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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

フィギュアスケートの中継と同じように、ファンには困ったものだったらしいフジテレビの「AKB48第4回選抜総選挙生放送SP」

6月6日の晩は、フジテレビ系で「AKB48第4回選抜総選挙生放送SP」(19:00〜21:09)が放送され、平均視聴率は、関東地方においては18.7%だったそうです。

「AKB指原莉乃が瞬間最高視聴率の女に!フジテレビ特番「総選挙生放送」平均視聴率は18.7%」
   MSMエンタメ(2012年6月7日 12:30 )
6月6日(水)の午後7時から9時9分まで、フジテレビで放映された特番「AKB48第4回選抜総選挙生放送SP」の平均視聴率が18.7%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)であることが分かった。さらに瞬間最高視聴率は、指原莉乃の第4位が決定した後のコメント時(午後8時48分)、28.0%と高い数字をマークした。スピーチではヘタレキャラ脱却を宣言していたが、早くも有言実行を果たしそうだ。
(続く)

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注目されているアイドルグループとはいえ、平均視聴率18.7%とは高い視聴率です。このことに違和感を感じる人がいるようですが、視聴率が高かったことには、何も問題がないと思います。金環日食の際には、関東地方では、テレビ東京以外は金環日食を中継したようです。しかし今回は、フジテレビ以外は、AKB48以外のコンテンツを放送したはずなので、他の選択肢があったからです。

(抜粋)
21日早朝から始まった“金環日食祭”だが、各テレビ局も朝の情報番組で日食中継を行なう中、テレビ東京だけは通常通りアニメを放送。「ブレない」「さすが」と話題になっている。

「ブレない」「さすが」の声……金環日食ピーク時もテレビ東京は「しまじろう」 | RBB TODAY

J-castの記事を読むと、漫画家のやくみつるさんは「総選挙ではなくプロ野球を見ていた」ようですし、キャスターの小倉智昭さんは「主にTBS系放送の男子バレーボール対中国戦を見ていた」ようです。やはり、他の番組があったことは、紛れもない事実のようです。

では、私はこの番組を観ていたかというと、常に観ていたわけではありません。実は、始めは全く見るつもりはありませんでした。google+Youtubeで中継があることを聞いていたので、そちらを観るつもりでいました。しかし、アクセスが多いために、ほとんど観ることができませんでした。このため、テレビをつけてフジテレビにチャンネルをあわせたのです。

しかし、実際にフジテレビによる中継を観たのは、重要なところだけになりました。何故なら、この中継には、同局によるフィギュアスケートの中継と同じような違和感を持ったからです。テレビはつけていたのですが、ミュートにしておき、2chにおける実況により進行状況を把握して、16位より上位の発表とメンバーのスピーチの時だけ音声を出しました。


この説明では、フジテレビのフィギュアスケートの中継を知らない人には、分からないと思いますので、同局のフィギュアスケート中継について、説明をしておきます。同局のフィギュアスケートの中継は、フィギュアスケートがスポーツであるにもかかわらす、エンタメのコンテンツとして扱っています。国際大会では、日本人中心に放送を編集しており、全ての選手の演技を放送するわけではありません。番組では、注目している選手の過去の演技や、演技とは関係の直接に関係ないコンテンツを流すことにより、本来ならば放送することができるはずの他の選手の演技の放送が省略されます。そして、選手に迷惑なことには、演技をする直前の選手にインタビューが行われることもあります。

これらのことは、フィギュアスケートという競技に興味がある人のほとんどは望んでいないことです。これら人たちは、大会の映像を編集をせずに放送をすることを望んでいると思われます。ニコニコ生放送や、ustream のように放送してほしいということです。しかし、同局は、ライトなファン層や、フィギュアスケートを話のネタにしたい人による視聴率も得るために、このような番組構成にしているようです。


AKB48第4回選抜総選挙の開票についても、ファンは何も編集されないものが流されることを望んだはずです。しかし、AKB48を卒業することが決まっている前田敦子に関するコンテンツが必要以上に多かったようです。そして、総選挙に参加するメンバーとしては、躍進が予想された指原莉乃に焦点を当て番組を構成したようです。

当然のことですが、このことは指原莉乃が望んだことではないと思われます。望まないとしても、この時点ではAKB48の序列では9位であった彼女は、それを断ることはできなかったはずです。歌手としてのソロデビューCDの発売の日に、AKB48の公式ライバルである乃木坂46のシングルCDの発売をぶつけられても、その現実を受け入れざるを得ないのが、彼女が置かれている境遇です。

第1回と第3回の第1位だった"絶対的エース"前田敦子は番組の前半、フジテレビのスタジオで開票の様子を見守ったが、前田がフジテレビから武道館に移動し、第1位に輝いた大島優子に花束を渡し、抱き合って祝福するというサプライズに会場内のボルテージは最高潮に達した。
白熱の総選挙を生放送したフジテレビ バラエティ制作センター プロデューサー・茺野貴敏氏は「メンバーの皆さんの輝くような、笑顔と涙。そして、思いのこもった、個性あふれるスピーチ。どれも見ごたえのある瞬間の連続だったと思います。"一生懸命やる"ということの素晴らしさを、メンバーの皆さんが見せてくれた、と思います。あと、指原さんの大躍進! これが最大のサプライズでした。ありがとうございました」とコメントしている。

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番組が指原莉乃に焦点を当てて作られたことについては、AKB48の運営が容認したのならば、いたしかたないことかもしれません。彼女のファンは他のメンバーのファンに申し訳ないと思ったでしょうし、また、彼女のアンチが増えた可能性は大いにありますが、運営には関心がないことかもしれません。

しかし問題は、指原莉乃が次にコールされる可能性がある時点で、開票を観ている彼女にアナウンサーがまとわりつき、コメントをとろうとしたことです。これは、演技の直前のフィギュアスケートの選手からコメントをとろうとすることと、同様の感覚だと思います。このことは、おそらく、AKB48の運営も望んでいなかったことだと思います。


このような番組内容は、AKB48のライトなファンだけではなく、ほとんど関心がない人から視聴率をえるためには必要なことことだと、フジテレビは判断したのだと思います。しかし、誰もが問題であると感じるようなことが、あったようです。

(抜粋)
その一方で、初の地上波生中継には課題も散見された。特番は1位に選ばれた大島優子のコメント途中で放送時間が終了。テレビ放映ではCMが入る関係上、司会の徳光和夫が結果を発表する前に間を置く場面もあり、そうした「大人の事情」が結果的にイベントの進行を予定より遅らせる一因となってしまった。

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フジテレビは番組の高視聴率に浮かれるだけではなく、批判を真摯に受け止め、もし来年も中継をするならば、改善して欲しいものだと思います。