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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

二つのお姫様抱っこ(前田敦子&佐藤健、指原莉乃&ピーター・アーツ)の暗明と、AKB48卒業/から異動 における明暗に関して

前田敦子 お姫様抱っこ事件」は、死傷者が出たわけではありませんが、悲惨な事件だと思います。そして、これを報道した週刊文春(2012年9月12日 発売)の記事に掲載された写真は、見るに忍びないものでした。

何が悲惨かというと、週刊文春の記事では「お姫様抱っこ」と称しているのですが、ギリギリに「抱っこ」にはなっているものの、「お姫様抱っこ」とは別物だからです。佐藤健前田敦子が知りあうことになったドラマ「Q10」(日本テレビ系、2010.10-12)の公式サイトでは、佐藤健が演じた深井平太が、前田敦子が演じた人間型ロボット・Q10を軽々と抱えています。しかし、実際の前田敦子は、Q10ほどは軽くなかったようです。

前田敦子が人間としては普通の重さであったために、「お姫様抱っこ」をされている彼女のスカートは捲れ上がり、パンツというかお尻が「もの見え」である悲惨な状態になってしまいました。泥酔してこのような状況に陥った前田敦子と、そのような状況に参加メンバーが陥ることになる合コン(AKB的には、合コンではないようです)を主宰したとされる佐藤健には問題はあると思います。しかし、「お姫様抱っこ」を可能にするほど力が強いことは、俳優として必要な資質とされているわけではありませんので、二人にとって今回の件は、不幸な出来事だったと思います。

例えば、佐藤健とほぼ同じ身長である長友佑都(170cm)は、前田敦子とほぼ同じ身長である堀北真希を、彼女が望むのならば、「お姫様抱っこ」することができると思います。しかし、それは、長友佑都が自らに、サッカー選手として必要とする力を持つことを課した結果に過ぎません。


さて、「前田敦子 お姫様抱っこ事件」によって、私は「お姫様抱っこ」なるものが何だからなくなってしまいました。そんな私に、「お姫様抱っこ」の良い例を見せてくれたのが、太田プロにおいて前田敦子の後輩である指原莉乃に対するものであったことは、不思議な縁(えにし)であると思います。

指原莉乃を「お姫様抱っこ」したのは、格闘家であるピーター・アーツでした。彼女が(何故か)ゲスト出演していたキックボクシングイベントの記者会見の会場において、ピーター・アーツが余興で彼女を持ちあげたのでした。ピーター・アーツに関しては、それほど大きくはないという印象を私は持っていました。しかし、実際には194cmの身長があり、格闘家に相応しい筋肉を持ち合わせている彼は、指原莉乃に全く不安を感じさせないような素晴らしい「お姫様抱っこ」を披露しました。「お姫様抱っこ」の教科書があるのならば、掲載することを推薦したような見事さです。

ピーター・アーツに「お姫様抱っこ」されている指原莉乃は照れてはいるものの喜んでおり、その写真はどんな新聞・雑誌に掲載されても支障が起きないものです。これに対して、前田敦子が「お姫様抱っこ」された写真は、できるならば全人類の記憶から消したいものだと思います。2ヶ月前、前田敦子は多くの人に祝福されてAKB48を卒業し、指原莉乃は望まない形でAKB48を去りました。その明暗が「お姫様抱っこ」においては逆転したことは、人生とは何がどうなるかわからないものだと感じさせました。


さて、明暗が分かれたと言っても、前田敦子は、「前田敦子 お姫様抱っこ事件」によって、大きな支障を受けたようには見えません。上でも少し触れましたが、大島優子仲川遥香も参加したこの合コンは、公式には、前田敦子AKB48を祝うパーティーとされています。そして、AKB48には事前に届けがあったので、恋愛禁止ルールあるAKB48においても問題がないといる見解が、AKB48の運営から出されているからです。

しかしながら、ドラマ「Q10」が終わってから2年も経っているにもかかわらず、佐藤健と卒業を祝うパーティーをするということは、この2年間に渡って、二人にはそれなりの交流があったとみなすことが、妥当だと思います。しかし、AKBグループの圧力により、新聞やスポーツ紙などの大手のマスコミが報道を控えているために、世の中的には、この事件は存在さえないことになっているようです。

前田敦子は幸運でした。「前田敦子 お姫様抱っこ事件」のような事件が、例えば、武井咲剛力彩芽に起きたのならば、大きなイメージダウンになった可能性があったからです。しかし、前田敦子の場合、直前まで、恋愛禁止ルールが存在するAKB48に所属していたために、恋愛禁止ルールが適用されない身分となっただから問題なしという雰囲気になっています。

アイドルはイメージの世界の職業と言えます。女性アイドルが男性と交際している場合にも、それが知られないようにすることは、アイドルとしてのイメージがあるからです。アイドルを職業として演じている彼女たちにとっては、実際に付き合っていてもOKであり、ファンのイメージの中でそうならなければ問題がないのです。そして、通常は発覚しても、現行犯で見つからなければ大きな問題にはならないものです。、AKB48のようにAKB48のメンバーになってからの過去も問題にされることは、特異であるように私は思います。

前田敦子は、AKB48を卒業したと言っても、アイドルを卒業した訳ではありません。したがって、アイドルとしての彼女のファンにとっては、例の写真は衝撃だったと思います。それにもかかわらず、彼女の仕事に大きな支障が起きたように見えないということは、面白いです。このことは、現在はアイドルとしてのイメージコントロールをキチンとしていた指原莉乃が、元彼による週刊文春への告白の結果、AKB48からHKT48へ移籍になり、その処遇が甘いとAKB48のファンでない人からもバッシングも受けたことを考えると、興味深いです。

通常は、元彼/元カノに支障が起きる告白をすることは、尊敬されることではありません。また、文春の記事は、女性アイドル業への営業妨害と見なすこともできると思います。それにもかかわらず、指原莉乃へのバッシングが起きたという現象は、週刊文春の読者に男性が多いということと、アイドル業界には労働組合がないということが、要因となっているように思います。なお、指原莉乃週刊文春の記事(6月14日)の直後である6月25日に、予定通りに「指原莉乃プロデュース 第一回ゆび祭り〜アイドル臨時総会〜」を開催させて、大成功を収めました。このイベントが「アイドル臨時総会」と銘打ってあることと、この成功が、彼女が苦境を乗り切ることができた要因の一つであることは、なにやら、象徴的なことに見えます。


さて、AKB48のファンの中で批判精神に富んだ人(簡単にいえば、AKB48内アンチ)の矛先は、以前は前田敦子でした。彼らは前田敦子の卒業宣言により行き場を失っていたのですが、指原莉乃についての元彼記事により、矛先を指原莉乃に移したようでした。
そして、今回の「前田敦子 お姫様抱っこ事件」により、指原莉乃に向かっていた矛先は、さらに、大島優子に移ったようです(彼女も太田プロに所属しています。)。合コンに参加した彼女は、恋愛禁止ルールが適用されるAKB48の現メンバーであり、少なくてもしばらくは、センターを務めることになると思われます。しかも、チームKのキャプテンへの就任が決定しているために、批判が起きているのです。また何かがあれば、矛先は変わるのでしょうね。


なお、指原莉乃AKB48についてあまり知らない人から受けている批判については、今後、どうなるかはわかりません。これらの批判は、AKB48について知らないことから生まれているからです。指原莉乃HKT48へ異動してもAKB48のメンバーと一緒に新曲(27thシングル)を歌っていると批判している人の大部分は、彼女が4位となった選抜総選挙が、この曲を歌うメンバーをAKB48グループから選ぶという趣旨で行われたことを知らない人です。そして、次の新曲(28thシングル)を歌うメンバーに彼女が入っていることを批判する人の大部分は、この曲を歌う選抜メンバー16人の中の6人はAKB48以外から選ばれており、彼女の移籍先であるHKT48からは彼女の他に宮脇咲良が選ばれていることを知らない人です。

このことは、世の中における批判の中に、十分に調べないで批判することが存在することの、典型的な例だと思います。もちろん、AKB48のことを十分わかっていながら、他の大部分の人が知らないことを隠れ蓑にして批判をしている人もいると思います。その人達は、批判をすること自体が本来の目的であり、批判をしやすいものを批判するクレーマーに似ています。


では、前田敦子大島優子、そして、指原莉乃の今後の活躍を祈りつつ、この記事を終わらせることにしたいと思います。