バスもどき"を使うことがあります。でも、ある旅行の時には、早朝のフライトを使うために、それを使えないことがありました。そして、その旅行代理店は、代わりに、格安のタクシーを用意してくれました。

その朝、旅行代理店の前で待っていた私のところに現れた運転手を見て、危ないと思いました、いかにも眠たそうな感じだったからです。おそらく、前日は遅くまで仕事をして、本来ならば寝ている時間であるはずなのに、仕事をせざるを得なくなったのだと思いました。しかし、その時点では、私にはそのタクシーに乗るという選択肢しかありませんでした。で、運を天に任せることになりました。

残念ながら、彼の運転はだんだん怪しくなっていきました。そして、最終的には、渋滞により速度を落としていた前の車にぶつかりました。もし、普通の速度で運転されていたのならば、私が現在、ブログ記事を書いていることはなかったかもしれません。幸運にも、車の速度が遅かったために、私にも運転手にも怪我はありませんでした。しかし、車には支障が起きましたので、私は運転手が呼び停めてくれた他のタクシーに乗りかえることになりました。そして、飛行機の出発に間に合うように、空港に到着することができました。


今回の事故を起こしたバスの乗客も、運転手が眠そうなことに気がついていたようです。しかし、私と同様に、そのバスに乗り続けるしか選択肢がなかったようです。そして、深夜であり、高速道路であり、長距離であったので、残念ながら、私の場合よりも事故の起きる可能性が高かったと思います。結果として、死傷者が出る事故になりました。だだ、私にホテルと契約しているタクシーを使う選択肢があったように、その人達にも「高速乗合バス」を利用する選択肢があったことは、事実です。


最後にまた繰り返しますが、安い値段の場合には、リスクが高くなることは現実です。これは、乗り物だけではなく、食べ物でも、パソコンでも同じです。安い理由が分かっている場合は問題がないのですが、それが分からない場合には、注意をすることが必要です。パソコンの場合には、問題があっても壊れやすいくらいで、爆発して死傷することはないと思います。しかし、乗り物の場合には事故が起きえますし、食べ物の場合には、食中毒なったりして生命が脅かされることが起きえます。そのようなリスクを十分に理解してリスクを冒さないと、後悔することになると、私は思っている次第です。

――以上――

関連した内容のブログ記事を張っておきます(2012.5.5 01:40)