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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

NHK BS で放送された「指原莉乃プロデュース 第一回ゆび祭り〜アイドル臨時総会〜」を観ました

6月25日に武道館で開催された「指原莉乃プロデュース 第一回ゆび祭り〜アイドル臨時総会〜」が、NHK BS Premium の「音楽熱帯夜」という番組の枠において、90分に編成された形で放送されました(7月15日(日)〔14日深夜〕 午前0時15分〜1時45分)

私の家では、NHK BS Premium を自宅で観ることができないので、どうしたもんかなぁと思っていたのですが、結局、リアルタイムで番組を観ることになりました。これは、懸案の一つを遂行することを、今回の土日に設定し、宿泊場所をNHK BSが観ることができるという条件で選ぶことにより、可能になりました。

さて、指祭りでは、プロデューサである指原莉乃を含む10組の出演グループ対して、公平に10分の時間が割り当てられました。そして、全てのグループによるステージが終わった後にアンコール曲も歌われましたので、これだけを合計しても110分に渡るイベントになります。しかしながら、放送枠は90分なので、時間内に全ての曲を放送することは不可能です。

実際に放送されたのは、以下の13曲です。

「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」(私立恵比寿中学
おいでシャンプー」(乃木坂46)
「少女飛行」(ぱすぽ☆
「完璧ぐ〜のね」(渡り廊下走り隊7)
行くぜっ!怪盗少女」(ももいろクローバーZ)
「おんなじキモチ」(東京女子流
「プリプリ SUMMERキッス」(SUPER☆GiRLS)
初恋サイダー」(Buono!)
「One Up!!!」(アイドリング!!!
「初恋ヒルズ」(指原莉乃
意気地なしマスカレード」(指原莉乃
「それでも好きだよ」(指原莉乃
ヘビーローテーション」(〔アンコール曲〕アイドリング!!!指原莉乃私立恵比寿中学、SUPER☆GiRLS、東京女子流、乃木坂46、ぱすぽ☆、Buono!、ももいろクローバーZ、渡り廊下走り隊7 )

NHKネットクラブ エラー

twitter によるネットへの書き込みを読んでみると、指原莉乃の曲だけが3つあることに対して不満を述べている人がいるようでしたが、少し見当違いがあるように思いました。彼女の歌の時間が放送された時間は、他のグループに比べて長かったことは事実ですが、1.5倍くらいであり、極めて優遇されていたという訳ではありません。彼女の歌の時間が他のグループの時間より長かったことは、番組を制作したNHKがプロデューサを務めた指原莉乃をリスペクトした結果であると見なすことが、私は妥当だと思います。彼女がいなければ生まれなかったイベントなのですから、そのくらいのリスペクトがあっても、少なくても、招かれた出演グループは納得していると思います。

指原莉乃を除いた9組のステージに対する私の感想を簡単に記します。
まず、トップバッターとなった「私立恵比寿中学」のステージです。彼女たちのステージは、ビジュアル系のロックバンドを模した変化球でした。私見を述べさせていただくのならば、おそらく、「私立恵比寿中学」のファンを除く大部分の観客が、「私立恵比寿中学」のステージを観たことがなかったと推測されるので、今回は、「私立恵比寿中学」の通常のあり方を知ってもらうことを最優先にしたステージが良かったのではないかと思いました。もちろん、今回のステージで「私立恵比寿中学」の名が売れたことは事実なのですが、それによって持たれたイメージを払しょくするのに苦労するのではないかと、懸念します。

他の8組については、私が予想した以上の実力を持っていることが分かり、正直言って驚きました。この中からあえて2組を選んで記するのならば、圧倒的な存在感を示した「ももいろクローバーZ」と、アーティストとして高いレベルであることを多くが知ることになった「Buono!」になると、思います。

ももいろクローバーZ」による 「行くぜっ!怪盗少女」(2010年5月5日発売)は、このグループのメジャーデビュー曲のようです。この曲の振り付けというか、パフォーマンスは、オリジナリティーに溢れるものであり、「ももいろクローバーZ」でしか実現できないようなものです。今回、私が初めて曲全体に渡って観ることになった「行くぜっ!怪盗少女」は、極めて高い次元に達しており、何度でも繰り返して観たくなるようなものでした。
なお、「ももいろクローバーZ」のメンバーについての知識は、今まではなかったのですが、「ゆび祭り」をキッカケとして、エビ反りジャンプをする「赤」が百田夏菜子指原莉乃が呼ぶところの“かなこちゃん”)であることを知りました。 

「Buono!」は、Berryz工房に所属する嗣永桃子夏焼雅、そして、「℃-ute」に所属する鈴木愛理から構成されるハロプロのユニットです。パフォーマンスを除いた歌自体のレベルでは、今回の出演者の中では断トツに良かったと思います。「ももち」としてバラエティー番組に出演している嗣永桃子の姿だけを知っている人は、彼女のアーティストとしての実力に驚いたのではないかと推測します。

さて、番組で放送された「初恋サイダー」(2012年1月18日発売)の売り上げを調べると、1万5千枚くらいのようでした。AKBグループ(「乃木坂46」を含む)のように大量にCDが売れる仕組みがないと、余程の人気アーティストでないと、(例えば)10万枚以上の売り上げを達成することは難しいというのが、現在の音楽業界の現実です。しかし、それにしても、「初恋サイダー」のこの売り上げ枚数は、歌の品質を考えるのならば、あまりにも少ないです。

私には、「初恋サイダー」の売り上げの件は、「Buono!」自身の問題ではなく、所属するハロプロの戦略に問題があるように感じています。私は、「Buono!」がハロプロの枠組みにおいて、成功することが望ましいとは思います。しかし、その可能性が厳しいものならば、「指祭り」をキッカケにして従来の枠組みにとらわれずに、売り方を再検討した方がいいのではないかと思いました。そして、それが上手くいえば、「Berryz工房」にも、「℃-ute」も好影響をもたらすと思います。


イベントのプロデューサである指原莉乃については、MCはほぼ期待通りであり、出演グループを上手く活かしていました。彼女の歌については、公演の日に放送された「笑っていいとも」において、咳こんでいたので心配していました。例の一件が身体的にも影響していたのではないかと推測します。今回のイベントにおける歌においては、時々苦しくなる様子が見受けられ、少なからず影響があったようです。また、MCにおいて若干、いつものような滑らかさがなかったことにも、これが要因になっていたと推測します。

しかしながら、彼女の身体的な状況を考慮して評価するのならば、今回のイベントにおけるパーフォーマンス(歌、MC)は、かなりレベルの高いものであったように思います。「さしこのくせ」において土田晃之が発言したように、彼女の度胸が「5段階評価で17」*1 であることが実証されたイベントであったと言えると思います。

指原莉乃の歌に関して驚いたことと言えば、これを「口パク」としたtwitter が「2012.07.15 01:09」につぶやかれ、これに対して、数十個のRTがされたことです。普通の聴力を持っていれば「口パク」でないことは分からないはずはないのですが、自分が応援するグループ(過去のつぶやきから「乃○坂●6」と推測)ではないために、ちゃんと聞いていなかったということでしょうかね。
いつも思うことなのですが、twitterの大きな問題として、無責任な情報が発信され、それが確認されることなくRTされるということがあります。過去のつぶやきにより、所属などが特定されることが少なくなく、その場合、つぶやいた本人に支障が起きる可能性がありますので、注意してつぶやくことをお勧めします。


「ゆび祭り」を全体的に評価するならば、最後に指原莉乃が見せた変顔を除くならば、極めて高い評価を与えられると思います。日本の女性アイドルグループを一度に知ることができる格好の機会になったので、出演グループの営業活動には大きなメリットをもたらすことになると思われます。また、秋元康が以前から高く評価していた、指原莉乃の裏方としての能力を、多くの人の知ることとなったと思います。

それから、今回の「ゆび祭り」の放送をK-popのファンが偶然に見たならば、彼らにもメリットをもたらすことになったかもしれません。K-popファンは「韓国好き」とレッテルを張られることが少なくなく、これがマイナスになることもあるのではないかと推測します。「ゆび祭り」を観ることにより、日本のアイドルグループも知識を得た上で、K-popファンであるのならば、揶揄のされようがないと思います。


最後になりますが、この放送を観た多くの人により、歌われた全ての歌を収録したDVD化の要望が、Avexに出されることになると思います。この放送がある前にもDVD化の要望は出されていたと思います。しかし、その大部分は、指原莉乃のファンによるものではなかったかと推測します。
今回の放送があったことによって、10分のステージの全てを観たいと思った他の出演者のファンからも、多くの要望が出されることになると思います。DVD化については、今までは、需要があるものの、権利関係で難しいという観測が多かったようです。しかしながら、この放送があったことにより状況は変わり、DVDの可能性はゼロではなくなったと思います。


【2012.7.21 12:21 変更記載】
DVD発売について、以下に記されていた文章を削除しました。

――以上――

*1:10段階では、彼女の愛称を連想される34