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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「おいでシャンプー」(乃木坂46)と、「それでも好きだよ」(指原莉乃)のタイトルとサビについて、今更ながら書いてみる。

指原莉乃のファースト・ソロシングルである「それでも好きだよ」との同門対決で話題になった乃木坂46のセカンドシングル「おいでシャンプー」の売り上げが、20万枚を超えているようです。

同門対決に乃木坂46が勝ったことについては、1人である指原莉乃が売ることができる握手権付きレコードに比べて、36人である乃木坂46が売ることができる握手権付きレコードは多いわけですから、それほどの評価は与えられません。しかし、現時点ではファーストシングルである「ぐるぐるカーテン」に若干、売り上げ枚数で及ばないとはいえ、連続で20万枚を売り上げたことについては、敬意を表したいと思います。

しかしながら、この曲に対する私の評価は、乃木坂46のメンバーとファンの方には申し訳ありませんが、高くありません。この曲における、メロディーライン、それに乗って聞こえてくる乃木坂46の歌声、「おいでシャンプー」というサビ以外の詞は素晴らしいと思います。そう、全てをぶち壊しているのは、ただ1点、曲のタイトルにもなっている「おいでシャンプー」というサビなのです。

私が、「おいでシャンプー」と聞いて、思い浮かべる映像は二つあります。

  • あだち充の漫画にありがちな浅倉南に似た女の子と、上杉達也に似た男の子がいます。二人から少し離れた所に、毛足の長い白い犬がいます。女の子はその犬に向かって叫びます。「おいでシャンプー」。その犬の名前は「シャンプー」だったのです。
  • ホテルのバスルームでも、温泉の洗い場でもかまいません、1人の女の子がいます。朝倉南をイメージしても構いません。その女の子は裸眼の視力が良くないために、シャンプーとリンスのボトルの区別がつきません。そこで、その女の子は叫びます。「おいでシャンプー」。シャンプーはふわっと浮き上がり、やがて彼女の手に収まります。

どちらにせよ、「おいでシャンプー」(サビ以外)のPVには、ふさわしい映像には思えません。


ネットで調べると、「おいでシャンプー」という曲名とサビに違和感を感じる人が少なくなかったようです。そして、質問サイトで質問しても、ピンとくる答えは返ってこないようでした。また、乃木坂46のメンバーも分かっていないのじゃないかという説もありました。いずれにせよ、私は「おいでシャンプー」が聞こえ始め、やがて、サビのパートが始まると、彼女たちを不憫に思ってしまうことが、以前はありました。彼女たちは仕事として、それほどの思い入れを込めずに歌っているのでしょうが、私には不憫に思えて仕方がなかったのです。

おいでシャンプー」の意味は、シャンプーの語源を調べればわかるのではないかと考えたことがありました。秋元やすす先生ほどの大作詞家が、いい加減に歌のサビとタイトルを決めるとは思えず、何かお考えがあるのではと、考えたのです。しかし、この件は、忙しさにかまけて、すっかり忘れてしまっていました。

そして、このことを思い出したのは今週になってからです。「Yahoo!検索ランキング」における「2012年6月19日の急上昇ワードランキング」の10位に、「シャンプー 語源」という検索があったからです。

ランキング表に記載された解説には、『言葉の語源を「謎解きバトルTORE!」SPで出題』とありました。私は、6月18日に放送された回について調べたのですが、該当する内容は見つかりませんでした。そこで、「シャンプー 語源」で検索をしてみました。

始めは、検索の一番上に出てくる『シャンプー - 語源由来辞典』における説明が正しそうに感じたのですが、ヒンズー語などという言語はありませんので、記載自体も信用できなくなりました。

【シャンプーの語源・由来】. 英語「shampoo」からの外来語。 「shampoo」の語源は「 押す」を意味するヒンズー語で、それが「マッサージする」の意味で使われるようになり、 お湯や薬草を用いた頭皮マッサージをすることから、洗髪剤を指す言葉として用いられる よう ...

シャンプー - 語源由来辞典

検索の2番目に出てくるサイトの記述では、この間違えを指摘してるので、信用ができそうです。

「ヒンズー語」なんて存在しません(ヒンズー教ならある)。 日本語「シャンプー」「リンス」の 直接の語源は英語です。shampoo「シャンプー」、rinse「すすぐ」。 英...

シャンプーとリンスの語源を教えて下さい。またいつごろから言われるよ... - Yahoo!知恵袋

確証を得るために、英語の語源辞典「Online Etymology Dictionary」や、wikipediaを調べてみました。その結果、どうやら、2番目のサイトの記載が正しそうだという結果に至りました。


…という風に、色々とシャンプーについての知見は増えていき、結局、至った結論は、「おいでシャンプー」というサビとタイトルは、それほど考えることなく付けられたものであるというものです。考えてみれば、1年に100以上の曲の作詞をされるという秋元やすす先生に、いちいち語源まで調べる余裕はないと思われます。しかしそうであるとしても、「もう少し考えてやれよ、やすす」と、思わなくはありません。

サビとタイトルが、いい加減に付けられてしまった可能性がある「おいでシャンプー」に較べると、「それでも好きだよ」は、シッカリと力を入れて作詞されているという印象があります。これを歌う「指原莉乃」のプロモーションソングのように、言葉を注意深く選んでいるような印象を持ちます。とくに、「それでも好きだよ」という曲のタイトルとサビは、彼女を象徴するようなフレーズだと、考える人が少なくないようです。

秋元やすす先生は、「それでも好きだよ」を作詞する時には真剣だったけれど、レコーディングが遅れるうちに、同門対決と言うネタに走ってしまったのかもしれません。

――以上―――