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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「泣くな、はらちゃん」(日本テレビ、土9)の第1〜2話を観ました。

ドラマ「泣くな、はらちゃん」(日本テレビ、21:00〜)の第1話と第2話を観ました。

主役を麻生久美子、そして、相手役を長瀬智也が務めるこのドラマの脚本は、岡田恵和によるものです。そして、プロデューサは、この枠で幾つものヒット作を生み出てきた河野英裕です。このドラマには、如何なものかと思うところもありますが、基本的にはとても面白かったです。

主人公は、かまぼこ工場(ロケ地は三崎市)において、パートで働いている越前さん(麻生久美子)です。彼女はこの工場において、不満と不安を抱えながらも、何かを変えようとする意志もなく漫然と働いています。

その越前さんが、心の拠り所としていることは、漫画を書くことです。彼女は、自分が会社で主張したいが、実際には言えないことを、漫画の主人公である はらちゃん(長瀬智也)に代弁させています。このドラマは、その はらちゃんが現実世界に現れることになる不思議な物語です。

漫画の世界で生きてきた はらちゃんは、現実世界のあり方を知らないために、騒動を起こすことになります。おそらく、越前さんは、その騒動を通じて成長していくのだと思います。また、漫画の登場人物にとっては神様である越前さんの変化により、今までは おざなりに描かれていた彼らも、厚みのあるキャラになっていくと思います。

会社には、越前さんに片思いする田中くん(丸山隆平)、田中さんのことが好きで、越前さんに何故か突っかかってくる紺野清美(忽那汐里)、そして、パートのリーダーである矢口百合子(薬師丸ひろ子)がいます。
紺野清美は第2話では、新作かまぼこを募集するためのポスター作成において、越前さんに挑み、結果として、越前さんを前進させることになりました。

紺野清美は、時々、路上でギターを引きながら歌を歌い、この曲を田中くんは気に入っているようです。しかし、紺野清美はサングラスで顔を隠しているので、田中くんは誰だか気が付かないようです。私は、越前さん、田中くん、紺野清美の3人に共感するものを感じました。要領が悪いところがいいのかもしれません。

矢口百合子は、冷静な観察者であり、はらちゃんにアドバイスを与える役割を持っているようです。彼女は、薬師丸ひろ子が同じ枠のドラマである「Q10」(2010.10-12)で演じた柳栗子と同じような役です。共演していた白石加代子も、越前さんの母・秀子を演じています。なお、「Q10」のプロデューサも、このドラマと同じ河野英裕でした。

会社の他の人には、越前さんの天敵であるパート社員・長沼さん(稲川美代子)と、工場長の玉田(光石研)がいます。その他の登場人物(現実世界)としては、はらちゃんの弟・ひろし(菅田将暉)と警官(小松和重)がいます。

登場人物(漫画、はらちゃん以外)としては、まず、マキヒロ(賀来賢人)、あっくん(清水優)、笑いおじさん(甲本雅裕)がいます。この3人はおざなりに描かれていることを不満に感じています。この3人の他には、アネゴ気質なカッコいい女性であるユキ姉(奥貫薫)がいます。彼女は、現実世界のことについても知識があるようです。

私が違和感を感じる登場人物は、ひろしと、長沼さんです。第1話も第2話も、ひろしが行った呆れるようなことをキッカケにして、話が動きます。第1話では、越前さんが漫画を描いているノートを外に捨て、第二話では彼女が大事にしている漫画・矢東薫子全集(1〜8)を古本屋に売り飛ばします。このようなことにより話を動かすやり方は、とても嫌いです。

長沼さんは、現在は仕事として行うべきことをしない人です。彼女の越前さんへの評価が変わることにより、彼女自身も変わっていくのでしょうが、基本的に好きなキャラではありません。



越前さんが漫画に書き加えることにより、漫画の世界も変わるという設定は、面白いです。ギターの弦は本来は実際には6本ですが、漫画には3本しか書かれていませんでした。越前さんが残りの3本を書き加え、音符を書き込むと、漫画の世界ではギターから音が生じるようになりました。

第1話の最後では、はらちゃんがギターを引きながら、どよ〜んとした歌詞の歌を高らかに歌い始め、他のキャラも共に歌うようになります。なお、第2話の始めにおいては、はらちゃんがこの歌を歌い続けることに、他のキャラは飽きてしまっています。

それから、現実世界から漫画の世界へは、ものが持ち込める設定のようです。第二話では、はらちゃんが越前さんからもらった かまぼこが、はらちゃんが漫画の世界に戻る際に持ち込まれます。そして、このかまぼこを、他のキャラが味わうことになります。


第3話も楽しみにしています。

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