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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「AKB48 恋愛禁止の掟って、それこそ人権侵害ではないか。」に対する異論

AKB48が有名になって感じることは、AKB48に関してあまり知識がない人が、意見を発信することが多くなったということです。その中には、知識が乏しいという認識さえ持っていない人もいらしゃるようです。

顕著な例が、去年のAKB48選抜総選挙です。AKB48AKB48選抜総選挙に詳しくない人があれやこれや発言し、予想もしました。そしてその一部は、ニュースにもなりました。

特に顕著に感じたのは、政治に関わる方々です。政治にも選挙がありますので、興味をお持ちになったのだと思います。しかし、AKB48選抜総選挙は、1人が1票だけを投じる政治の選挙とは違い、複数投票が可能性です。これは、政治の選挙とは全く違う部類のものですから、政治に選挙に関わってきた経験は、AKB48選抜総選挙を語るには全く通用しないと思います。逆に、的外れになる可能性の方が大きいと懸念します。それにもかかわらず、語られる方が少なくなかったのは、所詮アイドルの選挙だからと軽く見ることが、心の何処かにある人がいらっしゃったからではないかと思います。


峯岸みなみが、お泊りデートを詫びるために坊主頭になった件についても、AKB48に関してあまり知識がない人で、意見を発信していらっしゃる方がいらしゃるようです。発言すること自体は何も問題がありませんし、様々な意見があることは良いことです。しかし、多くの人が目につくようなことになると、支障が起きることもあると思います。

例えば、「AKB48 恋愛禁止の掟って、それこそ人権侵害ではないか。」という弁護士の伊藤和子さんの意見はどうなのかぁと思いました。彼女の意見は、Yahoo!Newsがトピックニュースとして取り上げました。

伊藤和子さんの文章を読んだあとの印象は、AKB48への理解が十分にされておらず、今回の件を的確に把握していない可能性があるということです。もしかしたらば、AKB48に関して間違った見識を持っている人の情報に基いて、または、脚色を加えることが多々あるメディアの記事に書かれていることに基いて、今回の意見を書かれたのかもしれません。


伊藤和子さんによる「丸刈りになって反省の決意を示さなければ、やめさせられてしまう、という認識があったからであろう。」という理解は、間違ってると思います。峯岸みなみ は、自分が解雇されることがないことは、分かっていたと思います。アイドルだから認識能力が不十分だと考えていらしゃるのならば、それは大きな間違えです。彼女が坊主頭にして反省の決意を示したのは、お泊りデートにより人気が下がることを、防ぐためという色彩が強いと、私は思います。なお、私は、彼女が反省していないとは思っていません。

伊藤和子さんは、恋愛禁止令というものに対しても、深くは理解していないように見えました。AKB48のメンバーは、恋愛をしてはいけないわけではありません。AKB運営が、実質上のNGを出しているのは、恋愛をしていることがファンに分かることです。簡単に言えば、ファンが分からなければOKなのです。この捉え方は、AKB48ファンの多くが認めるものではないと思います。しかし、当事者から少し離れた者の方が、モノゴトは見えやすいということは、よくあることです。

恋愛をしていることがファンに分かると、アイドルとしての価値が下がります。ファンではなくなる人もいるでしょうし、ファンとして出費する金額が少なくなる人もいると思います。人間であるアイドルを商品として見なすことには、伊藤和子さんは違和感を感じるかもしれません。しかし、例えば、芸能プロダクションにとって、タレントが商品であることは事実です。

伊藤和子さんにとって、商品としてイメージしやすいのは普通の店で売られている商品だと思います。店舗の広さには限りがありますので、売れ筋の商品であるか否かによって扱いが違ってきます。人気がある商品は、目立つところに展示されてます。ごく普通の人気である商品は、ごく普通に展示されます。そして、一部の人のみに人気のある商品や、あまり売れていない商品は、客のリクエストに応じて出されることになると思います。

AKB48を筆頭とするAKB48グループには100人以上のメンバーが所属しています。それらのメンバーは、均等にメディアに登場するわけではありません。商店の例では、「目立つところに展示されている商品」に該当するメンバーもいれば、そうでないメンバーもいるということです。峯岸みなみは、「目立つところに展示されている商品」でした。しかし、お泊りデートによって彼女は、「客のリクエストに応じて在庫から出される商品」の扱いになった。単にそれだけのことです。

峯岸みなみは、研究生に降格されました。しかし、研究生であった光宗薫(元・AKB48)がテレビ番組に出演できたように、峯岸みなみがテレビ番組に出演することは可能です。今までとは違うのは、AKB48に出演依頼が来た場合には、彼女は出演しないということです。タレントとしての峯岸みなみにオファーが来た場合には、今までと同じように出演ができます。つまり、峯岸みなみ としての人気が問われることになるのです。

峯岸みなみが正規メンバーに再昇格することになる時期については、私は推測がつきません。確実なことは、6月に行なわれると思われるAKB48選抜総選挙における順位が、大きく影響することです。AKB48選抜総選挙は、メンバーの人気と、各メンバーの過去一年の活動が、評価される機会です。そして、その結果が、それ以降におけるメンバーのメディア出演の機会などに、影響します。したがって、メンバーとファンにとっては非常に重要です。

…ということで、峯岸みなみは、お泊りデートの件により、人気が格段と下がることを避けなくてなりませんでした。そのことも考えの一部となって、反省を示すために一番有効だと考えたのが、坊主頭になることだったと思います。私は坊主頭になることが最適だったとは思いませんが、彼女の選択はそうでした。そして、重要なことは彼女自身の選択であったということです。


伊藤和子さんを含めAKB48に詳しくない人の中には、女性アイドルグループのメンバー女性が坊主頭となったことで、特別なものを感じる人がいると思います。しかしながら、AKB48はグループとしてはアイドルですが、全てのメンバーがお姫様扱いのアイドルというわけではありません。峯岸みなみは、指原莉乃と共にバラエティー担当の2TOPになっています。

この二人の特徴は、バラエティーで受けを取るならば身体を張ることを厭わないということです。例えば、指原莉乃の場合は、熱湯風呂とか、氷風呂を引き受けています。もちろん、アイドルとしての制約がありますから、珍獣ハンターとしてのイモトアヤコのようなことはやりません。

私が言いたいことは、峯岸みなみは、例えば、女優の長澤まさみ綾瀬はるかと同じように職業意識が高いということです。この二人は、「世界の中心で、愛をさけぶ」の役のために坊主頭になりましたが、強いられたわけではありません。二人は自分で役作りのために、それを選択したのです。それと同じように、峯岸みなみは、強いられなかったけれど、坊主頭になった…。単にそれだけのことです。そして、それ以上の解釈は、誤った考えの源泉になる可能性があるので、避けるべきだと私は思います。


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