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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

第4回AKB選抜総選挙に対して行われた順位予想〔速報前〕の評価をしました。

第4回AKB選抜総選挙については、アイドルグループにおけるシングルCDのメンバーを選ぶものであるのにもかかわらず、少なからぬ人が関心を持って見守ったようです。開票(2012.6.6)を中継するフジテレビの番組は、関東地方では平均視聴率が18.7%となりました。そして、瞬間最大視聴率は28.0%であり、4位になった指原莉乃のスピーチの最中(午後8時48分)でした。

選抜総選挙の順位についても関心が持たれ、マスコミを通じて、有名人や、マスコミの記者の順位予想が発表されました。当然ながら、AKB48に詳しくない人の予想も含まれており、中には呆れてしまうものもありました。何故、信頼が置けないような順位予想が堂々と公表されるかというと、順位予想が間違っても何も支障が起きないからです。それらの人の中には、順位予想ではなく自分の願望を順位とする人や、ネタとして面白そうな順位をワザと示す人も、見受けられました。

これらの順位予想よりも、私が信頼を置くものは、AKB48のファンが、自分の推すメンバーに過度の思い入れを込めずにに予想した順位です。それでも、各々の予想順位は、自分の推すメンバーの順位を上にしてしまいがちなのですが、平均することにより、その思い入れが起こしている予想間違いを排除することができます。これに関しては、手前味噌ですが、2chの順位予想スレッドに投稿された順位予想を平均することにより算出した順位を、記事にしています(あとで、紹介)。


さて、今回の記事では、マスコミに発表された有名人、記者などによる予想順位を、実際の順位に照らし合わせて評価し、評価値を示します。これにより、来年は、より信頼性の高い予想がされることを願うからです。当然、今年、評価が低かった予想をした人による予想は、来年はマスコミが掲載しないこことをお願いしたいと思います。

そんな評価値などは、掲載しないで欲しいと思われる方もいるかもしれません。しかし、今年、著しく順位予想を間違った人が、そのことを忘れてしまい、来年、再び同様の順位予想をしてしまうことは、不憫です。また、自分の順位予想が芳しくなかったことを知りながらも、他の人もそうであろうと気にしない人もいると思います。たとえ話をしましょう。音痴の人の所以は、自分が音痴なことに気がつかないことです。今回の目的は、その人が音痴なことと、歌が上手い人が誰であるかを、教えてあげることです。

以下、評価対象にする順位予想を示します。この記事では、速報(5月23日)が発表される前に行われた、または、行われたと思われる、以下に示す7種の順位予想を、評価対象にします。

(最終版は「第4回AKB選抜総選挙に対して行われた順位予想の評価をしました(最終版)。 - 夏かしのブログ」です。)

  1. AKB48総選挙公式ガイドブック2012 (講談社 Mook) に掲載された10人の著名人による予想順位
  2. AKB48新聞 (日刊スポーツ)に掲載された6人の記者による予想順位
  3. 2chの順位予想スレッドに掲載された予想順位の平均
  4. “i love data ”という会社によるデータに基づく予想順位
  5. 週刊プレーボーイによる予想順位
  6. AKB48通であると世間で見なされている)山里亮太による予想順位
  7. 私(natuka_shinobu)が行った予想順位

以下、上記の7つの予想について紹介していきます。なお、順位を示す表において、ピンクに塗ってあるメンバーは、去年の選抜総選挙において、メディア選抜(12人)に入ったメンバーです。

その後に、これらの予想順位を評価する指標について説明した後、その指標に基づく順位予想の評価結果を示します。


☆★☆★評価対象とする順位予想☆★☆★

★★1★★ 選抜総選挙公式ガイドブックにおける著名人の順位予想

AKB48総選挙公式ガイドブック2012 (講談社 Mook) に掲載された、10人の著名人による順位予想を表に示します。

10人の中には、AKB48について、詳しくない人も含まれているようですし、スロー・アダムスのように、明らかに真面目に順位予想をしていない人もいます。それから、著名人の中には、AKB48のメンバーと仕事をしている人がおり、これが予想の弊害になっている人もいます。これが一番、顕著なのは、峯岸みなみを1位、指原莉乃を2位に予想した上杉隆です。彼は、「週刊プレイボーイ」において、この二人と共に「AKB48でもわかるニュースの言葉」というコーナーを持っています。


★★2★★ AKB48新聞 (日刊スポーツ)に掲載された記者による順位予想

在京のテレビ局でにおいて、AKB48と一番係わりがないテレビ局はテレビ朝日なのですが、その系列である日刊スポーツが、月間で、AKB48新聞なるものを発行しています。AKB48新聞/日刊スポーツの6人の記者による予想が以下のものです。
なお、2chのスレッドの平均順位を算出したのと同じ方法で、6人の順位予想の平均を算出しています。

6人の予想の全てにおいて、去年の選抜総選挙においてメディア選抜に入った11人全員を、16位までにしていますので、その意味では妥当な予想だと思います。しかし、著名人と同じように、記者もAKB48のメンバーと取材を通じて係わりがあるので、それが順位予想に弊害が起きている可能性はあります。例えば、瀬津記者は、山本彩を10位にしたことが象徴するように、名古屋、大阪のメンバーをひいき目に観ている可能性があります。


★★3★★ 2ch在住のAKBのファンによる順位予想の平均

上で、少しふれたように、AKB48に詳しい人達と言えば、AKB48のファンの方々です。当然のことながら、彼らはAKB48のメンバーに対して豊富な知識を持っているからです。もちろん、彼らには、推しているメンバーの順位を実際よりも上に予想してしまう傾向はありますが、多くの人による予想を平均するとこの弊害は少なくなります。また、平均をとる際に、個性的な予想を除けば、より信頼性のあるものとなります。

今回は、「第4回AKB総選挙予想☆part27」に投稿された43の予想を基にして、以前に算出したものを、評価対象にします。具体的には、この43個の順位予想から、妥当でないと判断した2つの予想と、個性的であると判断した4つの予想を除いた37個の予想を平均化することにより、順位を算出しています。

この予想順位を、以下に紹介する他の予想順位と共に、表に示します。

 


★★4★★ データに基づく、“i love data ”による順位予想

マスコミが発表した順位予想は、程度の別はあるにしろ、主観性が入り込む可能性があります。これとは逆に、客観的なデータのみに基いて予想を行おうと試みたのが、“i love data ”という会社による順位予想です。

この方針には好ましいと感じるところもあるのですが、データとして取り込めない情報の中に、予想に必須なものが含まれていると、予想精度が落ちてしまうという問題点があります。残念ながら、今回の予想においては、ファンが必死になる度合いが含まれておらず、このことは致命的である可能性があります。

「ファンが必死になる度合い」と、無難な表現をしていますが、あからさまに言えば、どれだけお金を使って投票権を買うかということです。複数投票が可能であるAKB48の選抜総選挙では、ファンがどれだけ無理をしてお金を使うかにより、推しているメンバーの順位が大きく変わってきます。


★★5★★ 週刊プレイボーイに掲載された、有識者の合議による順位予想

最近の週刊プレイボーイを読むと、以前とは様変わりしたという感があります。一番違うのは、AKB48に関するコンテンツが著しく多いことです。でも、それなりにシッカリとしていて面白いので、私は違和感を感じません。

週刊プレイボーイ23号(5月21日発売)に掲載された選抜総選挙の順位予想は、AKB48の有識者5人(以下に記載)が合議制で決めたものです。

篠本634(アイドルライター。著書に『AKB48ヒストリー〜研究生公式教本』(小社刊)がある)
犬飼華 (アイドルライター。AKB48グループの現場に数多く足を運ぶベテラン)
山下剛一(『UTB』『週刊ヤングジャンプ』編集者。『48現象』などAKB48関連の書籍も担当)
岡田隆志(アイドル発掘・応援サイト『スクランブルエッグ』編集長。AKB48は初日から観覧)
青木宏行(光文社エンタテインメント編集部編集長。AKB48グループ関連の書籍を多数出版)


★★6★★ (AKB48通であると世間で見なされている)山里亮太による予想☆★☆★

AKB48の関係でマスコミに登場することが多い有名人として、山里亮太南海キャンディーズ)がいます。彼の順位予想として、某雑誌に掲載されていたものを評価対象にすることにします。情報のソースは以下のサイトです。
〔ソース〕:http://encra48.doorblog.jp/archives/7806438.html

山里亮太は、かつては「AKB48通」だったようです。しかし現在は、AKB48に詳しい人で、彼が今も「AKB48通」であるとにみなしている人は少ないようです。この件については、以下のJ-castの記事を紹介するだけに留めます。


★★7★★ 私(natuka_shinobu)が行った予想

私は、速報前と、速報後(修正版)に順位予想をしています。今回は、速報前のものを評価対象にします。

私は、AKB48に関心も持ったのは最近ですし、AKB48に関する見識も、ファンの方には到底及びません。しかし、AKB48から少し離れて観ているので、客観的に評価することが可能になっています。そして、このことが順位予想において優位に働く可能性はあります。

事実、去年の選抜総選挙の際に行った順位予想も、マスコミの方々に較べれば著しく正確でした。去年は、ほとんどのマスコミの方々は、板野友美の高順位を予想していましたが、実際は8位でした。私の感覚としては、ステマとしか思いようがありませんでした。私の予想では、板野友美の順位は7位でしたので、ほぼ正しい予想だったと見なせると思います。


☆★☆★評価を行うための指標☆★☆★

各順位予想を評価する指標は、1位から16位までに予想したメンバーにおける、予想順位と実際の順位の差(絶対値)を、上位の順位の場合には大きく重みをつけて平均したものです。例えば、n番目に予想したメンバー(predictedMember〔n〕)の場合には、このメンバーの実際の順位(electedOrder〔predictedMember〔n〕)〕との差(絶対値)に、「(16+1) - n 」 という重みを賭けて平均します。例えば、1位に予想したメンバーに対しては、16(= 17 - 1)という重み、16位に予想したメンバーに対しては、1(= 17 -16)という重みを賭けて平均をします。 この指標が小さくなった順位予想ほど、優れた順位予想だと見なします。

この重みを導入することは、上位のメンバーを正確に予想した人に優位に働きます。また、AKB48のメンバーをあまり知らないことが原因で、下位の順位の予想が不確かになってしまう人の評価を、過度に低くしないことにもつながります。


☆★☆★各順位予測の評価結果☆★☆★
各順位予想の評価順位を、以下の表に示します(エントリーは22人/団体)。

順位 名前 所属 評価値
1 大友記者 NikkanSpo 1.235
2 週刊プレイボーイ - 1.264
3 2chスレッドの平均 - 1.316
4 日刊スポーツ平均 NikkanSpo 1.323
5 松田デスク NikkanSpo 1.345
6 柳田デスク NikkanSpo 1.455
7 宇野常廣 AKBofficial 1.558
8 natuka_shinobu - 1.625
9 森本記者 NikkanSpo 1.691
10 横山記者 NikkanSpo 1.992
11 瀬津記者 NikkanSpo 2.257
12 三杉武 AKBofficial 2.397
13 嶽本野ばら AKBofficial 2.470
14 “i love data ” - 2.602
15 森永卓郎 AKBofficial 2.941
16 中森明夫 AKBofficial 3.889
17 上杉隆 AKBofficial 5.926
18 山里亮太 - 6.25
19 福田雄一 AKBofficial 6.919
20 小林よしのり AKBofficial 9.75
21 マーティ・フリードマン AKBofficial 15.566
22 スロー・アダムス AKBofficial 39.882

一位は日刊スポーツの大友記者でした。おめでとうございます。11位までの予想において、2位以上外したのは、渡辺麻友を5位(実際は2位)、松井玲奈を7位(実際は10位)、篠田麻里子を3位(実際は5位)としただけした。

二位となった週刊プレイボーイも、大友記者とほとんど精度は変わりません。11位までの予想において、2位以上位外したのは、松井玲奈を6位(実際は10位)としただけです。なお、大友記者も、週刊プレイボーイも、17位であった高城亜樹を12位と予想しています。高城亜樹が選抜枠を外れて17位になったことは、多くの人にとって予想外だったようです。

3位は、2chのスレッドにおける平均順位、4位は、日刊スポーツの平均順位です。両者とも高城亜樹を12位と予想しています。2chのスレッドの平均順位における11位までの予想において、大きく外したのは、松井玲奈を7位(実際は10位)としたことです。日刊スポーツの平均でも、松井玲奈を5位と大きく外しています。多くの人により、松井玲奈は実際よりも上に予想されたようです。この他に、日刊スポーツの平均順位で大きく外したのは、実際は4位であった指原莉乃を8位としたことです。

AKB48総選挙公式ガイドブック2012に掲載されている著名人の予想の成績は良くなく、最高位は宇野常廣の7位でした。そして、その次が12位の三杉武、13位の嶽本野ばらでした。

日刊スポーツのデスク/記者の予想も、AKB48総選挙公式ガイドブック2012に掲載されている著名人ほどではありませんが、1位となった大友記者以外はそれほどは良くありませんでした。具体的には、1位、5位、6位、9位、10位、11位でした。

日刊スポーツで最下位なのは、瀬津記者の11位です。松井玲奈を2位(実際は10位)と外しているのは当然のことながら、指原莉乃を11位(実際は4位)と、激しく低く予想しています。日刊スポーツの平均順位において、彼女の順位が8位と低くなっているのは、瀬津記者の間違えが原因です。もし、来年も今回のような大きな間違えをするのならば、AKB新聞の信用を失墜させないためには、AKB48の担当から外すことを検討した方がいいかもしれません。

私(natsuka_shinobu)は、22のエントリーの中で8位になっており、日刊スポーツの下位3人よりは、上になっています。

山里亮太は18位でした。もはや、「AKB48通」と見なすことは、大きな間違えであることが立証されました。


最後ですが、“i love data ”の予想順位は14位と良くありませんでした。AKB48のことに詳しくない人に見せる余興として使えるとは思えますが、それ以上は難しいレベルかと思います。具体的な大きな間違えは、高橋みなみ(実際は6位)、板野友美(実際は4位)、峯岸みなみ(実際10位)を、3人とも4位上に予想しており、渡辺麻友(実際2位)、柏木由紀(実際3位)、指原莉乃(実際4位)を、3〜4位下に予想しています。

高橋みなみ板野友美峯岸みなみは、AKB48のオリジナルメンバーであるために、先行者利益があり、順位がそれほど上ではなくても、マスコミなどへの露出度が高いです。逆に、マスコミへの露出度を判断基準として順位予想をすると、実際よりは高順位に予想されます。
渡辺麻友柏木由紀指原莉乃はファンが頑張るメンバーとして知られています。特に、指原莉乃の場合は、彼女のマスコミへの露出度が増えたことを快く思わない人と、存在意義を失った前田敦子アンチの一部がアンチになったために、それに対抗するために順位を上げることが必須となり、いつも以上に頑張らざるを得なくなっていました。

この辺のことを理解して、モデルに組み込まないと、売り物になる予想は難しいように思います。

――以上――