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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

豪華クルーズの 格安LCCがあるようです。

「豪華クルーズの“格安”LCC元年到来なるか…10日間で10万円の旅も」というBusiness Journalの記事が、Yahoo!Newsに転載されて、トピック記事になりました。なお、この記事におけるLLCとは、Low Cost Cruiseの略です。

日本人向けの豪華クルーズがマスコミで取り上げれた時代がありましたが、多くの集客があるカテゴリーにはならなかったというのが、私の認識です。その原因を推測すると、高い価格の商品がほとんどであったことがあると思います。富裕層には払える値段だけれども、多くの庶民に定着するのには高すぎたということだと思います。


さて、今はどうなったかわかりませんが、数年前だと、海外における現地出発の観光ツアー(日帰り or 1泊)の場合、日本人向けのツアーに比べて、欧米人向けの英語ツアーは安かったです。欧米人向けの英語ツアーにも、日本人向けのツアーと同じくらい値段のもありましたが、それは超高級ホテルに泊まるような観光客向けでした。庶民向けの英語ツアーは日本人向けの半分以下の値段だったと記憶しています。そして、中国人向けのツアーは、それよりも安かったのではないかと思います。

日本人向けツアーが高かった理由には、高級レストランでの食事、いたれりつくせりの日本人ガイド、少人数ツアー、立派な車の使用、などがあったと思います。つまり、高いことに見合うだけの上級のツアーでしたので、暴利を貪っていたわけではありません。しかし、全ての人がそんな上級ツアーを必要でないのに、そのようなグレードのツアーしか存在していませんでした。


日本人向けのクルーズも、今までは豪華クルーズしかなかったようですが、最近では格安のクルーズが登場したようです。しかし、豪華クルーズを主催している日本の会社が方針を変えたわけではありません。外国の会社の参入によってです。

(抜粋)
これまで富裕層を対象に顧客の裾野を広げてきた日本のクルーズ市場に、外国の船会社が大型船を投入し、格安豪華客船の旅を展開し始めているのだ。

東京発横浜着「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」で釜山・長崎に行く6日間の旅も、10万8000円〜とかなり格安だ。この船は13万7276トンとさらに大きく、アジア最大の客船である。

これらの例を見てもわかる通り、外国船のクルーズは日本船の5分の1で、1泊1万円程度だ。これはクルーを外国人にして人件費を削減しているのと、乗船人数の多い大型船を使用することで実現している。しかし、日本人クルーも乗船しているので、日本語対応は問題ない。

欧米の船会社による格安クルーズが始まったのは3年ほど前からで、そのきっかけは中国の経済成長だ。アジア市場に目をつけて船を持ってくるようになったわけだが、日本にも船を回そうということになった。冒頭にも書いた通り、それまでは格安クルーズというものがなく、日本の客船による豪華クルーズばかりだった。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130112-00000301-bjournal-bus_all

なお、日本の会社のものが豪華クルーズであった要因の一つとしては、日本における規制があったようです。Newsポストセブンの記事「「海のLCC」格安クルーズに注目 上海・東京3泊4日で3万円〜」には以下の記載があります。

(抜粋)
日本では、国内の船を守るために、外国船が国内輸送をすることは禁止されている。外国船が日本をクルーズするには、必ずどこか海外の地点に寄らないといけない規則になっているのだ。このため、今回のサン・プリンセスも全9コースが日本発着だが、海外に寄港するスケジュールになっている。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130106-00000005-pseven-life

格安クルーズという選択肢ができたことは喜ばしいことです。でも、気になることが3つくらいあります。

  • LCC格安クルーズに使う船は乗客定員が多いので、クルーズを年10本くらい運行する会社が複数社登場した時に、それに見合うだけの需要があるか?
  • 外国人もかなり参加するクルーズは日本人にとってOKなのか? 例えば、潔癖を求める日本人の感覚は、世界的には異常です。また、日本人の身辺の安全確保に関する感覚はかなり牧歌的です。
  • 長い期間に渡って多くの人と関わる環境が、現代の日本人に耐えられるか? 日本人の観光客は、団体ツアーから個人ツアーに移行しています。国内でもお座敷列車の需要などは減っています。

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