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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

ウォシュレットが機械遺産になりましたが、宿には絶対に必要なのか?と思うこと

日本機械学会は、2012年度の機械遺産として以下の5件を発表しました。機械学会のホームページにおける該当ページは、「こちら」です。

この5つの中で今回の話題にするのは、「ウォシュレット」の初代モデル「ウォシュレットG」です。これは、医療用洗浄便座を基にして、東洋陶器(現TOTO)が家庭用に開発したものということです。元々は医療用だったことを、私は、初めて知りました。

もともと日本では、温水でおしりを洗うという習慣はなかったが、東洋陶器(現TOTO)がアメリカン・ビデ社製の「ウォッシュエアシート」と呼ばれる医療用洗浄便座の輸入販売を1964(昭和39)年に開始した。これは医療器具的な性格が強かったこともあり、思うように売れなかったが、同社は温水洗浄便座は必ず日本の一般家庭に普及すると確信し、1978(昭和53)年に自社開発を決意した。(中略)

機械遺産Mechanical Engineering Heritage

日本の一般家庭では、ウォシュレットは70%普及しているようですが、これは日本人の特異的な気質が大きく影響した結果だと推測します。当然のことながら、世界的にはそれほどは普及していません。

機械遺産TOTOウォシュレット「噴射角43度」は日本人だけ」
         Newsポストセブン(2012.07.24 07:00)
いまや一般家庭での普及率は70%を超え、“お尻を洗う”文化がすっかり定着した感のある温水洗浄便座。その先駆けとなったTOTOの『ウォシュレットG』(1980年発売)に、このほど日本機械学会より「機械遺産」の称号が与えられた。
 生活の発展や社会に貢献し、歴史的に意義がある――というのが認定の理由だが、ウォシュレットの普及はどちらかというと国内限定で、世界各国のトイレでウォシュレットのお世話になることはまだまだ少ない。
(後略)

機械遺産TOTOウォシュレット「噴射角43度」は日本人だけ│NEWSポストセブン

ウォシュレットに関しては、困ったものだなぁと最近思っていることがあります。それは、楽天トラベルや、“じゃらん”などにおける宿への評価を、トイレがウォシュレットがないことを理由にして低くする人が少なからずいることです。大資本が経営してるホテルにそれを求めるのは別に構わないと思います。しかし、基本的に家族経営である宿に求めることは酷です。

コメントにウォシュレットがないからNGと書かれたらば、宿は対応せざるを得なくなります。でも、設備投資をしなくてはならない要因となるコメントを書いた人は、小さな宿には特に、二度と宿泊することはないと思われます。主張するのはいいのですが、それが引き起こすことを想像することが必要かと思います。

客や購買者の要求基準が高いために、それに対応するためにコストが要因となり、価格が高くなることは、日本ではありがちなことです。コストが高くなったのにもかかわらず、価格を据え置くならば、人件費が削られることになるかもしれません。

最近のことですが、某ヨドバシカメラで、安いノートパソコンを紹介してほしいとお願いしたならば、台湾製の製品を紹介されました。日本の会社のパソコンは、色々機能を付けるので高くなると、説明されました。日本の製品が多くの機能を付けるのはユーザの希望を反映させた結果なのでしょうが、その希望というのは、あればいいけれど、なくても構わないレベルものである可能性が高いように思います。で、ウォシュレットは、宿には絶対に必要なのでしょうか???

――以上――